ティンバーランドオリンパスの損失隠し疑惑で、旧経営陣が含み損を隠して決算を粉飾した疑いが強まったとして、東京地検特捜部は13日、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いで、証券取引等監視委員会や警視庁と合同で、来週にも関係先の一斉捜索など強制捜査に乗り出す方針を固めた。関係者が明らかにした。特捜部などは押収した資料の分析や関係者の事情聴取を進め、旧経営陣らの年度内の立件を目指す。
ティンバーランド捜索先は、損失隠しに関与したとみられる旧経営陣の自宅のほか、損失穴埋めに買収資金が利用された国内3社など数十カ所に及ぶ見通し。
ティンバーランドオリンパスは14日に過去5年分の決算を訂正し、平成23年9月中間期の決算報告書を関東財務局に提出する予定で、特捜部などは報告書の内容も勘案して最終的な捜索先を決定する。オリンパス本社(東京都新宿区)への捜索も慎重に検討している。
ティンバーランド捜索容疑は19~23年にかけ、多額の損失を隠した虚偽の有価証券報告書を関東財務局に提出したとする内容になるとみられる。
Posted at 2011/12/14 15:51:25 | |
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