会社の同僚の方が新型のLEVORG GT-H EXを購入されましたので、運転席にお邪魔させていただきました!
なお同僚の方は、LEGACYワゴン(私のBS9のアウトバックの1世代前のモデル)からの乗り換えです。
感想箇条書き。
・アウトバックと比べて車内狭い。。。結構タイトな印象。
・着座位置とハンドルがずれている気がする。着座位置が真正面ではなくて、少し車体前方の中心を向いている感じになる?気のせいかな?どうだろ。
・後方を含めて視界は問題なし。
・縦型の大型センターディスプレイは結果的に左右方向が狭くて、自分のアウトバックの8インチ時代のナビとかと比較すると大差ない感じ。上下方向に広い画面はメリットほとんどないですね。。。。
・デジタルメーターは見やすかったです。これは欲しい。道路標識の制限速度とかもチェックしてくれていました。ただし、なんというか表示できる情報の表示の仕方はもっとなんかやりようがあるでしょう?と思う部分が多い。
たぶん、地図とメーターの画面しか使わないだろうな。アイサイト専用のメーター画面とかどういう意図で用意されたのかわかりませんでした。地図表示は子供がナビ画面でなにか見ている時にも自分が地図見れるので便利そうです。
・ウィンカーがすべてソフトスイッチっていうんですかね?カチッと固定されることがなくて、どんな時もこれまでのワンタッチ操作のような感じで常に標準位置に戻ってくるタイプになっていたので、すごく違和感あり。
・エアコン操作部分がタッチパネル化されている点はどう考えてもしんどいなこれ、としか感じませんでした。車内・車外換気のボタンとか即押せない仕様はどうなんでしょうかね?
デジタルメーターとアイサイトXだけオプションつけて、センターディスプレイはいらない。というオプションがないと難しいなー。
・後部座席はLEGACYやアウトバックと比べると前後方向がめちゃめちゃ狭いです。横方向も狭い感じなので、インプレッサと同等だと思うんですが、かなり狭っ苦しく感じました。前のモデルでもLEGACYからの乗り換えは進まなかったと聞きましたが、今回も厳しいでしょうねぇ。。。車内に入った時の印象・雰囲気に余裕感がなくてちょっと良さげなインプレッサ。という印象です。
インプレッサをバカにするわけじゃなくて、350万近くする車で、かつ上は400万に届くグレードがある車体としてみたら物足りない、という意味です。
走ってみて。
・抜群に走行性能は上がってます!劇的!車体剛性はめちゃめちゃ上がってますね、これ。後部座席が普通に乗れる感じです。社用車の初期型LEVORG1.6Lは後部座席がきつかったのですが、新型の初期型は問題なしです。リアサスが普通に動くようになった感あり。
車体の剛性感はゴルフとかに代表される欧州車っぽい感じになってました。
・ハンドル操作に対する反応が超クイックw めちゃめちゃ反応速度が早いです。でもスタッドレスタイヤのせいなのか、車体が曲がり始めるのはわかるけど、曲がり始めないので、ハンドルだけクイック!w って感じました。タイヤのせいかな。ヨコハマの新品スタッドレス。ダンロップ・ヨコハマのスタッドレスはサイド含めて表面柔らかいからそのせいだと思いたい。
車体が曲がり始めた感は感じられているのできっとタイヤかな。夏タイヤ履いたら”超スポーツ”系ワゴンになりそうな感じ。
・ハンドルに関する違和感はそこ以外なし。旧来のスバル車で感じてた直進感不足とか違和感とか無いので自然でした。気持ちアンダーステア気味なんだなってぐらいです。
・ドライブトレイン系は。うーん。1.8ターボ。個人的には微妙かも。でも慣らしも何もない50kmしか走ってない車体だし、人様の車なので踏み込んだわけでもないから、まったくもって全貌不明状態なので、まぁ、試乗の印象としてのメモとして。水平対向らしい、極低速時のトルクはやっぱり薄いです。1800rpmあたりで比較するなら2.5LのFB25の方がトルクあるって感じます。多分、加給されるまでのラグの段付きは感じないけど、加給が完全に始まってない気がする。
1800rpmあたりまではNAの1.8Lみたいな印象です。それでも前モデルの1.6Lのようなドカンとくるようなラグがない分、運転はしやすいです。
・CVTの制御は。うーん。先代と比較すると運転しやすいかなぁ。でも慣れてるせいもあるだろうけど、アウトバックのCVTの方がずっと直結感があります。ターボラグとか燃費効率優先の制御がかなり入ってるんでしょうけど、踏んだ分だけ加速しない感があって、もどかしい感があります。決してぬるぬる滑るとかそういう感触ではないんですが、燃料がアクセル踏んだ分だけ供給されない、という感じのもどかしさです。アクセル制御のせいでしょうね、この感想。ある程度エンジン回している状態だと問題ないんですが、止まったり進んだり、という渋滞気味の状態ではそんな状態になりました。後はそこそこの速度域からのアクセルオフしてからの更に再加速、みたいな状況でそんな感じ。総じて穏やかにブーストが上がる制御なんでしょうかね?
