安い&使い放題 「コーヒーフレッシュ」に本物のミルクなし!
コーヒーにミルクといえば、小容器に小分けされて便利な、通称「コーヒーフレッシュ」(和製英語)が定番。
原材料は、植物油に水を混ぜて乳化剤などの添加物で白く濁らせ、ミルク風に仕立てたものがほとんどで、フレッシュさのかけらもない。
ドトールやファミレスでは山積みの使い放題、スーパーでも安く売られているが、生クリームだと勘違いしている人も多い。
わたしは、コーヒー党ではなく進んでコーヒーは飲まない。
ミルクも、生クリームや牛乳だとけっこう入れるが、小容器に入ったコーヒーフレッシュは、入れたり入れなかったり。
ミルクティーを頼んで、このコーヒーフレッシュがついてくるとゲンナリする。
ドトール、マクドナルドだけでなく、普通の喫茶店でも、こんな経験は多い。
そのコーヒーフレッシュの事が、安部司著『食品の裏側・みんな大好きな食品添加物』(東洋経済新報社)に出ていた。
〈食品添加物の元トップセールスマンが明かす食品製造の舞台裏。
廃棄寸前のクズ肉も30種類の「白い粉」でミートボールに甦る
コーヒーフレッシュの中身は水と油と「添加物」だけ
虫をつぶして染めるハムや健康飲料知れば怖くて食べられない!〉(本の帯より)
食品添加物が見せる“
食のマジック”を実演しながら、食品添加物の情報公開を安部さんは訴える。この本が、売れている。
「安さ便利さの代わりに、私たちは何を失っているのか。」を私たちに問いかける。
★コーヒーフレッシュの出来上がり!
「コーヒーフレッシュ」は、牛乳(ミルク)や生クリームから作られてはいません。
植物油に水を混ぜ添加物で白く濁らせミルク風に仕立てた物-----
それがあの小容器の「コーヒーフレッシュ」の正体なのです。植物油を使うことで、牛乳や生クリームを使用するよりもはるかに安くできる。 だから「使い放題」にできるのです。〉
(同書「コーヒーフレッシュの正体とは!?」より)
〈普通の状態では水と油は混ざりません。そこで添加物の登場です。
●まずは「乳化剤」を使用します。乳化剤というのは、界面活性剤のこと。これを入れるとあっという間に油と水が混ざって、ミルクらしく乳化します。
●しかしこれではミルクらしいとろみがない。
だから「増粘多糖類」でとろりとさせます。
乳化剤も増粘多糖類も「一括表示」ですから、何種類使われているかわかりません。
●仕上げは「カラメル色素」。ごく薄く茶色に着色することで、いかにもクリームらしい色合いになります。
●日持ちさせるために「pH調整剤」も入れます。
●クリームの香りの「香料」も入れます。〉
(同書「水と油と『白い粉』でコーヒーフレッシュができる」より)
<実演する安部司さん>
「これサラダ油なんですよ。水にサラダ油を入れるでしょ。僕と嫁さんの人間関係。分離してるんですね、愛が無い。
●牛乳からとった添加物で、乳化剤という言い方をする。
●もう1つ乳化剤、洗剤みたいなもんですわ。界面活性剤とろとろにするための添加物。
●口当たりを重くするためのでんぷん。これらを、本当はす ごい機械で混ぜる。(実演でコップに材料を入れ、軽く混ぜて)でも真っ白になるでしょ」
<観客の女性>
「ミルクでできてると思ってた…」
(イマ解き「食品添加物が作る“食のマジック”」2006/02/17放送より)
Posted at 2006/08/30 01:30:36 | |
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