
先月のこと。
日産自動車の上級車部門のマーケティング・ダイレクターを務める、加治慶光(かじ・よしみつ)氏のセミナーがありました。
私は畑違いですが、趣味と実益を兼ねて?参加致しました。
50周年を迎えるスカイライン。
GT即ち「洗練された走りの車」というコンセプトを再定義し、存在意義を世に問い直されました。
大人と若者それぞれに「ときめき」というキーワードを伝えるキーメッセンジャー(渡辺謙・イチロー)の広告、タカラトミーやソニーのプレステ等とのコラボ、ブログ連動イベント等、革新的で緻密な「仕込み」がなされ、現在進行形で展開されています。
その成果もあってか、発売以来、2段ジャンプ的に売れているそうです。
今日も、GT-Rやクーペの好調なセールスが報じられていました。
モノ自体に対しても、素人ながらサーキットに市中にと乗る機会を頂き、走行性能に感心致しました。
これがドイツ御三家の同クラスの2/3の価格で手に入ると考えれば、さらに納得?!
閑話休題、
自動車では、プロモーション戦略の対象となる、約35もの顧客接点があるそうです。
それらを統合的に展開される過程を、スカイラインをケースに、具体的に学びました。
強い問題認識に始まり、課題を定義し、多岐にわたる顧客接点を最適にコントロールし、考え抜かれた革新的なアィディアを盛って、物語を作り込む。
世の人の心に「ワクワク」を織込まんとする過程に、大いに感心致しました。
どの道の方であれ「プロ中のプロ」に時々触れて、自身もSHIFTしたいものです。
Posted at 2007/11/15 20:42:24 | |
トラックバック(0) |
業界・企業 | クルマ