2012年04月30日
さて労働価値説。
生産なんて労働対価なんだから、労働量×質に換算出来るに決まってるじゃん。
というシンプルな説ですが、貨幣経済では労働売買が常に成立するようです。
彼らにとって労働市場というのは意外な論点なんじゃないでしょうか。
一言で言えば経済の根幹が労働市場で内容が非常にごちゃごちゃしているということです。
付加価値という点で労働売買がパレート効率性に直接影響を与えるようですね。
つまり雇用その物が付加価値の一部である事は間違いないけど売買を通して付加価値が安定しない、これは前の記事でも指摘しました。
それで最適な配分を前提に、これは元締めが決める事なんだから、価格の決定権というバイアスを強力にすると結果として今よりは上手くいくよねと、
これが日本の高度経済成長だったり江戸期の経済だったり座だったりによる小規模供給によるお金のモラトリアムという性質安定だったりします。
労働価値という点でマルクス経済学が正しかったという話。

Posted at 2012/04/30 23:57:56 | |
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2012年04月29日
さて、転形問題を引っ張り出します、所得の分配機能の説明の大半を占めるであろう、元締め利潤調整仮説。
平たく言えば生産がどう労働価格に転化するのかオキシオ理論のマクロバージョンです。
これは座という供給力絞りの内容に集約されます。
元締めに集まる利潤によって、分配方針が決まりますよ、ですから元締めの数が重要ですよ、元締めの利潤把握も重要ですよと書きました。
ミクロ経済学と勘違いされますが、当たり前かつ簡単な話ですね。
この分配においてかつて成功したのが日本です。
→元締めの数が多ければ利潤は分散するしかなく物価の変動は大きくなる
→物価は変動が大きい方が適正値になりやすい
→という事は物価とは元々安定していない物です
3段活用。
物価の安定と不況化なんてのは昔から言われてる事で、安定化を叫ぶ人こそが市場原理を無視しているとも言えます。
地方なんて元から少ない元締めを締め出して大型店舗認可なんてするから(笑)
衰退なんてしちゃいました。
物価なんてのは個人個人に決めさせた方が良好なバイアスを得られるんですね、競争にさらされてる企業は平均するとネガティブなプレッシャーを受けているようです。
この中で価格の決定権→労働価格→独占分野をミクロ的に確保してしまう。
これがかつての日本でした。
これからどうすれば良いか大まかなな方針は自明ですね。

Posted at 2012/04/29 08:38:34 | |
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2012年04月28日
さて、経済は資源の配分方法ですよという人もいます。
資源→加工→流通→末端
つまりミクロ経済学のパレート効率性の話です。
ここで私が注目してるのは、労働市場の売買と技術優位です。
20世紀末までは、加工の分野において高い付加価値が得られました。
対して独占の利かない資源の分野では付加価値は低いままで所謂貧困ビジネスでした。
このように、単純な資源の量は経済学的な市場の発展に直接関係ありません。
市場は全て資源として当てはめられ、どのような競争関係にあるのかが問題になります。
ただし、供給側に報酬は必ず発生します。
サプライサイド政策の難しい問題点は要は付加価値が安定しない事です。
マーケティングでよく言われる事ですが競争にさらされて、付加価値は低下し続けます。
付加価値の低下した供給を増やしても貧困ビジネスにしかならないのです。
※例バナナ

Posted at 2012/04/28 23:29:21 | |
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2012年04月27日
足らない足らないと言われる国内需要ですが、国内経済だけで考えるときに有効なのが、
ストックのフロー化
つまり貯蓄の放出です。
これは政府の在り方、コンプライアンスに問題のある話ですし、労働者のインセンティブにも問題が生じる政策らしいですね。
まあ、知ったことじゃ無いんですが。
倫理観が一番の問題という事で、ここで権利というのを見直してみましょう。
・権利には義務が付きまとう
まあ、詭弁と言われれば詭弁なんですが、所有という権利に消費という義務をつければ、倫理問題を解決出来るのではないか、という一つのアイデアです。
さらに倫理問題をつき崩すアイデアが
『暫定』税率
つまり、何ちゃって今だけという例外税率の導入に民主主義は弱いという穴場狙いの導入方法論です。
これらを組み合わせて、
景気が良くなくなるまで『暫定的に』義務を課税として取り入れて、消費と減価を同時に実行する。
そして、課税した分をそのまま期限つきクーポンにします。
この方法は地方経済の解決方法として既にやりましたけど(笑)
通貨の所有の権利なんてのは、大半が購入の権利です。
一部に期限義務がついても、たいして困らないでしょう?
※たぶんね(笑)

