
最近ECONAVI EZ号(電チャリ)を使うことが多くなり、
クルマでは避けていた細街路(生活道路)を走ることが
多くなったある日に通った道幅の狭いこの踏切。
写真には写っていないのですが、【四輪車通行禁止】の標識
がある道幅の狭い踏切です。
大きくなった昨今の軽自動車なら、脱輪スレスレかギリギリ
通れない位の道幅です。
写真に写っている踏切のこのあたりだけところだけ狭くなっています。
前の日まで雄々しく立っていた【赤いパイロン】が壊されておりました。
パイロンがちゃんと立っていれば、迷って入ってきたクルマがもしいても通ろうとはしないでしょう。
でも、「この状態ならいつか誰かがどかせてしまうかもしれない。」
そう思って先日夜に家に帰ってから、電話番号をしらべてこの踏切を通る叡山電鉄に電話をして
みました。 おせっかいな性格なので。
駅員さん「ハイ!叡山電鉄でございます」
私 「あの~沿線を通りがかる通行人なんですが、遮断機のある警報機の踏切に置いてある
赤いパイロンがこわされているので、連絡させていただきました。場所は【八●前】駅の
プラットホームの北側にある踏切です」
駅員さん「あ~あそこの踏切ですね。場所はわかります。ただ、あのパイロンは弊社が置いたもの
ではなく・・・定かではないのですが、沿線住民のどなたかが置いてらっしゃるようなん
です。ただ、それがどなたなのかは把握しておりませんので連絡することもできなくて。」
これをきいて、なんだかほのぼのした気分になりました。
日付がかわったので一昨日前のことなのですが、この日の夕方に、ちょっとしたバトルをしたあの
カーディーラーの店長の言葉づかいと対照的な(=月とスッポンの差)物腰の柔らかさ。
パイロンを壊したのは、もちろんどこかの不届者であって電話応対に出てくれた駅員さんのせいでも
なんでもないのに、申し訳なさそうに説明してくれるなんて。
それもありますが、話し方から察するに 、京都市に対し沿線住民の方かどなたかが【ポールの一つ
でも安全のために立てる】ことを要望している事情も遠回しに教えて下さったことにも感銘をうけ
ました。
なんか世知辛い昨今、
・他人への迷惑を考えるより、我が身の都合を優先し
・やたらと自己弁護をして何でも他責にして、
・自分の立場を守る為に、平気で嘘をならべて言い訳し、
・素直に謝ることさえできない
こんな、とても日本人とは思えない理解不能な人物が多くはびこる中で、
私財を投入して公共の安全のために目配りをして下さっている沿線住民の方(方々)。
当日に壊されたパイロンのこともきちんと把握されている叡山電鉄の駅員さんも素晴らしい。
まだまだ、我が日本も捨てたものではないなあ。と嬉しく思いました。
叡山電鉄は、何年か前に、大手私鉄の傘下になり、社名も変更されました。でも、この良い伝統は、
こどもの頃八瀬遊園地のプールに連れて行ってくれたり、鞍馬寺に遊びにいったりした頃となんら
変わっていない【都会の中のローカル線】の暖かさ。すばらしいです。
久しぶりに叡山電車 乗ってみたくなりました。
☆☆☆
Posted at 2012/08/04 01:26:04 | |
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