七次会の後は名残惜しい郡山をドライブ。
ただ頭の中はホー助さんが言ってた岩手のことでモヤモヤと。
″奥州ネオクラシックカー座談会″
ホー助さんはソレ経由で北海道に帰ると言ってるし、
久しく会えてない″しんげんさん″も参加するらしい。
「左に曲がっちまうか。。」
これは南北に延びる4号線に西から向かい、その交差点を左に曲がるという意味。
ミーティング参加者には北を差す隠語として浸透しているのです。
経路は″きかぶうさん″のスタイルに習って下道に決定。
従って先に出発したホー助さんを追う形になりました。
「本当に左に曲がって大丈夫なのか?」
と思いながら本当に左折をし、宮城に入った頃には無心でハンドルを握ってました。
初の寄り道は岩手に入ってからのこと。
あまりに夕陽が綺麗だったので4号から少しだけ離れてみた。
皆と別れてからはコレといったニュースも無く、一ノ関のネカフェで一泊するだけだった。
そう、これはホー助さんから教わった旅のスタイル。
夜飯は″びっくりドンキー″しか選択肢がなく、イカのチーズ焼きとビールで小腹を満たす。
郡山と違いここのネカフェはシャワー室が無く、到着したてのターミネーターポーズで身体を拭くにとどまった。
バッグに入っていた洗顔シートは想定外の大活躍。
隣の個室はいちいち独り言を放つオタク青年だったので、
西部警察の爆音をヘッドホンで聞きつつこの日は眠りについた。
そして東北4日目の朝。
大きなバッグにエスパーは入っておらず、
着替えとカメラとサービスマニュアル、パーツリストなどなど。
無計画に動くには実は準備が大切なのだ。
暖気中にタバコとコーヒーをやっつけ、左折の旅を続けた。
少し進むと″平泉″の看板があり、それは先を急ぐ気持ちに勝る魅力を放っていた。
岩手に疎い自分でも″中尊寺″は聞き覚えがある。
覚えるほど耳にしているのなら素晴らしい場所にちがいない。
早朝のため観光客は少なく、ヒンヤリとした空気と木々の香りが爽やかだった。
これは来て良かった!
中尊寺の本堂に到着。
拝めるものは拝んでおく。
だけど願い事はしないのがマイルール。
金色堂も聞いたことがある。
そうそう、中尊寺金色堂と続けて言うあの響きだ。
ただ開くまでに30分もあり、入場券売り場は行列になっている。
そういうのは足が遠退く性質のため、またいつか来ることにした。
参道を戻るとさっきまでガラガラだった駐車場は埋まり、
早々と店も営業していた。
開店するとは思わず、諦めていたアレを食すことに。
ご安心ください。
見た目は次から次のアレですが、コレは10杯だけをマイペースに楽しめるセットです。
量ばかりが取り上げられる″わんこ蕎麦″ですが、
香りも喉越しも絶品で正直驚いた。
やはり東北のポテンシャルは高い!
平泉からイベント会場の奥州市はさほど離れていない。
というか、距離感が麻痺して近くに感じたのかもしれない。
つたない情報を頼りにオーラを放つ場所を見つけた。
昼には帰路につきたいので見学者駐車場に停めるつもりが、
参加の勧誘に負けてしまった。
私がここまで来たことにホー助さんは驚くと思ったら、
「向こうに一緒に停めようぜ」
と何事も無かったようにサラリと流される。
後に聞いたところによれば、この程度は長いCITY活動においてアルアル話らしい。
そう、これが非公式延長戦の八次会。
そして来るんだろうな、来るんだろうなと思っていた
我がクラブ会長のプリン丸さんも郡山に続く飛び石訪問!
山形からお疲れ様ですm(_ _)m
あと忘れてはならないのが″しんげんさん″。
「元気だよぅ~」と言ってます。
この方はブルドッグ(ターボⅡ)も持ってますが
今回はマーチ・スーパーターボでエントリー。
2年ぶりでしょうか。
元気で良かった。
そして居ると思っていてやっぱり居たカメラマンのi氏。
相棒のバラスポは公私共にフル活用で、走行距離は驚異の60万キロ越え!
一通り見たところで落ち着きのないCITY組は
「雪が見えるから山に移動しちゃう?」
とか、
「要冷蔵のお菓子なんだけど食べられるんじゃない?」
とか、
中学生並の会話で時間を過ごすのでした。
昼には帰ると思っていたのに気が付けば閉会式。
CITY組は″雪を見に行こうプチツーリング″に出発。
しかし地元民に聞いた道は残念なことに通行止めだった。
そこで始まったのが非公式延長戦の九次会。
モナコブルーって落ち着いたとっても良い色。
ここでプリン丸さんが日焼けが酷いホー助さんに保冷剤を貼り付け始めた。
細切りガムテープで固定するという、CITY乗りならではのノリである。
虫の大群に追われるように今度はコンビニへ。
さっきの会場前を再び通り過ぎるCITYご一行。
「アイツら何をウロチョロしてんだ?」
と思われたに違いない。
そして非公式延長戦の十次会。
また皆でガリガリ君を食べ、再会を誓い、自分にとってのミーティングは本当に終了を迎えました。
でも後日談によれば、ホー助さんとプリン丸さんは目指した道が通行止めで、
必然的に十一次会が開催されたとか!
参加したかったなぁ~って、翌日は仕事だ!
ということでソロ活動は奥州から埼玉までの下道ドライブ。
ナビをセットしてみたら441Kmと表示。
「しかたねぇ、走るか!」
ミーティングロスということもあり、ただ安全運転のみを念頭に、ニヤニヤしながら暗い4号線をひた走りました。
二本松バイパスドライブインでかなり遅い夜メシ。
深夜でも常連さんがそこそこいた。
肉ソバを注文。
少し甘めのツユにホッと一息。
フリーペーパーで福島を学ぶも、流石に寄り道はできない。
また暗い4号線を南に進むしかなかった。
いつの間にか郡山を通過し栃木県に入っていた。
″那須″の文字を目にするだけで家が近くに思えるから不思議だ。
やがて見慣れた風景が増えてきて、残りの距離感も想像できるようになった。
夜が明けてきたころに杉戸を通過。
かなり明るくなった頃、約10時間のドライブは終わるのでした。
部屋に入るなり泥のように眠り、午後には会社にいた。
全てが夢であったかのような、不思議な感覚に見舞われるのでした。
次回ミーティングが待ち遠しい!