
5月の半ばに、こんなできごとがあったとは、
知りませんでした。
ここで幼い命が奪われました。
このできごとの およそ一ヶ月前に京都府で立て続けに起こったあの事件に比べて被害者が少ないとはいえ。
あまりにも報道しなさすぎです。関西在住ですが、たまたま見た夕方の民放のニュースでこっそりしていただけ。
タイトル画像は、加害者が見えていた視界で、赤いX印が悲惨なできごとの現場です。
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大阪・中央区の小1女児死亡事故:「加害者に厳罰を」 両親、魂の叫び 賛同署名2万人超、
地裁提出へ /大阪
毎日新聞 2012年10月02日 地方版
大阪市中央区玉造2で5月、児童の列に車が突っ込み小学1年の女児が亡くなった事件で、両親が加害者の厳罰を求め署名を集めている。「落ち度のない子供の命が奪われても、交通犯罪では『過失』『運が悪かった』と軽んじられる。命の重みに見合った処罰をしてほしい」−−魂の叫びに2万人以上が賛同しており、両親は3日、大阪地検に署名簿を託す。公判で裁判所に提出される見通しだ。
事件当時、小学1年の有井千織ちゃん(6)=中央区=は学童保育の指導員に付き添われ、3人の児童と縦1列で歩道を歩いていた。視界を遮る植栽も駐車車両もなかったが、加害者の男(66)は、奥にある路地に入ろうと歩道に車を乗り上げ列に突っ込んだ。
男は現行犯逮捕後、自動車運転過失致死容疑で書類送検された。前方不注視を認める一方で、「一時停止した」「方向指示器を出した」など目撃証言と食い違う供述もあり、両親の勝俊さん(38)と純子さん(38)は「普通に運転してさえいれば、避けられたはず。裁判で真実を明らかにしてほしい」と願う。
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加害者が右折時に、ちゃんと前をみていればおこりえない悲しいできごとです。
加害者の供述が報道のとおりであれば、明らかに矛盾しています。
もしこの道路で、対向車をやりすごして一旦停止を歩道の手前で(法規通りに)ちゃんとしている
のなら。
たとえ相手が、歩道をクルマの後方から、飛び出すように出てくる自転車であったとしても、
接触するはずは ないと断言できるでしょう。 ましてや、人命を奪う事態には。
100%なりえないということは、一般人のドライバーである 私にもわかります。
この記事には書いてありませんが、わたしが見たTV報道によると、
・加害者は、略式裁判で罰金刑になった。
*(訂正) ”略式裁判になった”のではなく、正確には”略式裁判になろうとしている”です 。*
・加害者は、被害者遺族(両親)に対して、一言の詫びもしていない。
ということでした。
ニュースには、殊に交通事故・交通問題には関心をもっているつもりですが。
およそ一ヶ月の間に、全国から2万人を超える署名が集まったということですが。
亀岡の『あの事件』は、TVニュースで街頭署名のようすが報道されていましたが、
被害者少女の両親が署名をよびかけていることを、知っていたら。
と思うと、残念でなりません。
それにしても。
加害者のでたらめともいえる供述を鵜呑みにして、略式裁判とは。
あぜんとして声もでませんでした。
8月に新聞から読み落とした記事(↓下記サイト)も読んでみて下さい。
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Posted at 2012/10/03 23:58:37 | |
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交通問題 | 日記