
前回のドライブと同じ書き出しになってしまいますが、先週末もどこかに行きたいのに、行き先が思い浮かばない状態でした。うだうだとしているうちに午後1時をまわり、その日の行動範囲も限られてきました。そんな中、前日にお会いした大学の先輩が大田区六郷出身だったことを思い出し、同時に六郷水門のことを思い出しました。というわけで、この日の午後は多摩川縁散策ということに決定。愛車に乗り込み、一路多摩川を目指しました。そのまま六郷に向かうのではつまらないので、大黒埠頭に立ち寄ってから向かうことに。この日は大型貨物船が4隻も埠頭に係留されていることは当然確認済みです。ガントリークレーンによるコンテナの積み込みはいくら眺めても飽きないです。45mの上空から一発でコンテナをつかみ船に積み込むのは様は、本当に職人技です。
大黒埠頭から六郷までは産業道路を上って30分くらい。思いのほか直ぐに着いてしまいました。六郷水門は昭和6年に竣工されたレンガ造りの趣のある近代化遺産です。水門本体とその脇にあるポンプ室が同時期に造られました。今も当時のレンガが使われているようで、少しくすんだ感じが80余年の月日を感じさせます。

六郷の「郷」の字がこの地域と水門のシンボルになっており、この建築物の装飾に使われています。

水門辺りは葦が広がり、そこに集まる小魚目当ての釣り人が数人いました。
六郷水門の対岸には川崎水門があります。六郷水門よりも大規模で竣工も3年早い。川崎を代表する近代化遺産です。コンクリートとレンガで作られていますが、門柱の上部には川崎を代表する果物である桃、梨、ブドウなどをモチーフにした装飾があしらわれています。

川崎のシンボルマークは「川」の字が玉状になっている・・・つまり多摩川を意味していたんですね!!この歳になってやっと気がつきました。

悠々と流れる多摩川は子供の頃から慣れ親しんだ風景。40年前はあぶくが湧き上がり、とても汚い川でした。今はその姿をすっかり取り戻し、同じ川とは思えないほど。しばらくしたらまた訪れたいと思います。今度はもっと上流側をゆっくり歩いてみたいな。
Posted at 2012/08/11 09:03:22 | |
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