色んな車を試乗しまくっても、なかなか買わないから買う買う詐欺だとも言われた自分が、ゴルフトゥーランは試乗して3日後には契約していた。あれだけ時間かけていろんな車試乗したのに・・・
今後トゥーランを検討する人の役に立つんじゃないかって思うんで、どういう経緯でなぜ買った書いてみる。
■トゥーランを買う前の話
憧れの911を手に入れはしたけど、趣味の登山に使う車ではないことは確かで、登山の際にはカーシェアを使っていました。
カーシェアは安くて便利だったけど、登山には渋滞が付き物で、次の予約者がいた場合に渋滞に巻き込まれるとかなりのプレッシャーだったり、知らない人が使った後の車は汚かったりもしました。そんなこんなで、登山用に車を手に入れてもいいんじゃないかと考え始めました。
そんなわけで、いろんな車に試乗した結果、コンパクトカーの世界的なベンチマークと言われた車を1度は所有してみたいと思いゴルフ6に決めました。
911とゴルフの2台持ちが始まりました。
その時の家族構成は、妻と子供の3人。
ゴルフは家族とのお出かけも買い物も、趣味の登山もこなせる万能な車でした。
■試乗の日々
ゴルフはいい車なのは確か。
ただ、実際に所有してみると、もっと楽しい車が・・・もっと安全な車を・・・・と欲は高まる一方。
そこで、ゴルフ6より楽しくて、なおかつそれ以上の実用性(登山にもいけて、より広い車)を満たせるを車をと考えいろんな車を試乗し・・・・
マカンターボ(もしくはGTS)
ALPINA D3ツーリング
が乗り換え最有力候補となった。
サイズとスペック、燃費性能、運転の楽しさ、所有欲的にどうか等々からアルピナでいってみようと思っていた・・・
■生活スタイルの変化
そんな中、子供が増えることになり、チャイルドシートをさらに追加して2個設置する必要となった。
マカンでもD3でも5人乗りってのはずだし、うちの家族は4人だから問題ないだろうと単純に思っていたけど、他人の話を聞く限りそうではないことが判明。
通常の5人乗りの車だと、後席にチャイルドシートを2つ設置して、ママがその間に座るのはかなり無理があるということを・・・。
うちは子供が生まれたばかりのころから、後席に設置したチャイルドシートの隣に常にママが座っているのが当たり前だったから、いまさら変えれない。
運転する楽しみは911で味わえる。
乗り換え候補には運転する楽しさは置いておいて、後席にチャイルドシートを2つ置き、その間にママが隣に座れることだけを条件に車探しをすることにしようと決意した。
■条件の再設定
新しい条件として
・チャイルドシート2個設置しても余裕があって、ママがその間に座れること。また、乗り降りしやすいこと
に的を絞った。
できれば叶えたい要件として
・ACCとレーンキープによる半自動運転装備がついてること
・登山、キャンプに行けるサイズ感であること
・安全性が高いこと
を考えた。
運転する楽しさは置いておいて、実用性第一と考えると真っ先に思いついたのがミニバンだった。
■トヨタのミニバンを試乗してみた
絶対にミニバンだけには乗らないと決めていたのに。。。家族のための車と割り切るとすんなり折れてしまい・・・まずは試しにとトヨタのディーラーへ。
トヨタのディーラー担当者曰く、ミニバン界は大きく分けて2つあるという。
・アルファード、ヴェルファイア、エスティマの高級ライン
・ヴォクシー等の大衆ライン
日産もホンダもそのほかも、国産はその2ラインに準ずるという。
ゆえにその2台を乗り比べれば結論は出るという。
■ヴォクシー試乗
まずはヴォクシーの試乗。
サイズ感は最高。駐車場も選ばないし、小回りもききそう。
社内の広さも丁度よくて、後席の家族と会話しながら運転できそう。
ただ、所謂日本車的な乗り味で運転は楽しくない感じが・・・あと、ドアの薄さ、静粛性の低さに萎えた。
■ヴェルファイア試乗
ヴェルファイアは内装も走りも剛性感も乗り心地もヴォクシーより上。乗ればはっきりわかる。価格差があるのはわかるけど、その価格差以上にその差を感じた。
