えっとですね…。
なんちゅうかもう…。
仕事で世話んなっとるクライアントのシステム担当の方からリンク付きのメール頂きましたんやけど、その中でバカの見本の記事を見つけました。
とあるSEやっとるねぇちゃんのお仲間さんが新人教育担当になって経験したエピソードについてエッセイを書いてはるんでっけどね…。
こういうバカが教育なんぞしてまともな人材が育つワケないでしょうが…。
小生もつい昨年、親になった身、教育ちゅうコトは良くも悪くも意識せざるを得ぇへんワケでっけど、先ず最初に小生のスタンスを明確にしておきまひょか…。
小生の教育に対する基本的な考えは、サッカーの元日本代表監督、岡田武史氏の下記の言葉に尽きます。
「『人を育てる、教えるなんて言うのはおこがましい』と強調している。『育つのを手伝う』と表現するのも、まだおこがましい気がする。『育つのを邪魔しない』というくらいの認識でちょうどいい」
教育と言うコトについて、この岡田氏の言葉ほどの真理はそうないと思ってます。
残念ながら今の我が国では、『育つのを邪魔しない』コトが10%出来たら、超一流の教育者と呼べるちゅう実例が今回見つけた記事の内容ですわ。
チクと見て行きまひょか…。
曰く「『IT用語やコンピュータの基礎に関わる知識について,調べて書いてくるようにという課題を出したら,4分の1くらいがウィキペディア(Wikiで作られたフリーの百科事典プロジェクト)のコピー&ペースト(コピペ)なの。信じられる? ありえないよね!』とA美。」
信じられへんのはこのA美さんとか言う教育係の方ですなぁ…。
“調べて書いてくるように”ちゅう課題を出したんでっしゃろ?
WIKIでググッてきたんやったら大正解でしょうが!
精々説教できるとしたら、複数のソースを調べたかちゅうコトくらいやろうが?
自分のしゃべってる日本語の意味すら理解でけてへんて、大した教育係でんなぁ…。
この後、A美たら云うバカが偉そうに説教した内容を言いたいんやったら、最初ッから“調べたことについて、自分ならどう活用するか、自分ならこの技術を使って何をしたいか、現時点でIT機器をどのように使ってるか、それはどういう理由でかを書いて来なさい”くらいの課題を出すべきでしょうが?
自分の言葉足らずを棚に上げてナニ抜かしてるねん!
曰く「確かに,今は昔と違って家にPCとインターネットがあるのが当たり前の環境になりました。重い辞書や本を開かなくても,クリック1つで課題やレポートの参考になる答えが見つかります。さらに見つかった文章や画像は,簡単なマウス操作でコピーできてしまいます。子供の頃からそんな環境に慣れていると,数十年後には,だんだん考えることをしない人たちが増えてくるのかも……なんて想像してしまいました。」
アホか!
重い辞書や本を開くちゅうコトは、余分な時間と手間がかかるちゅうコトでしょうが!
本一冊調べる時間で、ネットやったらどんだけのソースに当たれると思てるんや?
自分で考えへんヤツは重い辞書を開いても一緒、丸写しするだけ…。
自分でモノ考えるヤツは、ネットで検索することで時間を短縮した分、思索に当てることが出来る。
考えることを要求するなら、考えなければ出来ない課題を出せ!
それもしないでこんな的外れな本質にかすりもせんクズ論を垂れ流すなタワケ!
曰く「皆さんもこのようなことを言われた経験があると思います。私は新人研修で教わりました。実際に先輩にも『私は同じことは二度と教えないからね』と宣言され,ある日,メモし忘れたことを聞きに行ったら,なかなか教えてくれなかったという苦い思い出もあります。」
メモの取り方やポイントを教えもせず、一度で覚えろなど増長も甚だしい。
一体何様のつもりか?
