スロットルボディ洗浄その1

信号待ち停車時のアイドリング回転が550rpm位と低く、エンストが心配になったのでスロットルボディの洗浄を実施しました。
1回目は9月14日、2回目は10月11日実施。
（画像１のデータ表示はCOMTEC 3.2inch MVA液晶 ハーフミラー型GPSレーダー探知機OBD2接続のエンジンデーターです。）
http://minkara.carview.co.jp/userid/1375955/car/1010128/2806750/note.aspx

信号待ち停車時は、下記条件下です。
・Dレンジ
・エアコンoff、
・電装品off
・フットブレーキon

洗浄はスロットルバルブクリーナーを使用。

スロットルバルブクリーナー本体側面に洗浄方法が2種類記載されています。
1.スロットル直接洗浄の場合(内容は省略）
2.簡易洗浄の場合

今回は2.の方法で実施しました。
エンジン暖気後、スロットルボディと手前のエアダクトからスロットルバルブクリーナーを全量噴霧。
エンジン回転を約3000回転に保ちながらスプレーと記載されていますが、一人作業では出来ないのでアイドリング回転状態で実施しました。

日産セレナは電制スロットルです。新品の汚れが無い状態でもスロットルが全閉になることはありません。また電制スロットルにはISCﾊﾞﾙﾌﾞはありません。

期待のアイドリング回転は上昇せず、画像1のようにスロットル開度が15.4％から14.1％に変化しました。(洗浄1回目）

絶対値比較では1.3％の差ですが、新品状態でもスロットル開度は10％程度は空いていると考えると洗浄効果は絶大です。

洗浄直後のNレンジのアイドリング回転は850～900ｒｐｍに上昇、放置のアイドリング学習制御30分で700rpm位に低下。

2回目の洗浄は10月11日に実施。
(簡易洗浄２缶目）

アイドリング回転はほぼ変化なしで、スロットル開度が14.2％か13.7%に変化。
１回目に比べると変化代は0.5％、２回合計の変化代は1.8％。

簡単な方法で洗浄効果絶大なので、みんカラの皆さんお勧めですよ。

２回目洗浄結果の各条件下でのデーター比較

・Pレンジ
・エアコンoff、
・電装品off
・フットブレーキoff

スロットル開度が14.4％から14.1％に低下。アイドリング回転700rpm。
（洗浄2回直後は急速TAS学習を実施、約20秒で学習終了です。）

２回目洗浄結果の各条件下でのデーター比較

・Dレンジ
・エアコンoff、
・電装品off
・フットブレーキoff (パーキングブレーキon )

スロットル開度が15.1％から14.8％に低下。
フットブレーキoff状態ではアイドリング回転補正・Dレンジ制御が機能しています。700rpm➡750ｒｐｍ(画像3参照）

２回目洗浄結果の各条件下でのデーター比較

・Pレンジ
・エアコンoff、
・電装品全てon ( 前後ワイパー最大on、ブロアファン最大on、ウインドウ熱線on、ヘッドランプ・ハイビーム、フォグランプon、ハザードon )
・フットブレーキoff (パーキングブレーキon )

アイドリング回転；687rpm➡712rpm
スロットル開度；15％
アイドリング噴射時間；2.8ms➡2.9ms

画像3の電装品off時とのデーター比較
スロットル開度；電装品off14.1％➡電装品on15％
アイドリング噴射時間；電装品off 2.3ms➡電装品on 2.9ms

電装品全てon状態ではオルタネーター負荷増によるアイドリング回転補正・オルタネーター負荷増制御が機能しています。

２回目洗浄結果の各条件下でのデーター比較

・Dレンジ
・エアコンoff、
・電装品off
・パーキングブレーキon

アイドリング回転；フットブレーキon 750rpm➡フットブレーキoff　562rpm
スロットル開度；フットブレーキon 14.8％➡フットブレーキoff 13.8%

Dレンジ状態でフットブレーキon 、offの差で何故アイドリング回転が下がるのか？このような制御は初めて体験しました。

Dレンジ状態　フットブレーキon 、off制御の分かる方いらっしゃいますか？

２回目洗浄結果の各条件下でのデーター比較

・エアコンoff、
・電装品off
・フットブレーキon

アイドリング回転；Rレンジ 750rpm➡Dレンジ　562rpm
スロットル開度；Rレンジ 14.9％➡Dレンジ 13.8%

Rレンジではフットブレーキon でもアイドリング回転は低下しません。
アイドリング回転補正・Dレンジ制御と同じ制御が機能しています。