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先程、運送屋さんが届け物を持ってきました。

宛名はボク。
「なんだろう？？通販は頼んでないけど。。」と思い内容物と店名を確認すると「ゴールドウィン ウィンターグローブ」とある。
「もしや、懸賞に当たった？？」
しかし、品物だけ入って、納品伝票も「当選おめでとう！」のお手紙も入ってない。

早速、懸賞の応募履歴を調べると、確かに応募してました。

たまたま応募者が少なかったのか、何かの偶然か。冬の雪かきに使わせていただきます。

地元新聞社発行のローカル情報誌を読んでいると、その中に防災関連のページがありました。

それは阪神大震災の教訓から、今回は＜水不足の生活＞について書かれており、「（本文）……風呂無し状態の五日目ぐらいから呼吸がなんとなくせわしくなり…中略…明らかに皮膚呼吸に障害が出ており、これも命にかかわることでした。」という記述を発見。

……皮膚呼吸？？？
哺乳類って皮膚呼吸してないぞ？？オレは両生類か？？

人間の呼吸は肺呼吸だけであり、「人間が皮膚呼吸をしている」というのは迷信ですが、この原稿を書いた人はいまだにその迷信を信じているらしい。このコーナーのライター、大銀行の支店長とか経歴は大層なモノなんだけどね。

呼吸がせわしく感じたのは、表皮の汚れにより汗や熱の発散・皮脂の分泌等に弊害が生じたためであり、呼吸が足りなくなったためではありません。
皮膚からの発散ができない分、それを呼気により発散しようと呼吸数が増えるのです。

テレビで芸人が体に金粉を塗りたくり、芸を披露した後に「呼吸がつらい。」と言って息を切らしている（ここで大抵、司会者や相方が「皮膚呼吸できないからね」と合いの手を入れる）のは、皮膚呼吸ができないためではなく、まさに上記の理由です。

激しく動いた場合では顕著に表れるでしょう。
身近に再現するとすれば、真夏に長袖（雨具のように空気を通さないと尚良い）を着ればよい。特に運動をしなくても呼吸がせわしくなるはず。

仮に、必要な呼吸を皮膚からも補っているとしたら、何時間も泳いだり湯船につかったり、毒ガスの防護服のように空気を通さない服を着るなどはできないはずだし、「首を絞められ窒息死した」という事件も減るでしょう。
峰 不二子も息苦しくてピチピチのレザースーツを着てバイクには乗れないでしょう。

美容の世界でも「誤ったお手入れは皮膚呼吸の妨げになり、肌荒れの原因に…」と言っているらしい。皮膚呼吸を妨げているのではなく、表皮の代謝を妨げているだけです。

この迷信は欧米でも信じられていて、実際、Discovery Channelの番組で実験されたこともあります。結果はもちろん「ウソ」。


都市伝説の大半は「ウソ」です。気をつけましょう。