
前々回ブログのつづきで国道の話題です。
とはいえ、
√421は整数では ないので。
重複国道ではありません。
あの日にみたニュースの中で、こんなトレーディングカードも紹介されていました。
酷道~国道とは名ばかりで通行不能(困難)な道~
これを見たとき、15年ほど前のあの日の記憶が蘇り。
その道のことを調べて行くうちに。便利な道になったことを知り。
あの時の記憶をたどりながら。昨日全線制覇してきた国道の話題です。
昨日の炎天下の中の画像をみていただきながら。
国道421号線。
西は滋賀県の八日市市から東は三重県の桑名市を鈴鹿山脈を横断する国道。
あの時は、名ばかりの国道で、まるで京都郊外の花背峠や百井峠にもひけをとらない とんでもない山道で、決して軽い気持ちで「近道だ」というだけで通ってはいけない。 まさに酷道そのものでした。
そうとは知らずに、夜には真っ暗なこの峠を走ったときは。明るめのヘッドライトも全く進行方向を照らしてくれず、フォグランプもハイビームも全く役に立たず。
ハザードを点けっぱなしにしてこの難局を切り抜けた鮮明な記憶がありました。
(コーナリングランプが役にたちました。)
滋賀県側の山道を登り切り、「やっと三重県だ。」とカーナビを横目に待ちわびた瞬間。
まるで防空壕かと見間違うこんなものが昔はありました。
15年前の記憶から。
名古屋に住んでいた頃で、週末を利用して実家の京都に愛車
セフィーロ・ワゴンで帰郷
した帰りの事でした。
その頃は、新名神高速道もなく、名古屋高速も名神や東名の主要インターへのアクセスも不十分
でしたので。
そのころのルートは名神・一宮インターから東名・名古屋インターまでの少し大回りルートしかなく。
週末夕方のお決まりは
『名神一宮インターを先頭に〇〇km渋滞』でした。
「週末の行楽帰りのラッシュっていやだなあ。」
なにせ私は渋滞が大嫌いなので。後先を考えずに思わず高速道路を降りてしまうことも
しばしば。
と、そのころ自慢の愛用カーナビ(アルパインのDVDナビ)で名古屋市天白区の自宅までのルート探索をしてみたときのことです。
もし今このルートを通るとしたら。
この新名神経由のルートが時間も距離も断然早いのですが。
もちろん15年前にはありません。
現在のカーナビも5ルート探索ができますが、このころの”おおらかさ”がなくなり、
“距離優先”を選択しても、せいぜい国道1号線経由でしょう。
でも、あの時のDVDカーナビは。
こんなにも 距離的に大変魅力のあるルートをみつけてくれました。
「名神八日市インターで降りて、東名阪桑名インターでもう一度乗ればいいんだぁ。
すげぇ。よーし。ここにしよう。」と。季節は今頃と同じ真夏だったと思います。
ここ数年ならば、県境の山あいを好んで走っていて、それなりに怖さを知っていますから、きっともう少し調べてからにしたと思いますが。無謀にも行ってしまい後悔したものでしたが。
今は、
このように、石槫トンネルがおよそ2年前に開通していたことをネットサーフィンして知り。
思わず実走してしまいました。
「三重県方面通行できます」
八日市インターから名神高速を降り、国道412号線をしばらく走っていて、この電光掲示板をみた
ときは、その実感が伝わってきました。
山あいではあるけれど、走りやすい道で、このあたりまで来ると、だんだん涼しくなりいうことなし。
永源寺ダムにさしかかると、道幅はあのころのように狭いのですが、
4トン以上のトラックとの離合はキツイかもしれませんが待避所が所々あるので走りやすいし、
水辺が近い山あいなので涼しさとレナード効果で心地よく、
このように登坂車線もあって、道幅も広く走りやすい道が続き、
登坂車線が終わると、待望のトンネル入り口が。
道幅は狭いながらも、アクセルオフでもスピードが維持される下り勾配がひたすら4km近く続き、
(常に燃費計はMAX~リッター50km~を表示していましたヨ)
トンネルを抜けると、さらに8%位の急勾配で、
安全速度をキープするには、勇気と技が要求されるような道ですが、これなら夜でも安心して
通れるし、
あとは、こんな平和な状態でした。
冬場は、チェーンかスタッドレスタイヤは必要かもしれないし、三重県側から西への走行は、急な上り坂が長く続くので、あまりメリットはないかもしれないけれど。
西から東へのルートは。新名神高速道路も未だ完全に開通しているわけではないことが災いし、
「亀山ジャンクションを先頭に四日市インターまで〇〇km渋滞」という二桁渋滞が週末の夕方の東行きの日常です。
でも、昨日通った
名神・八日市インター~R421~東名阪・桑名インターというこのルート は。この渋滞区間からは外れています。
昔のように、名神高速道を経由しても、時折渋滞する名神一宮インター以西が渋滞する時も、
八日市インターあたりだったら、まず渋滞にかかることはありません。
東名阪自動車道の大渋滞でイライラするよりは気持ち的にも走りやすいし、
冬場はちょっとキツイかもしれませんが、それ以外の季節のハイシーズンならば。
【隠れた格好の抜け道】になるかもしれませんね。
滋賀・三重県境の 壁 はなくなり、昔のような”2トン車以上通行禁止”という表示はないものの、
急勾配は残っているから、県境を越えるトラックはほとんどみかけなかったです。
ちょっと隠れた穴場です。
今や押しも押されぬ 世界一の高速鉄道である東海道新幹線が計画されるよりも、もっと前の昭和 初期頃に。 大阪-京都-名古屋を結ぶ
名古屋急行電鉄の計画があったそうで。
かつての難所である この
石槫峠(いしぐれとうげ)あたりを通す計画があったそうです。
渋滞をさけてスイスイ。ハイシーズンには試してみる価値はあるかもしれません。
☆☆☆