
オーストラリア大陸の先住民アボリジニが1000年も前から祭事などで使っている楽器で世界最古の部類
シロアリに食われて筒状になったユーカリの木から作らています。
この楽器ディジュリドゥの日本の演奏第一人者がGOMAさん
先日、演奏と本人のドキュメンタリー映画放映で来札していました。
もちろん日本人ですが、ディジュリドゥという、オーストラリアの先住民族アボリジニーの楽器を演奏し、その聖地で行われた大会でアボリジニー以外のプレイヤーとしては初となる受賞歴(準優勝だった)を持つGOMAさん。
その演奏は初めて見る者には異様ですね
なんじゃ、でも、リズムに乗って体が自然に反応して心地よくなってしまう!
このGOMAさん、記憶障害で昨日の記憶がありません。
もともとではありません。
2009年、首都高速で停車中に後方から追突されました。
外から見た外傷はほとんどなかったから、ちゃんとした検査を最初は全然しなかったんです。最初はただの「ムチ打ち」と診断されて帰宅したんですけど、帰っても一向に体は動かないし、同じことばかりしゃべってたみたいで。それで、やっぱりもう1回病院に行こうって話になって、より詳しく検査をしたら、脳に傷があるのがわかったんです。
その後の検査によって、GOMAさんはここ10年間の記憶をほとんど失っていることが判明した。
さらに深刻だったのが、事故以後の記憶がなかなか定着しなかったことだ。当初は「5分前の記憶もどんどん消えていくような状態だった」という。出かけても道がわからず帰って来れなくなったり、病院に行っても自分が何のために病院に来たのかわからなくなってしまうという不安な日々が続いた。そんな中で、GOMAはある日突然絵を描き始める。
事故以前も音楽と並行して絵を描いていた…というのなら納得もいくのだが、これまでに絵の経験はほぼゼロ。「小学校の授業でやったぐらい」と言うのだから、不思議だと言わざるを得ない。
新しい記憶がどんどん消えて行く中で描く
その絵の裏に日付を入れ、これが、昨日の自分がいた証明で安心するという
楽器ディジュリドゥも口を付けたら自然に吹けたそう
ディジュリドゥの演奏は循環呼吸という、途切れる事無く、常に吹き続ける演奏、鼻から空気を入れながら
ジャズやクラシックの世界でもかなり高度な演奏方法
吹けば鳴るようなものではない
記憶が定着しないから、より素晴らしい演奏が出来る事もこの楽器ならあるのかも?
事故に合った時、愛娘と一緒に出かける予定であったが
「娘は置いてけ!」と声がしたという
初めのユーチュブ動画で最後に自転車に乗った娘の画像が流れていますが
この時ほど、記憶が消えないでくれと思った事はないそうです
自転車を買ってもらって、楽しそうに乗る娘の姿
神様お願いです! この記憶だけは消さないでください
Posted at 2014/06/18 18:55:27 | |
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