ただしでかい。でかすぎる。運転席と2列目席が遠すぎて、とても家族ワイワイ出かけるって感じがしない雰囲気になりそう。パパだけ隔離された専属運転手か?感があってどうしても欲しいとはならなかった。
■ヴォクシーかヴェルファイアか
この段階で、どちらか選ぶとなったらヴォクシーなんだろうなと思った。
ヴェルファイアの剛性感や質感、静粛性は魅力的ではあった。ただ、でかくて広すぎた。
一方ヴォクシーは走りや剛性感・・・満足できない点はたくさんあったけど、大きさも広さも丁度良かった。
ヴェルファイアかヴォクシーかと聞かれれば、家族で出かけるために買うんだから家族で会話できる丁度よい広さの車が自分には合ってるんだと確信。ゆえにヴォクシーを選ぶ。
なんとなく自分が探してる車の方向性がつかめたので、もうちょっと車探しをすることにした。
■新型セレナに試乗しに行った
自動運転を謳う新型セレナが気になり日産のディーラーに行ってみたが、試乗はまだ始まってなかった。
担当者曰く
「ヴォクシーの乗り味で満足できないならセレナも満足できないはず。自動運転についてもエルグランドやスカイラインに搭載されているものよりランクは下がるので、要望は満たせないと思う。要望を満たせるのはエルグランドになる」
セレナについて、ストレートなコメントをもらい検討から外れた。
要望を満たせるのはエルグランドなのはわかったけど、結局アルファードと同じ結末を迎えるだろうから、次はドイツ車を乗ってみることにした。
■輸入車で検討してみる
輸入車も検討してみようということで、まずはドイツ車で調べてみると、ミニバン的な車は
メルセデス Vクラス
フォルクスワーゲン シャラン、トゥーラン
BMW グランツァラー
あたりということがわかった。
Vクラスは価格が高いし車体がでかすぎるので優先度低。
グランツアラーは以前アクティブツアラー試乗した際に全然響かなかった(エンジンうるさいし、乗り心地が悪かった)ので優先度低。
VWは、サイズ的にシャランは大きすぎる。トゥーランはそこまで大きくないので試乗をしてみることにした。
■トゥーラン試乗
試乗車はハイライン。展示車はRラインだった。
フルモデルチェンジしたばかりで、見た目は国産ミニバンにありがちな威圧感ある鉄仮面っぽくなくていい感じ。VWらしいデザイン。内装も悪くない。
試乗してみると・・・・
内装の質感や剛性感等はヴェルファイアより劣るが、ヴォクシーよりは上の個人的に絶妙なポジショニングだと感じた。
車体のサイズもギリギリ許せるし、2列目と運転席が狭くもなく、アルファードのように遠くなくいい感じ。後席との会話も普通にできる。
走り・乗り味については国産ミニバンとは圧倒的に違っていた!!
形は似ているのにここまで違うか?ってくらい驚いた。
所謂ドイツ車だった。段差のいなし方や、走りの安定感。
一番驚いたのが、ゴルフと運転している感覚が殆ど同じだったこと。
国産ミニバンでは感じることができなかった運転の楽しさを感じることができた。
■トゥーランに決めた
国産ミニバンと走りの違いに圧倒され、もうこれでいいのでは・・・と思うようになった。
気付いたらRラインというオプションてんこ盛りの一番いいやつを来店2回目(その間、3日間)で契約していた・・・。
■納車
納車式とかあるのかと思ったら全く無し。
ただ、記念にもらったワーゲングッズかわいいくていい感じ。
ワーゲンバスが底にあるタンブラーとか、いちいちかわいいものが多くていい感じ。
営業マンも相変わらず気を使ってくれて、いろいろと楽。車も取りに来てくれるし、工場の人も密に連絡くれるし。
ポルシェの時もそうだったけど、どこで買っても同じ車が来るなら誰を通して買うか重要だなと。
■まとめ
トゥーラン買ってみたけど、なかなかいい感じ。運転楽だし、見た目はミニバンっぽいけど、乗り味は国産ミニバンとは大きく違って運転も楽しめる。
トゥーランが刺さりそうな人はたぶんこんな感じ
・ドイツ車的乗り味をミニバン的な大きさの車にも求める人
・ヴェルファイアやシャランのようなミニバンは大きすぎると思っている人
・ミニバンを買う気にはなってるけど、やっぱりどっぷりミニバンにつかりたくない人
・ミニバン的な車を買ったとしても他と被りたくない人