
先日 湯の街 熱海で発生したトラック暴走事故。
被害に遭われた方々には、お見舞い申し上げたい
と思います。
日が経つにつれて、様々なことがわかってきたようですね。
発生当初から、事故をおこしたトラックのドライバーが告白
していたように「ブレーキがきかなかった」というのは
まちがいなさそうです。
でも、ニュースではあまり報じていませんが。
スピードを制御する工夫をどこまでしていたのかは大いに疑問です。
まさか最大積載量の二倍もの過積載をした状態で、フットブレーキだけを頼りにあの急坂を降りようとしていたのか、あるいは、エンジンブレーキやディーゼルエンジンの強烈な排気ブレーキを併用したのか。
このあたりを捜査当局がどこまで把握しているのか。個人的には、さまざまな問題が浮き彫りになっているように思っているので、改めてブログにしたいと思います。
ところで、事故をおこしたトラックが走ってきたとされる熱函道路。
その昔 何度か通ったことがあります。函南から熱海に抜けるときのあの下り急勾配のワインディングロード。ご存知ない方にわかりやすく説明すると、まるで真下に堕ちていくような道です。
はじめて通ったときは面食らいました。ついついフットブレーキを踏みたくなるのですが、
至る所に【エンジンブレーキを】とか【セカンドギア使用せよ】とかそんな看板がいっぱいあり、
下り坂の何箇所かに【緊急避難場所(無舗装の登り坂)】がある道路だったと思います。
はっきり言って、【スピードを出さなくてもスピードが出る道】です。
積極的にエンジンブレーキを効かせ、シフトダウンをしてスピードを控える。
これが鉄則の場所だと思います。
そうは言っても「エンジンブレーキを使う(シフトダウンする)と燃費が悪くなるでしょ」
かくいう私も、かつてはそう思っていました。
同じスピードでシフトダウンをすると、エンジン回転数は必然的に上がるから。
たしかにガソリン車でも4000回転近くまで回すと、エンジンブレーキを使っても燃料は浪費されます。
でも、うまく使うと大幅に燃料は節約できます。なぜなら燃料カットが働くからです。
最初は私も疑心暗鬼でした。とりあえず思い当たる下り勾配の道路で、
(後続車との車間距離がとれているのを確認したうえで)フットブレーキを使わないで
どこまで走れるかを試してみて。
それが正しいことだということを確認してからは、流れに沿って走行しつつも
可能なかぎりエンジンブレーキとシフトダウンを積極的にしています。
勾配のない道の平均燃費の1.5倍位で走ってくれるときもあります。
高速道路でも、4%程度の下り勾配は探せばいたるところにあります。
京都から近いところでは、 新名神高速道路の東行の【鈴鹿トンネル~亀山ジャンクション】
首都圏だと 東名高速道路下り線の【駒角PA~沼津IC】静岡県内なら下り線の【相良牧之原~菊川IC】とか・・・。
それらの道を走行しているとき、ここぞとばかりにスピードを上げ、車間距離を詰め、ブレーキランプを何度も点灯させながら右車線から追い越していくクルマを尻目に燃料カットをさせながら安全速度で走るのもなかなか楽しいですよ~。
一般道路の三桁国道でも、山あいから降りてくる道などは、エンジンブレーキ多用すると、
ECO&SAFETYの一石二鳥であることうけあいだと思います。
私の場合は、一人で走ることが多いのですが、
時々多人数・荷物満載などで走るときなどは、意識してエンジンブレーキを多用しています。
多人数でお乗りの諸兄であれば、体感効果は違ってくると思います。
たまにはのんびり走ってみるのもいいですよ~。
☆☆☆
Posted at 2012/05/16 22:40:08 | |
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