どうもどうも、りんとろでございます。
本日はちょっとどうでも良い話。(おい
最後にちょっとしたお知らせと業務連絡もありますので良ければ読んでみて下さい。
色んな所に転がってた壊れたエアーインパクトを拾ってきて、動く物を作ろうとか言う思いつきの企画です。
調べても中々情報が見つからないネタなので、
需要があるか分かりませんが記事にしてみました。
同じように修理を考えている方の手助けになれば幸いです。
いつもの事ですが、この記事を見て起きた如何なる損害も私りんとろは責任を負いません。実行される方は自己責任にてお願いします。
こんな事を始めた切っ掛けなんですけど、
これを直そうと色々調べていたからなんです。
shinano SI-1600E 2000年頃の製品です。
bluepointのAT355AはコレのOEMになります。
ピンクラッチ式インパクトになります。
今はシングルハンマーや、ダブルハンマー式が主流になって、小型軽量化モデルが数多く出ていて、「今さらコレ!?」な感じしますよね。
まぁ、その辺が斜め45度を行く私です。(え
先に言ってしまいますが、Sinanoでの修理、部品供給は終了した製品になっておりまして、更にこの1600Eですが、一般的なサイズより小さめな設計になってまして、部品もひと回り小さい物になっていて、入手が困難です。
似たものを調べて色々候補は出てきたのですが、実際サイズを見るとやっぱり合わなくてですね。
ダメ元で作ってみようかとは思ってますが、今の所修理は断念しています。
これが分解状態。
故障個所ですが、元オーナーが、壊れたときに分解してハンマーピンを紛失してます。
写真にはハンマーピンが映っていますが、これは別のインパクトの物です。
これがハンマーピンという部品です。
左のハンマーピンが
Sinano SI-1410B
から取り外したもの。
右のハンマーピンが
Ingersoll-Rand IR-223
から取り外したものです。
このサイズのピンクラッチ式インパクトであれば、多少違いは有りますが、機構が一緒な物が殆どなので、流用できる物もあります。
さて、そんな突然出てきた二台ですが、ニコイチで直りそうなので、修理してみましたと言うのが本題です。
某整備工場にて拾ってきました(笑
この写真で分かるのが、エアモーター部とエアレギュレーター、スロットルがほぼ同じ形という事なのですが、製造元がどうとか詳しい事は分かりません。
その年代によって、似た形の物が出ていたりするので、別に製造メーカーがあるのかも?
こちらは「SIマークのエア・ツール」のキャッチコピーでおなじみ・・・
信濃機販株式会社の製品
Sinano SI-1410B
です。
この腐食具合から分かると思いますが、かなり古い物です。
多少型番と形は変わりますが、ピンクラッチ式で今も販売していたと思います。
こちらはIngersoll Rand Inc.
エアツールやコンプレッサ等、エアに関する物は色々作っているアメリカの会社です。
日本支社もあります。インガソール・ランド・アイティーエス株式会社。
写真では埃で見えませんけど、現在はエンブレムも一新していたかと思います。
中身を見る限りでは比較的状態の良いインガソールのインパクトなのですが、
ケースにボルト折れや破損があり、修理は不可能。
なので、こちらを部品取りにする事にしました。
エアレギュレータ、スロットル、ハンマーピンをシナノへ移植します。
※写真ではスロットルは移植済みです。
こちらがシナノ。結構使い込んだインパクトですね。
摩耗が進んでいます。
ハンマーピンが1つ折れています。
アンビルのピン受け側も摩耗していますね。
ハンマー全体を比べてみます。
左がインガソール 右がシナノ
アンビルの太さが違いますねー。
まぁ、太さが違うだけならケース側のブッシュ入れ替えで何とかなるかなって思ってたのですが、インガソール側のケースブッシュが何しても抜けなくてですね。
アンビルは元のを使う事にしました。減ってるけど仕方ないね。
分解したついでなので、スプリングを抜いて、ピンクラッチの動作を写真に撮ってみました。静止画なので分かりづらいかもしれませんが。
初期値はこの状態です。実際はスプリングで押さえつけられています。
アンビル側はソケットを介してボルトに刺さっていると思ってください。
ボルトを緩めるために、エアモーターの回転が伝わると、ハンマーケースが回転します。
すると、この様にハンマーピンがせり上がってきて、アンビルを勢いよく叩きます。
一度叩くと、バネの力で上の写真に戻ります。
これを繰り返すことで、ボルトを緩めたり締めたりしています。
1回転分の大きな力を送れる半面、部品点数も多く、小型化が難しく、ピンで叩く構造上、ピンの破損やアンビルの受け側の摩耗が起きやすいのが欠点ですかね。
で、ええと、シナノのエアモーターとケースを使って、アンビルとハンマーケースは再利用で、ハンマーピンは形状が違いますがインガソールのピンを使用。
スロットルトリガーとエアーレギュレーターもインガソールから移植。
レギュレーターのガスケットは外した時に切れてしまったので厚紙で作成。
ひとまず完成しました。
エアチャックを仮で付けて回してみましたが、トルクも伝わってるみたいなのでOKだと思います。
後日タイヤ外してみますね。
※書き忘れてました。動かす際はエアツールオイル(又はタッカーオイルで代用可)を注入する事を忘れずに。
そして、オマケ。
テッカテカ!!
やっぱり金属って磨くと光るから良いですね。(壊れてるけどね。
ま、こっちは部品作成してみる予定なので出来たら記事にしようと思っています。
ピンの形は作れると思うけど素材がねー・・・普通の鉄なら手に入るけど。
そしてお知らせです。
Win8.1のサポートが1月に終了しましたが。
友人「8.1終了のお知らせ出てたけど、使ってる人もう居ないでしょ(笑)」
りん「いや、ええと・・・・まだ使ってる。」
友人「・・・・・・えええ。」
ハイ。普段使っているタブレットPCが8.1で、Win11の要件も満たしていないので、どうしようかなと。
Win10のデスクトップもありますが、タブレットPCの使い勝手に慣れてしまったら起動するの面倒になりまして。
ブログが開けるうちは更新しますが、開けなくなったらどうしようかなって考えています。
みんカラをやめる予定は今の所ありませんが、PCを買う予定も今の所ありませんで・・・ちょっと方法を考えておきます。
で、業務連絡です。
とある整備工場にて整備士さん募集中です。
詳しい内容は書けないので、現在職探ししている方や、知り合いに探している方がいらっしゃいましたら、りんとろまでお問合せ下さいませ。
という事で、未だにWin8.1なPCからインパクトレンチのネタをお届け致しました(笑
ではでは、りんとろでした~