皆様こんばんは!
先日衝撃の発表を行いましたが、多くの方々から温かいお言葉や反響を頂きました。
クルマ好きのつながりというのは本当に素晴らしいものだと改めて実感致しました。
これからはAlfaRomeoとは関係ないブログが多くなるかと思いますが、AlfaRomeoを通じて出会えたせっかくのご縁ですので、今後もたまには私のブログをご覧頂き、コメントなども頂けると幸いです。
それでは引き取って頂くお店が決まるまでの経緯と、お別れ当日の模様をお届けしたいと思います。
<11月某日>
大切なAlfa156SWを引き取って頂くお店探し。
次の車を買うためにも少しでも高く買い取って頂きたいと考え色々なところへ確認しました。
まずは買い取り専門業者に電話をしたところ想像以上に低い金額。
また、車買い取り最大手のお店に行ったときは家に帰してもらえないかと思うほど長い時間拘束?され、やっぱり低い金額を提示されて帰りました。
買い取り専門店はオークション相場のみが基準ですから仕方がないんですけどね。
そこであるイタフラ車専門店に電話したところ
「**万円から**万円位ですね」との回答。
思っていたより高い金額だったので、早速家族4人でそのお店を訪れました。
すると、我がAlfa156SWを見るなり
「キレイですね~!」のお言葉。
これは期待できそうだとしばらく待っていると、担当者の口から、電話で聞いていた金額よりものスゴイ低い金額を提示されました。
「えっ?・・・」と言葉を失っていると、
「シルバーは人気がないので。当店のシルバーの156セダンは3年間も在庫のままなんですよ」とのこと。
「あのー、電話したときにシルバーって伝えましたよね。**万円から**万円と言うからここまで来たのにヒドくないですか?」と私が言うと、
「赤や黒だったらもうちょっと高いんですけでね。これ以上は厳しいです」とのこと。
「見ての通りシルバーなんだよ。電話でちゃんと伝えたでしょ。その上で「**万円から**万円位ですね」ってつい数時間前にアンタ言ったよね」
と心の中でつぶやきましたが、これ以上何を言っても無駄だと悟り、
「そんな金額では売りません」と言い残し、家族全員がっくり肩を落として帰りました。
こんなときに限ってチビ達はひどくグズるし、車内の雰囲気は最悪。
あまり悪口は言いたくないですが、もし数年後イタリア車やフランス車に乗り換えることになっても絶対にそのお店では買いません。
後日、他にもいくつかのお店に行きましたが、希望する金額と乖離があったり、この場で置いていかないと正確な金額は提示できないといったことが続きました。
そんな中、救世主が現れました!
マグロさん Mahalo!さん御用達の某デポです!
極悪ミニバンさん やーまん116さんから、
マグロさん Mahalo!さんが愛するGTVを、某デポで引き取ってもらったらしいという情報を教えて頂いたのです。
某デポは、以前私の愛するAlfa156SWのバッテリー交換をして頂いたことがありましたが、とても良心的なお店でした。
私の愛車も引き取って頂ければと考え電話をして希望金額を伝えると
「状態を見てみないと何ともいえませんが、その金額なら何とかできるかもしれません」とのこと。
それではと行ってみると
「細かいことは色々ありますが、大切な愛車を売るのに嫌なことは聞きたくないですよね。いいですよ。**万円で引き取ります」との有難いお言葉。
男ですね。色々言いませんよ(笑)
また、次の車を探しているが、そのお店で次の車が納車されるまでの間、代車を貸してもらえるか心配だと相談すると、
「次の車が納車されるまで今の車(Alfa156SW)に乗っていていいですよ。納車されたらまた来て下さい」とのお言葉。
社長、もしかして天使ですか?
他にも
「どんなクルマを買うんですか?」
「こういった経営姿勢のお店がいいと思いますよ」
と夜遅い時間まで色々と相談に乗って頂きました。
今度AlfaRomeoを買うときはぜひこちらでお世話になりたいと思います!
こうして愛するAlfa156SWは、男気溢れる社長の某デポで引き取って頂くことが決定しました!
<12月8日(土) お別れ当日>
いつも以上に寒さが身に染みる朝を迎えました。
そうです。今日愛するAlfa156SWとお別れをするのです。
数週間前までは想像すらしなかった悲しい現実がいま目の前にあります。
朝食に何を食べたのかよく覚えていません。
今日という日においては、何を食べたのかなどということは全く意味を持ちません。
ただどうしてもやりたいこと、それだけはハッキリしています。
今日という日を後悔しないために。
それは愛車Alfa156SWを心を込めて洗車するということです。
手がかじかむ寒い朝でしたが、洗車道具とバケツを手に玄関をでました。
チビ1号とチビ2号が私の後に続きます。
どうやら彼らも今日という日の意味がわかっているようです。
いつものようにマンションの洗車場で、いつものように愛車Alfa156SWを心を込めて洗います。
Alfa156SWの美しいライン、しっかりこの目に、この手に、消えない記憶として刻み込みたいと願いながら洗います。
チビ達もそれぞれに楽しみながら洗います。
彼らの記憶に、この美しいAlfa156SWというクルマが家族の一員だったということが残るよう、強く願います。
洗車を終え、いつもAlfa156SWが佇んでいた駐車スペースで記念撮影。
いよいよ愛車Alfa156SWのラストランに出発します。
チビ達もAlfa156SWの音と振動、また窓から眺める風景を楽しんでいます。
最後の給油です。(出光じゃなくてスミマセン・・・)
最後の運転席からの風景です。
モニカ・ベルッチの豊かな胸のような膨らみを持つメーターパネル。
その上に広がる景色を眺めながら運転するのが大好きでした。
いよいよ某デポに到着。
チビ達は
「今まで乗せてくれてありがとう!」とAlfa156SWにお礼の言葉を伝えました。
私も
「今まで本当にありがとう。どうか新しいオーナー様が良い方で、可愛がってもらえますように」
と祈りながらお別れしました(涙)
お店の方に最寄の駅まで送って頂き、
スペーシア・・・、じゃなくて普通列車を乗り継いで帰りました。
これがお別れ当日の全てです。
愛車Alfa156SWを手放すことになった理由と、次期愛車については次回ご報告いたします!
(いつまで引っぱる気やー! という声が聞こえてきそうですね)
Posted at 2012/12/12 20:33:54 | |
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