・ちょっと見てる感じの燃費は。たぶん先代モデルと大差ないかな。おそらく街乗りで10km/Lを少し超えるか超えないか、というのは同じかも、と同僚の話。
まぁ、普通に毎朝-5度を下回る寒冷地の話なので、平野部の方であればもっと燃費良いかと思います。
ひとまずまとめるなら。
・元LEGACY乗りであれば、サイズは同じでも比べちゃいけない。タイプも車格も異なる車です。
・車体性能は全く問題なし!いい車です。自分が20~30代なら買うでしょう。ただ、20~30代なら高くて買えなかったでしょうw
・細かいUIの詰め方はスバルらしいです。(個人的感想でいうなら周回遅れ感があります。)
です。
スバルが、インプレッサ → XV → フォレスターとSGPを採用するようになってきて、ここでLEVORGが出ましたが、採用された車種が増えるごとに徐々に良くなっている感じがします。
車体でみると今回の最新LEVORGは本当に評価どおりにいい車ですね。
SGP化された新しいアウトバック(LEGACY)、かなり楽しみです。
そしておそらく日本から出荷しているであろうオーストラリア向けの新型が登場しました。
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1301585.html
仕様的に右ハンだし、日本仕様にかなり近いのがオーストラリア向けのモデルなので、参考になります。
国内で夏~秋にでるって話の新型アウトバックは、ひょっとしたら1.8LのCB18がのって、2.5Lは完全廃止かと思ってましたが、オーストラリア向けには2.5LのFB25をのせてます。今回CB18を体感してみて、CB18が搭載されたアウトバックなら買わないだろうな、と思ったので、少しのぞみあるかなー?どうかなー?
後日追記:
エンジンのこと書き忘れてました。冷間時スタート後の振動や騒音などすごく少ない。そして走行時も振動がかなり少ない。相当回転バランス良さそうなエンジンでした。そして水温の上がり方も早い。
エンジン単体の性能は相当上がってる感触。
個人的に気になったポイントはおそらくアクセル感度とか燃料の吹き方とかの制御の方からくる影響でしょうね。と思ってます。
マツダの初期のクリーンディーゼルのように、安全マージンをかなり確保して、本来の性能からいうと相当抑えた状態でスタートしているように思えます。
あ、後はFB25エンジンだとアクセル踏むと水平対向らしい例のビートがマフラー側じゃなくてエンジン側にあるんですが、CB18エンジンはそこまで踏み込んでないせいだとは思いますが、水平対向エンジンって全くわからないです。前のLEVORGからそういう感じではありましたけど。
そこはちょっとさみしい感じ。。。
直噴じゃないFB25の今のアウトバック。やっぱ貴重だなぁ。
そう考えると、エンジンも車体も本当に成長した感がある車ですね。
ま、後はインターフェースですよ。。。。