2013年01月16日
欧州の債権が持つのかなと思う本年度。
収拾のつかない欧州は経済(財源)統合が必要になるという話で、最も簡単な近道とプロセスが危機状態にある各国ごとの段階的な(見えない)デフォルトでしょう。
大まかな流れとしては、今年はまず、高騰していた穀物価格が回復します。
資源価格と穀物価格は大きな要因。
2008からの不況の本格化が始まるのか、回復するのかが論点になります。
景気回復に向け育ち過ぎた金融は、資源価格と穀物価格に影響し経済の下振れリスクになるハズです。
欧州:改善のしようが無いので、毎年恒例ですが債権処理とリフレが段階的に進むハズです。
起死回生の一手はあるのだろうか。
中国:前年本格化しはじめた供給調整ですが、財政ファイナンスを利用しているという噂があります。
見ようによっては、インフレとともに中国マネーが活発化しますね。
アメリカ:QEによるインフレ懸念から、稼ぎ頭の金融を規制しました、エネルギー分野か、他の分野で失った雇用を上手くケア出来るか。
日本:一旦貿易赤字が定着すれば、長期的には欧州のようになるかもしれませんが、無制限の介入が出来なければ、欧米リスクから再び円高になるでしょう。
中東:内戦してる国は穀物価格が回復しても、買えなくなっちゃった、アメリカのシェールオイル拡大でどうなる原油。
大まかにこんな所。
皆さんお気付きでしょうが、現代のリフレ政策は株高中心の企業投資期待の雇用政策です。
供給調整とデフレから、仮に穀物価格が回復しても、今年の需要は下降すると思われます。
つまり、おそらくは株高、失業率増の一年ですね。
緊縮さえなければ、年末にかけて回復に期待したい所。
以上です。

Posted at 2013/01/16 14:22:37 | |
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