高山テフテフとの最後の勝負…
それは…前回のブログ(8/4)から始まっていました…
今シーズンラストのターゲットはベニヒカゲ、クモマベニヒカゲという蝶です。
特に後者は『クモマ(雲間)=高い所』という名前が付くことから高山性であることがわかります。
日本で見ることのできる、クモマと名の付く蝶は、他に「クモマツマキチョウ(5月末に撮影)」しかいません。
以前「ミヤマ」と名の付く蝶もレア感があるという話をしましたが、「クモマ」は更なる極みといったところです。
このクモマベニヒカゲに逢うには、そこそこ登山をせねばならず、、、楽に見ることのできる場所として良く知られているのが、駒ケ根千畳敷カールでした。
8月20日晴れることを信じ、標高2612mへ…午前中4時間ほど粘りましたが、一瞬(10数秒)の晴れ間が数回…その度に「らしき」蝶が出てくるのですが、すぐに葉の中へ潜ってしまいます。

霧の中でしたが幻想的な風景。

少し青空も顔を覗かせてくれました。
晴れたらどんなに美しいことだろう…
結局テフテフ撮影することなく下山(ToT)
一つ分かったこと…2600mは酸素が薄いということ…とにかく息が苦しかった(笑)
そして、もう一度リベンジを…と思いながら、8月下旬の雨続きで出かけることもできず、、、そうこうしているうちに、ターゲットがいなくなってしまうぞ(*´Д`)…溜まるフラストレーション。。。
そして迎えた9月3日…ターゲットの旬な時期は過ぎていることは分かっていましたが、どうしても見たくて、イチかバチか来年の下見もかねて南信へ出かけてきました。
もちろんこの日も2:50起床デス(爆)。仕事だと起きれないのに、遊びだと目覚まし時計に勝つワタシ^^;
しかも今日は…

ジムニじゃないのです。事情により最寄り駅のPに置きッパでした…(@_@;)
エステマ号、ブログ初登場ですが、来月には別の車がやってきます!!ウフ、タノシミ!!!

標高1600m。森林浴を楽しみながら…

こんな崩落越えもアリーノ(;゚Д゚)キョワカッタ

迫力ある岩肌。

広めのダートに出ました。

渓流が美しい。心洗われます。
お!!

ツマジロウラジャノメだ!この蝶も旬な時期は過ぎていますが、今年初見です☆
そして、広めの草地で、

ターゲット、ベニヒカゲ登場!!
ヤタっ(^◇^)

段々と晴れてきました。やっぱり青空はイイ(^^)

目的地の滝に到着!!標高1900mだそうです。
ここまで駐車場から少し早歩きで約2時間。
この標高でも酸素が薄いせいか、息がキレやすい…(*´Д`)ハーハー

大迫力!!マイナスイオンたっぷり浴びて、さあテフテフ探しマショ。
滝のすぐ脇の崖斜面にはたくさんの花が咲いており、ターゲットらしき蝶が飛んでいます!!
ただ、とても登れる斜面ではないので、少し下ったところの手前の斜面で待つことにしました。
どうやら蝶道になっているようで、時折飛んできてくれます^^

ベニヒカゲです!
時期的に遅いので、翅の傷んだ個体が多かったですが、この個体はまだキレイでした。

アサギマダラも優雅に飛んでおります。
どうしても撮ってしまいますネ^^;

ベニヒカゲがワタシの足の汗を吸いに来ました(決してワタシの足が臭いわけではアリマセン)
11時ごろになると雲が出てきてしまい、蝶の動きがピタッと止まります。
ベニヒカゲ…ヒカゲと名が付きますが、お日様がないと出てきてくれません(笑)
のんびりルッキングしながら下山することに…
途中林道沿いの草地から1頭のテフテフが飛び出しました!

お、、、お~~~!!
クモマベニヒカゲではないですかぁv(^O^)v
翅のスレは仕方ないですが、これは超収穫☆です。逢えてヨカッタ。
気分良く下っていると、ベニヒカゲが飛び出してきました!

ここは広角で…
マクロで大きく撮るのも良いのですが、やっぱり周辺の環境も入れて撮るのも好きです。

ミドリヒョウモン
この林道キベリ、エル、クジャクなどの『秋タテハ達』がいそうな気がしたのですが、全く出会えませんでした。ザンネン…(+_+)

ホントに素晴らしいロケーション。
来年は旬な時期に訪れてみたいところです。
駐車場に戻ると、

アサギマダラ
と

カラスアゲハ
がお出迎え。
8月からの苦労が報われ、
ようやくターゲットに出逢え、大満足のリベンジ達成です。
これで、テフテフ病も落ち着いてくることでしょう。。。
・・・・・・
あっ!
まだ今シーズン
キベリタテハ
撮ってなかった(爆)
ま、、、イッカ(≧▽≦)
皆様、長蝶文お付き合いいただき感謝でしたぁ(^^♪
Posted at 2014/09/05 17:28:41 | |
トラックバック(0) |
いきもの観撮 | 日記