小生には、ココで出て来る連中など及びもつかない超一流の実業家を何人か知人に持ってるが、『同じことは二度と教えない』等と言う愚劣極まる傲慢な事は言われたことがない、なぜなら、彼らは人間が完璧でないことを知っている。
では、彼らが無制限に甘えを許すかというとそうではない。
三度までちゅう制限がある。
一度で何もかも覚えられるような天才はそう居てへん、せやけど、いつまでも甘えて覚えようとせんようなバカを相手にするつもりもないちゅうことや。
メモのポイントは、
①知識そのものや内容やなく、忘れたときにどこを調べればエエかちゅうソースをメモる
②感銘を受けたことの内容よりもその考え方(何故感銘を受けたのか)をメモる
③メモしたことをその日のうちに見直すことを実行する
小生はほぼこの三点に集約されると思う。
スグには身につかへんやろうが、偉そうにいう連中にしたかてどの程度できとるかはお寒い限りやし、当然小生にしても100%とはいかへん(出来てたらとっくに成功しとる)。
が、人にモノを教えるんやったら、そのために努力している姿勢をこそ示すべきやろう。
まぁ、恐らくココに出てきた先輩とやらは自分自身を無謬で偉大で完璧やとでも思とるんやろう。
こんなバカに指導される後輩のほうこそいい迷惑や!
曰く「開発に対する熱意もあり,大きな夢があることも分かります。でもA美を含め教育担当者がその飲み会を実施した裏側には,「戦力となる人材に育ってもらうためにも,普段,思っていても言えないことや聞けないことをざっくばらんに言ってもらおう」と思ったからなのです。「表向きは起業を応援するフリはしたけど。それ以降,しらけちゃって教える気がしないんだよね」とA美はしょんぼり。」
ことココにいたってはもはや呆れてものも言えん…。
この部分に関しては、この記事に虎貼りしてるこのブログを読めば事足りる。
人材やモノが流動するものやちゅうコトすら解ってへんとは恐れ入る。
大体、能力も熱意も前途もある若いのを留めておける価値が自分達やその会社にあるのかを先に考えるべきやろう。
ココに出て来るSEのねぇちゃんたちは、一CEの小生などからしたら、能力的には小生など及びもつかへんやろうが、こと教育に関してはコイツらがその器でないことは明々白々、有望な人材をダメにするだけのカスとしか言いようがない。
前述のブログでも指摘されとったけど、人にモノを教えるちゅうコトは自分自身が学習することを意味する。
その程度の本質も理解でけてへんバカがナニを抜かすか?
度し難いまでの狭量さや…。
曰く「今回はちょっと驚きの新人たちを紹介しましたが,彼らが成長して教育担当となったとき,どんな風に新入社員を育てていくのでしょうか。なんだか楽しみな気がします。」
自分達が新人やった頃を思い出したらとても言えへん傲慢な台詞やの…。
“育つことを邪魔する”ことを至上命題として生きているカスが、“育てる”ちゅうな言葉を使うな!
ジェネレーションギャップなんぞ、常に上の世代から下の世代に対して感じることは、当然下の世代から上の世代に対しても感じとる。
それを自分達の価値観だけが正義かの如く…。
以上でっけど、こういう輩が、企業で教育を担当している。
更に敷衍してみれば、結局のところ、学校の教師などの大半はコイツらに更に輪をかけたゴミで、最近の教育問題の大半はココに原因があると小生は思います。
小生自身としてはせめてこのバカ共を反面教師として、我が息子には可能な限り、「育つのを邪魔しない」親でありたい…。
小生は、エサを与えることを育てることとは思てまへん。
エサを与えるのは命を生み出した責任者として最低限の当たり前のコトで、重要なのはソコから先です。
我が息子の如き赤ん坊はもとより、ガキや若いのは小生らの如き中年オジンには想像もつかへん成長力を持ってます。
如何に成長を邪魔しないで居られるか?
人の親となって日の浅い小生にとって、一生をかけた課題です。
最後に、興味のある方は、小生が引用した部分だけやなく、リンク貼ってますんで当たってみて下さい。
小生が引用した部分だけやと、見えへんことが多いと思いますさかい…。
Posted at 2007/06/16 04:18:24 | |
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バカの壁 | 日記