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イイね!
2013年06月30日

フォルクスワーゲン・ゴルフVII TSIハイライン

もしかしたら買っていたかもしれない車。

まあ時期的にVIなのかVIIなのかは微妙な頃でしたけども。

では結局何がその分水嶺になったかって言ったら、ディーゼルでMTじゃね?っていう。
ディーゼル+MTは心の原点でありますゆえ´・ワ・`
ダウンサイジングターボ+DCTは次点。

***
一言で言うとものすごく薄味になった気がする。

いや、ワールドデファクトスタンダードであるゴルフに薄味がどーとかっていうのはちょっと違うような気がするけれども、ゴルフVIで感じた、限りなく普通なんだけれども、普通な素材・コーディネートをしてるのに異様なまでの精度感・品質感、そして懐の深さみたいなものが、VIIではちょっと落ちた気がする。

まあなんというか、アウディの一周遅れで「プレミアム」なあざとさを狙ったのが、逆に裏目に出た感じか。

結局、新型ゴルフの最大のテーマが「コストダウン」だそうなので、たぶんその辺りを補うために分かりやすいところで攻めたんだろうけれども、逆にこういう所に踏み込むっていうのはフォルクスワーゲン的には相手の領分に踏み込むことにも繋がるんだから、いくら仕立てが良くても分が悪いよなあって。

相変わらず好みを別とすればこの価格帯の車の中ではベストな選択肢であるのは変わっていないと思うけれども、ちょい微妙。

***
ドラポジやシートの感じなんかは、アテンザと一緒だね。

ゴルフVIのときはシートに凄いボリューム感を感じて、ここが一番すごいと思ったポイントだったんだけれども。

悪くはないけれども、一番退化したと思うところは、ここかな。

***
デュアルクラッチトランスミッション、フォルクスワーゲンではDSGと呼んでいるけれども、これは今までのものと比べて更に洗練された。

シフトショック、全くゼロ。
微低速域でのマナー、完璧。
レスポンスはこれだけのスムーズさを誇りながら最速。
クリープも基本的にATのように振る舞う(時々前に出ないこともある)

まあ、MTベースであるところの、どうしてもギアの合わない領域でのギクシャク感みたいなものは、こういう構造では誤魔化しようがないので、そういうところで空走感とかがある瞬間は、たまにある。

でも、すごく良く出来てるけど自動制御のMT的なところも残していた以前のものと比べれば、ここはホントに良くなった。

***
ただ、ドライブトレーン全体で見てみると、先代までのようなトルクの塊感というのは無くなった気がする。

現行型からフォルクスワーゲンのTSIエンジンは実はDOHCになった。

別にDOHCになったからといってスポーツとか高回転とか言うのは昔話であるけれども、やっぱりDOHC化に伴うフリクションの増加なのか、なんだかんだで市場の要求(なんで見てくれのパワーはこんなに無いねんみたいな)に屈したのか、1.4リッター、つまり以前乗った1.2リッターよりもトルクでは有利なはずなのに、なんとなくDSGが多用する2000回転辺りまでのトルク感が無くなった&ターボラグみたいなレスポンスの悪さがあった気がする。

逆にアクセルを踏んで引っ張ったときのフィーリングなんかは前より良くなった。
前のはなんか色々と回す気の失せる感じだったからねw

でもこの辺りって、ホンダとかBMWも似たような低回転特化のエンジンをよく作るけれども、なんだかんだで市場に理解されなくて結局当初のコンセプトを崩してくいのは一緒・・・。

最近はダウンサイジングコンセプトでやっとそういうのが理解されたと思ってたし、良くも悪くも唯我独尊のフォルクスワーゲンなんだからより進化していくと思ってたけど、結局ダメだったんだね。

***
アイドリングストップは改良された?

先代のものはエンジンを止めるのも遅い・始動させるのも遅いで非常に印象が悪いものだったけれども、新型のものはレスポンスの点でも他社の平均的なレベルに追い付いた。

まあそれくらいか。

***
足回り。

ここでちょっと話を脇道に逸らすけれども、新型からゴルフはリヤの足回りがエンジンによって差別化された。

1.2リッターモデルはゴルフ伝統のトーションビーム式に戻された。
1.4リッターは先代までと同様のマルチリンク(4リンク式)。

で、量販グレードたる1.2リッターはこの足回りが変わった事を憚ってか、現時点ではVWJの意向で1.4リッターしか試乗車が用意されていないのだというw

別に足回りの形式がどうだからといって必ずしも良い悪いが分かれるわけではないけれども、従って今回乗った車も1.4リッター。但し、それに加えてこの試乗車にはDCC(セミアクティブサス)が装備されていた。

だから、普通の1.4リッターともさらにちょっとフィーリングが違うと思う。

セミアクティブだからある程度はどうとでも出来るといえばそれまでだけれども、ノーマルモードでの乗り味が先代と比べるとかなり硬質な感じになった。

先代のものは非常にストローク感のある、ともすればすごく柔らかく感じるものだったんだけれども、今度のは非常にフラット感の強い感じになって、ストローク感という意味ではあまり感じられなくなった。

でも、これで路面から煽られずにしかもしっかりと路面からの入力も上手くシャットアウトして結果として非常にスムーズな乗り心地も確保しているから、アクティブサスは偉大というか。

ちなみにコンフォートとかスポーツモードとかもある。
スポーツは試す気がなかったけど(ぇ)、コンフォートは試してみたけれども、コッチはクラウンの乗り心地だw

街中でチョイチョイ角を曲がったりする分にはノーマルと殆ど差は感じないけど、ちょっとハイペースで路面のアンジュレーションを越えたりすると、ブワーンと長い周期で車体が揺れるw

だけれども、柔らかく制御する分だけ逆にコッチのほうが初期のストロークが出るのか、路面に張り付くような感じが逆に強くなる。

まあこの辺りもアクティブサスで柔らかくしつつも肝心なところは締めるということもできるので、船のように揺れ続けるような乗り心地一辺倒ではないだろうけれども。

どちらにせよ、先代までのような如何にもなストローク感は、新型はあまりない気がする。

でもやっぱり基本的に言える部分って、欧州勢ってサス(車体)が伸び上がるときの動きを制御しようとするよなぁと。

話は戻るけれども、結局ノーマルモードで非常にフラット感の強い乗り味である反面乗り心地も全く損なわれていなかったのって、なんだかんだで足が動くこと自体は否定しないけれども、ボディが動くことは拒否するっていう感じでセッティングしているんだろうと。

アテンザなんかだとこれが逆なんだよね・・・。

***
うん・・・まああと3ヶ月でも出るのが早ければ・・・なのかなぁ・w・

一応、1.4リッターでDCCを付けただけの車なら値段一緒だけど・・・。

革シートとかサンルーフとかまで付けたら50万高くなるけどねw
あとはナビか。

でも、個人的には先代のゴルフなんかだと1.2リッターの素のグレードを敢えて乗るのが一番魅力的だと思ってたから、1.4だのDCCだのはあんまり必要ではない。
だから、見てくれの装備は充実しても、本質的な部分で差別化された今度のは微妙なんだよなぁ・w・
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Posted at 2013/06/30 16:41:21

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