ここのところ、週末になれば毎回雨になっていましたが、今日はなかなか良い天気で、気温的にもクルマいじりにぴったりでした。
で、今度は何を弄るかと言えば、「足回り」のセットアップです。そういえば、
去年もこの時期に、同じようなことをやってたような気が・・・w
足回りを弄ると言えば、ダンパー、スプリング、各種アーム類の交換や、アライメント調整など、その調整範囲やパターンは、もう無限大と言ってよいほど、奥が深いものだと思います。
とは言っても、その足回りの性格を決める、というか、要の部品があって、まずはタイヤとホイールで、基本的な性格が決まってくると思います。
それに続くものとして、サスペンション形式、スプリング、ダンパー・・・、などが挙げられると思います。
私の場合、タイヤとホイールは、当然、今のDIREZZA Z2&RAYS RE30の組み合わせで行きますし、サスペンション形式だってBNR32のマルチリンクで変更などしません(ていうか、できませんw)から、これに続く大きな部品(要素)としてはスプリングになります。
今までは、前後ともSwiftスプリングで、F12k/R10kの組み合わせで走ってきました。
この組み合わせで阿讃サーキットを44秒台、自己ベスト44.791秒を記録し、クルマの動きも良く、はっきり言って大きな不満はありません。強いて言うならば、荒れた一般道で、多少乗り心地が悪いところはありますが、それくらいです。
それを今回、F10k/R8kに、前後それぞれ2kgf/mmずつレートを落としてみました。
今回のバネレートダウンの目的は、私にはめずらしく(笑)、理論的裏づけは特にありません(全然無いわけではないですけど^-^;)。
それに以前、地元QM社長のN宮さんに私のBNR32に乗ってもらった際に、「足が固い」との指摘があったこと、私自身も今より柔らかい足に興味があること、普段の乗り心地もよくなるなどの考えから、本当に「とりあえず」やってみよう、といったところです。
この作業にあわせて、左リアキャンバーが右に比べて0.5°寝ていたのを起こすために、左リアアッパーアーム付け根部分で調整。
これで、左右ともほぼ同じキャンバー、2°21’33”辺りになっているはずです。
僅かながらとはいえ、左リアキャンバーを弄ったので、左リアトーを確認したところ、こちらも僅かに変化しておりました(0.0mm→1.0mmトーアウト)。
右リアのトーが0.0mmでしたので、左リアトーも同じく0.0mmで調整。
フロントキャンバーは時間の都合で計測していませんが、12kのスプリングのときに計測してほぼ左右差無しでしたので、大ズレはしていないでしょうw近いうちに、全てきちっと計測し直そうと思います。
そして、いろいろあって、みん友の35クンと一緒に某所へ。
感想を一言で言うと、
「足が柔らかくなりました(爆)」。
当たり前ですね^^;でもまぁ、素直に表現すれば、こうなります・・・が、これじゃ何の参考にもなりませんので、例によってグダグダ書いてみようと思います。
まず、この組み合わせにして、阿讃サーキットのベストラップを更新できそうか?というと、前向きな回答だと、やってみないとわかりません、となりますが、良くも悪くも気になった点としては、足が良く動き、そして車体もよく動く、ということです。
バネレートが下がっているので、ロール剛性が下がり、ロール量が多くなりました。そして、ハンドリングのレスポンスが低下。
しかし、極低速~低速コーナーでは、クルマが以前よりしっかりロールするため、横Gとロールのバランスがわかりやすくなりました。
これは、
過去にフロントに8kgf/mmのメーカー不明スプリングを入れたときの感じに良く似ています。ハンドリングを切り込んだ際の初期反応は、本当に似た感じです。しかし、初期ロールが落ち着いた後は、バネレート10kgf/mmな感じが出てきて、少しハンドリングレスポンスが上がる感じです。
またトラクションについては、バネが前後とも柔らかく、タイヤグリップもいいため、コーナー立ち上がりで一気にアクセルオンすると、アテーサE-TSの特性と合わさって、
以前感じたギクシャク、というか、ガッコンガッコン現象が出やすい方向になりました。
今までの様に、ある程度固い足であれば、リア内輪を意図的にある程度空転させるようにすれば、アテーサE-TSのフロントトルクが立ち上がり、一気に車体を引っ張り挙げてくれるような挙動で、かなりコントロールの幅が大きく、再現性も高く安定した立ち上がりトラクションを得る事ができていました。
しかし、今回の様に柔らかい足だと、トラクションのかけ方、横Gの抜き方などである程度コントロールは出来るにせよ、スプリング交換前よりしっかり制御しないと、先のガッコンガッコンが出てしまったりと、柔らかい足の旨みを十分に発揮できないような気がします。
うまく制御できれば、よりリアを粘らせつつ、一発で立ち上がるように出来るような気もしますが、ちょっと練習(習熟)が必要のように思います。
一方で、既にフロント用にクスコのピロテンションロッド、ショートアッパーリンクも投入を控えているため、これらでも大きく挙動が変化しそうですから、本当に良く吟味してチューニングしないと、アンバランスなマシンになってしまうかもしれません。
後になって、このスプリング変更は失敗だった・・・、ってことになるかもしれませんが、それも含めて趣味の話ですし、色々と楽しめそうです^-^
Posted at 2014/04/19 22:39:24 | |
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