オイルについての考察
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
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先日ディーラーにてオイル交換したとブログにあげると、ある方から
『マツダの純正オイルで大丈夫?』
『あんなシャバシャバで怖くない??』
と言われ……
「クルマの製造元であるマツダが黙って入れてくれているオイルだから、当然一番適当なオイルに決まってる!」…って、今まで疑問に思ったこと無かった!!(O_O)
で、ちょっと色々ググったり、
コスモ乗りの皆さんにご意見頂いたりしてワタシなりの見解を申し上げたいと思います!(^o^)/
先ずオイルの種類ですが、化学合成油、部分合成油、鉱物油の大きく分けて3つがあります。
エンジンオイルは大まかに言うと、その成分の約80%を構成する『ベースオイル』と、残りの約20%を構成する『添加剤』をブレンドしたものになります。
エンジンオイルの種類はこの約80%を構成する『ベースオイル』の種類によって特徴が分かれています。
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★ベースオイルの種類…
グループⅠ 鉱物油(船舶・機械・工業用)
グループⅡ 鉱物油(自動車用)
グループⅢ 高度水素化分解基油
グループⅣ パオ(PAO/ポリアルファオレフィン)
グループⅤ エステル系、動植物由来、その他グループⅠ~Ⅳに属さないもの全て
いずれのオイルも地下から採れる原油から作られますが、グループⅠ、Ⅱが鉱物油、グループⅢ~Ⅴが化学的に精製、各種反応処理された化学合成油として認識されています。
現在、最も需要が高いのはグループⅢベースオイルであり、品質と価格のバランスもよくもっとも多く使用されている化学合成油となります。
近年鉱物油は需要が減少しており、製造コストが上昇、需要が多く大量生産できる化学合成油と比較しても価格面での優位性も失っています(但し1960年~1980年代の旧車、クラシックカーには一定の需要がある)。
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★オイルの粘度について…
オイルの粘度は"5W-30"のように表記されていてこれをSAE粘度と言います。
"5W-30"の表記内のWは『Winter Grade』の事で、冬の低温冷間時(エンジンスタート時)の粘度数値をここでは"5"で示しています。
この数値が低い方が始動性は良く、サラサラとしたオイルということになります。
次の数値の"30"は、エンジンが温まった状態のエンジンオイル粘度を示しており、ここでも数値が高い方が粘り気のあるオイル、低い方がサラサラとしたオイルとなります。
0W-20,0W-30…ハイブリッド車や最新の低粘度エンジンオイルを使用する車両に最適
10W-40,10W-60…サーキット走行で高回転を多用する車両やハイパワー車、チューニング車両に最適
0W-40,5W-50…低粘度~高粘度までをカバーするこちらもサーキットでのレースやラリー車など競技系の車両に最適
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★エンジンオイルの粘度と選び方…
①新車充填時のエンジンオイル粘度を確認
自動車の取扱説明書やインターネット検索でオイルの基本粘度は確認出来ます。
基本的に新車充填時のエンジンオイル粘度をより低い(やわらかい)方へ変更することは推奨できません。
燃焼室内の気密保持性能の低下、エンジンオイルが燃焼室内に入り燃えることもあり、エンジンパワーの低下などの悪影響が考えられるからです。
ということで、MY COSMOのエンジンオイル基本粘度を確認したところ……無~い!!
どこにも何にも載っていませんでした(;^ω^)
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★エンジンオイルの粘度と選び方…
②愛車の年式や走行距離を考えて選ぶ
新車充填時のエンジンオイル粘度が、例えば"5W-30"であっても、10年10万㎞程度を走行しているとエンジン内部のクリアランス(可動部分の隙間の大きさ)が金属摩耗によって大きくなっている場合があります。
エンジンオイルの役割に燃焼室の気密保持がありますが、クリアランスが拡大したエンジンに対して新車時のエンジンオイルは粘度不足になっています。
その場合は、エンジンオイルの粘度をひとつ上げることで燃焼室の気密保持性能を維持でき、エンジンパワーのロスを防ぎ、愛車が元気に走れるようになります。
この見解からも、今までワタシが続けてきたディーラーでのオイル交換方法は、あまりにも無知で、とても危険なコトだったことを痛感…(´Д`;)ゞ
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★エンジンオイル粘度と選び方…
③愛車の乗り方、使い方を考えてみる
同じ年式の同じ車種でも乗り方や使い方は、千差万別。通勤で5Kmくらい乗る人も、高速道路で時速100Kmの連続走行をする人も、信号待ちからのスタートで5000回転まで引っ張る人も、同じオイルで良いのだろうか?
燃費を重視した街乗りであるならば、できるだけ低粘度のオイルが燃費に貢献します。
高回転を多用する乗り方、スポーツカーで峠を攻めるのであれば、燃費よりもパワーを出せる高粘度のオイルがいいかも知れません。
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高粘度のオイルといっても、
SAE粘度10~20番アップが限界でしょうね。
それ以上の硬いオイルを使用すると
オイルの粘度にエンジンパワーが負けてしまいエンジン回転数の上昇が遅くなりクルマが重く感じるようになります。
以上の3つのことを総合的に考えて使用するエンジンオイルの粘度を決定していきましょう。
…ということで、こちらの画像にアップしたものを一通り今回購入しました。
あ、オイル本体はまだ購入していませんけど。。。(。-∀-)
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本当はオイルはワコーズのプロステージSが理想なんですが、きっと価格に負けて…2番目に載せているモービルのスーパーハイマイレージになるんでしょうね…( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
オイルフィルターも、本当はPIAAから出ている鉄粉取りのマグネット板が内蔵されているタイプの物が良かったのですが、、、
コスパを考えるとそういう訳にも行かず……
アイデア商品的なモノの有効利用になっちゃいました…σ(^_^;)
まぁとにかく知恵を使って、コスパを考えて、今後も地道に上手くやっていきましょう~〜〜♪(´ε` )
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