NOXセンサーエラーとエンジンオイル不足の警告灯が点灯したため、点検時に交換しました。
もちろんNOXセンサーは補償期間内ですので無料交換です。
(なんと6万over)
オイルも12,000Kmで不足することが判明。
(これって早いの?)
国産車ではほとんどオイルが減ることが無いのに・・・
BMでは当たり前みたいです。
BMのオイル交換は2年20,000Km(Mスポ)で交換とサービスは言っていますが、国産では考えられないサイクルです。
そこで調べてみなした。
「25,000Kmもオイルが持つなんて納得できない」よね。
BMWのオーナーにとって納得いかないことのひとつ。
それは、オイルが2年以内であれば25,000Kmもつ、ということ。そして誰もがこう思います。
「オイルが25,000Kmも持つわけがない」と。そうです。ノンターボであれば持っても10,000Km、
しかも1年で酸化する、というのがオイルの一般常識ですよね。
ところが、BMWの営業やサービスマンは「BMWは環境に配慮してオイルが25,000Km持つエンジンを
開発しました」とか「オイルが良くなったため25,000Km以内であれば2年間は交換不要です」と、
なんだか判ったような判らないような説明をされ、しぶしぶ納得する方もいますが、多くの人が
サービス・インジケーターを無視し、5,000Kmや10,000Km、あまり走らない方でも1年で交換と、
あいなるわけです。
はたして本当にオイルは2年以内であれば25,000Kmも持つのでしょうか。
実は持ちます。では、なぜ持つのでしょうか。もちろん、ちゃんとした理由があります。
まず、BMWのエンジンです。
BMWのピストン特にピストンリングは日本車では考えられないような精度で研摩され製造されています。また、コンロッドは鍛造であるため、摩擦による鉄粉がほとんど出ません。
鋳造は熱で溶かした金属を型に流し込んで作るという製造方法ゆえ、金属の密度が低く、
極端に言うとちょうど軽石のような空気のつぶつぶが入っている状態のため、摩擦には極めて弱く、
とてももろいのです。
そして、日本車の多くのコンロッドが鋳造なのです。
それに引き換え、BMWのコンロッドは鍛造のため、とても堅く、摩擦にも強いのです。
また、ピストンやピストンリング等を時間をかけ、極めて高い精度で研摩しているので、
摩擦による鉄粉が出ません。
BMWが多くの日本車と違い、新車登録から1,000Kmや2,000Kmでのオイル交換を必要としないのは、
このためなのです。
ここで疑問なのが、なぜ日本の自動車メーカーがコンロッドを鍛造にしないのか? ということです。
それは、日本の自動車メーカーとBMWの考え方が違うからなのです。
エンジンで一番恐ろしいのは、焼き付いた時のロックです。
エンジンは焼き付きを起こすとピストンが動かなくなり、タイヤが一瞬にして止まるロック状態
となります。ブレーキ故障ではないため、ABSがあっても関係ありません。
そして、恐ろしいことにエンジンの焼き付きの多くは、高速走行時に発生します。
この状態を回避するため、BMWはピストンを壊す方法をとっています。
BMWはエンジンが焼き付きピストンが動かなくなった場合、ピストン本体を粉々にしてロック状態を
回避します。
これに対し、多くの日本の自動車メーカーは、コンロッドを折る方法をとっています。
そうです、コンロッドが折れるためには、コンロッドが鋳造でなければならないのです。
そして、可動部であるコンロッドが鋳造であるため、鉄粉対策は最初から無理であり、
よってピストンやピストンリング、タペットなどの研摩精度も高くする必要がないのです。
つまり、日本の自動車メーカーは、コストと生産性を取ったのです。
考えてもみてください。たかが1.9リッターSOHCで350万以上する日本車がありますか。
あっても誰も買いません。
また、2.8リッターで500万以上です。日本車なら4リッタークラスが買えます。
いくらオイルが25,000Km持っても、車の値段が高くなったら日本人は見向きもしないことを
日本の自動車メーカーはよく知っているのです。
みなさんは、1.9リッターの350万や2.8リッターで500万超のとても高価なエンジンに乗っているのです。BMWの値段が高いのには意味があるのです。3シリーズが小さな高級車と言われるゆえんです。
しかし、オイルは汚れだけではありません。これだけでは納得できませんよね。
そうです。エンジンの熱によるオイルの劣化はないのか。空気による酸化はどうなの。
もちろん、これにも理由があります。25,000Km持つ理由の一つにオイルの精製技術があります。
オイルの精製技術は、ものすごい進化をしています。5年前とは比べ物になりません。
実は、以前から5年以上、10万Kmも持たせられるようなオイルは存在していました。
それは、航空機のジェットエンジン用のオイルです。
それもそうです。ジェットエンジンの熱は、車とは比べ物になりません。
例えば東京からロスまでジェットエンジンが10時間以上も回っているのです。
車のオイルではそれこそ途中で壊れてしまいます。
しかし、航空機のエンジンオイルはとても高価で、1リットルでなんと数十万円もします。
たしかにジェットエンジン用のオイルは特殊なため単純には比べられませんが、
もし仮にこんな高価なオイルを車に使ったのでは、オイル交換に100万円以上もしてしまいます。
つまり、航空機にしかその技術が使われていなかったのです。
しかし、とうとう航空機に使われるような高度な精製技術がコストの面で、車の世界へ降りてきたの
です。いわゆるロングライフタイプと言われているオイルがそれです。
オイルは本当によくなりました。しかも、まだまだ進化し続けているのです。
「オイルは1年で酸化する」は、もはや古い話なのです。しかし、いくらオイルが2年持っても
日本車の多くは10,000Kmでオイルが汚れるため、日本の自動車メーカーやショップは1年毎の交換を
推奨しているようです。これがいまだに1年で酸化すると誤って伝えられ誤解されている原因です。
つまり現在の高性能オイルは、BMWのようなエンジンと組み合わさってこそ真価が発揮できるのです。
BMWは、空気の薄い上空で、いかに空気を取り入れてエンジンを回すかで開発されたターボ技術を
車の世界へ初めて降ろしてきましたが、オイルを持たせる技術を、またしても航空技術から車の世界
へ降ろしてきました。やはりBMWは生粋のエンジン屋なのですね。
余談になりますが、BMWはカーボン技術やセラミック技術により、将来はオイルのいらない というエンジンを開発しています。そんなバカな。と思うでしょうが、現実にすでに今現在、人工衛星にその技術が使われています。宇宙では、オイルやグリスは蒸発してしまい、使い物にならないのです。
メンテナンスフリーのため人工骨盤への採用も研究されています。皆さんが定年退職するころには、
もしかしたらガソリンではなく、しかもオイルもグリスも必要無い車が走っているかもしれません。
自分の子供に「昔の車は、ならし運転が必要だったんだよ」と話しているかもしれませんね。もっとも「オイルって何?]と聞かれるかもしれないですね。
技術は私達の考える遥か先を進んでいます。10年前に今のコンピュータ技術をあなたは想像できましたか。しかし、想像した人達は現実にいました。その人達が今のコンピュータ技術を支えています。
もしかしたら、BMWには何十年も先がすでに見えているのかも知れません