Posted at 2012/04/27 23:59:47 | |
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2012年04月27日
減価率の特別に低い公共的な製品
通貨。
一つずつの次元について定義しようと思いましたが非常に面倒くさいですね。
マネタリズムとストック&フロー経済学(提唱)で貨幣の次元は説明出来るハズですが、他次元が繋がってると結局話として破綻しそうです。
まあいいか。
貨幣数量説が通じるのはご存知の通り、通貨が一面的には製品の役割を持っているからです。
有名なのはアメリカのドル輸出政策です。
この通貨の流れをざっぱにカテゴライズしたのがマルクス経済学です。
平たく言えば
フローから利潤がでる、そしてストックに蓄積される
他:負債
ストックが資本で資本論ですね。
この中で通貨の役割を定義するのがマネタリズムです。
Mv=PY
M :貨幣供給量
v :貨幣の所得流通速度
P :価格水準
Y :産出物の数量
非常に魅力的な仮説です。
そして今、需要が足りないんですっけ。
付加価値となると労働市場ですから、別の次元の話になります、ほら面倒くさい(笑)
需要の供給方法についてはいくつかあります。
一つは通貨の消費義務です。
ストックのフロー化ですね。
ゲゼル通貨によって一面的には成功したと結論付ける事が出来ます。
話題のインフレ論もここに繋がるか。
要は通貨をマクロ的に水量かつ時間的なモラトリアムとしたあれです。
貯蓄があるから、不況があるですね。
モラトリアムの調整の結果、元締め利潤調整によって物価が修正されてデフレの場合負のフィードバックが発生、不況化する。
デフレ不況です。
この逆を地で行くなら通貨に消費義務を課せば良いという考えです。
問題は過剰消費と貨幣流通量によるインフレそして雇用くらい。
他にもいくつか需要の供給方法を書いてしまいましょう。
・雇用が水準を満たすまで付加価値を維持しながら生産効率を下げる。
色々難点のある考え方なんですが、需要の供給という観点では間違っていません。
過剰供給ですから修正しましょうと。
枠組み以外でそれほど問題は出ないんじゃないかなと思います。
(ただし枠組みの難点が非常に強い)
まあ、効率を下げるなんて余程無駄な行為ですから(笑)
・貨幣数量説に従って公共投資を無理矢理繰り返す
こんなんしてたら、いつか通貨が製品のとして機能を失いますけど最近ケインズ政策として主張を見かけます。
三橋さんの論もこれですね。
有効需要に従って景気刺激をしてインフレによって負債は解決に向かうですか。
私には向かうとは思えませんけど。
難しいのはこれらのどれもおそらくは間違ってないという事です。
私が一部の人を原理主義者だと言うのは、合っているであろう解答に対して、別の論をもって否定を繰り返す行為をするからです。
だから現実は妥協の組み合わせですよと書きました。
あれもこれも合っているなら、大抵はその組み合わせが正しいんです。
何故組み合わせて考えないのか?
今ある考えは既存の考えの組み合わせですよと孔子さんも言いましたね、それは何百年前の話ですかと。
少なくと義務教育を過ぎた人には理解して欲しい簡単な考えですし、私には否定をもって証明する以外の考えはちょっと理解できないんです。
単純に馬鹿にしてる訳では無いですよ、理解の外側にあるだけなんですからと付け加えておきます。

Posted at 2012/04/27 07:47:56 | |
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