
梅干しを求めて若狭へ行った帰りに、
出逢ったE350ステーションワゴン。
そして、レーダーセーフティパッケージの
その素晴らしき性能に感服し、
この高級車を乗りこなしていた
ドライバーさんの上質な運転マナー
に感動したというのが今宵の話題です。
(きょうは長編です。)
”道の駅 若狭小浜”の目の前に舞鶴若狭自動車道の小浜インターがあったこと、そして既に夕暮れ
時だったこともあり、一度は高速道路に乗ったものの。
「せっかく来たんだから、
栗尾峠と
御経ヶ坂峠通って帰ろう。」とルートを変更して周山街道へ。
この冬にも開通すると言われている
バイパス(トンネル)が見えてきました。
新しい通りやすい道ができてしまえば、おそらく閉鎖されるでしょうから、
あと何回通れるかと来た時は思わずココロが躍ります。
中腹を過ぎたところで、前方に車列を発見しました。
もうすでに連続する下り勾配です。
前のクルマは、メルセデスのミドルワゴンでした。その前は日産の旗艦ミニバン。
「あーこれで峠の愉しみ半減だなあ。」と少し落胆しました。が。
その後およそ20kmのクルージングがステキなものになろうとは。
まだ明るいとはいえ、19時のニュースはスポーツコーナーの時間。
だからライトは点灯しています。
峠は急な下り坂のコーナーが連続する場所です。
さすがにミニバンはフットブレーキを踏んでいますが。
メルセデスさんは。「あれー!球切れ?」とその時は思ったのですが。
しっかり点いています。ハイマウントランプも明々と。しかもポンピング・ブレーキでした。
何度も通り慣れているから、知っていました。
急な下り坂のカーブが終了するところには、おまわりさんの駐在所があって信号があることを。
初めて通るドライバーさんは時々急ブレーキになることもある場所だから、予告ブレーキを踏んでくれ
ていたんだなあ。と気づきました。 「さすがは高級車だね。」
そしてしばらく走っていたら、信号のないはずのところでも。
どうも緊急工事で片側通行の信号があったんですね。
ちょっと一息の合間に。クルマをチェック。左には”E350”、そして右には”BlueTEC”の
エンブレム。
「あーやっぱりオートマでしょ。」日本に輸入されるSLKが久しぶりの3ペダルマニュアル車なんだし。
マニュアル車ではないことにがっかり。
というのも、わたしは山間部の走行では日頃から 前方車とも後続車へも車間距離を空けて走れる
ときは、シフトチェンジとエンジンブレーキを五感で操って走るのがこの上なく好きなのです。
日頃ゴーストップの多い市街地では、なかなか味わえないですから。
京都市街に着くまでは、ほぼ下り坂だしカーブも多いところ。「マニュアル車にしてよかったなあ。」
と思えるかどうかは、前方車次第。のハズでした。
笠トンネルにさしかかり。トンネルを抜けるとすさまじい急な下り坂しかもワインディングです。
「どうせブレーキ踏まれまくるから、(車間距離を)空けておこう。」と。
でもそれは違っていました。その前のミニバンも車間距離を空けていたこともあったのですが。
ミニバンはコーナーで時々ブレーキランプをつけますが。
メルセデスさんはテールランプだけです。
こんなカーブでも。
御経ヶ坂の急な下り坂にさしかかっても、
セカンドギアでもペダルに足がいきそうになっても、
全く動じないで、まるで白鳥のようにスイスイと。
でも。今までのカーブや勾配に比べれば、なんてことはないコーナーで、ブレーキランプが久々に
点きました。(およそ17km前以来です)。
500m前から片側工事の予告看板が何回か出ているのはチェックしていました。
でも、停まらなければならないかもしれない時にだけ、ピカっと点灯なんて。シブいですね~。
あとはゆるやかな下り坂。少しペースが上がっていたので、
市街地との分岐点『福王子』の交差点で、先にいかれてしまいましたが。
紹介したのには、ワケありでして。ごらんのとおり完敗でした。
日頃から車間距離は空けて走ってはいますが、大抵の場合は追いついたらまず置いて行かれること
なんてほとんどありませんでした。
もちろん、常識的なスピードの範囲で。この日もそのはずが。
ほとんどついていくのも大変で。それでいて追いつくところは何故か急なカーブの所で。
逆にこちらが先にブレーキに足がいってしまう始末でした。
この20kmそこそこの道のりの途上での驚くべきシーンの謎解きをしていました。
「もしかして、パドルシフトでギアチェンジしまくっているのかなあ。」
それくらいしかわからなくて。ホントは2日前にブログアップしようと思ったものの。
色々調べているうちに日が過ぎました。
そして、このカラクリが。調べているうちにうちに。
最初は
『BlueTEC』がクリーンディーゼル車であることも知らず。
「やっぱりディーゼルだからエンブレがきいたのかも。」と思い。いやちがうと。
コンソールには、シフトレバーがないから
「もしかして、このパドルシフトをつかいまくっていたのかな。」とも思ったのですが。
どうもクルマの性格からして考えにくいと。
そして
”レーダーセーフティパッケージ”なるものの存在を知り、その非凡さに驚愕した次第です。
車間距離を一定に保つシステムの存在を知らなかったわけではありませんでしたが。
TV CMなんかでヘンなイメージをもっていて。 「所詮は人間サマの五感に優るものはない。」
と思っていて、「ながら運転を助長するような装置なんてつまらんだろう。」とある意味偏見をもって
いました。
いろいろなページをネットサーフィンしていて、試乗記などをみると、「せいぜい日本では高速道路
ぐらいしかその恩恵に預かれない」なーんて書いてありましたが。
なんのなんの。走る愉しみがある一方で、冷静にスピードコントロールが要求される峠道。
自分で画像編集をしてみているうちに。
前をいく『E350』さんが、あらかじめ適正なスピード(しかも最速の)に常にコントロールしていて、 冷静に自車の身の丈を最大限に生かしてクルージングしているその素晴らしさに思わず鳥肌がたった次第です。
それに加えて、冷静なドライバーの判断の的確さ、そしてセットしたスピード設定の適正さにも感服
です。
メルセデスのホームページにもあるように、「この装置は”自動運転”ではありません」ということを
ちゃんと理解して、機械任せにせず、後続車のための的確なサインは忘れていないというところ。
それに、さきの画像で紹介した『メルセデスさんのブレーキが点いた場所』は、すべてドライバーが
操作したものであるという事実も。
凄いです。セッティングに反してアクセルを踏んだり、むやみやたらに高速度に設定すれば、暴れ馬
にもなるし、ブレーキランプはもっと頻繁に点いていたハズですからね。
久しぶりに高級車然としたクルマを見たようで。そして夢の中のできごとのようでした。
もし今度出逢ったら、もっと近い所まで寄って走ってみたい と不穏当な思いも抱かせるほど。
そして、もっと自分の五感を磨いて、また一緒にクルージングしてみたいと感じました。
☆☆☆
拙い私の説明じゃわかりづらいと思いますので。
こちら に動画サイトも貼りつけておきますね。