スピーカーのオーバーホール

２６年前に購入した
密閉式スピーカー〝ダイヤトーン DS-77Z〟
缶ビールと比較するとスピーカーのデカさがお分かり頂けると思います。




密閉式スピーカーは布だけのエッジでは、そこからから音が抜けて〝スカスカな音〟となる為、
気密性を保つ目的で布エッジに『ダンプ剤』が塗布されています。
しかし、ダンプ剤は経年劣化で硬化してしまいます。
２６年経った此奴も例にもれず、エッジを押しても硬くて凹みません。
こうなると低音が出なくなってしまいます。




スピーカーを取り外してエッジ裏側の『ダンプ剤』をチェックするとカチカチに硬化しています。




荒業ですがエッジを軟化させる手段としてブレーキフルードを使用します。




エッジの溝箇所にブレーキフルードを流し込んで１０分程放置後、スプーンの柄先で底部を擦ると溶けたダンプ剤が・・・・・・。
ある程度除去して拭き取り、ブレーキフルード除去の為、水を適量注いでスボイドで吸い取る作業を２回程度します。




水分を乾燥させて〝ポリメイト〟を適量塗って取り付けます。
この作業を左右2本、行います。




指で押すとエッジが凹むまでになりました。
柔らかくなったので、音量を上げるとウーハーが手前・奥に歯切れよく動きます。
低音も増してしっかりと聴き取れる様になりました。