
型番:00-85126-58354-5
SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
17mmから50mmの標準域をカバーする焦点距離で全域F2.8と明るく、さらに手ブレ補正OS(Optical Stabilizer)機構も搭載しています。
蛍石に近い性能を持つFLDガラス2枚と非球面レンズ3枚を採用するなど、贅沢な硝材を使用しているのも特徴。
必要な焦点域を、ひと通り揃えたと思っていたのですが、動画をメインに撮るようになって、あらためて足りないことに気づきました。
今回入手したレンズの焦点距離は、いわゆるキットレンズと呼ばれる最初のレンズでラインナップされるもの。
それだけ、便利でよく使う焦点距離です。
キットレンズとして付いてきた EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II を持っていたのですが、このレンズを下取りにして入手しました。
...で、この EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II 、色収差や流れなどは少なく、写りはイイのですが動画には向かないレンズかな、と。
マニュアルフォーカスで撮影するには
1. フォーカスリングが細すぎる=フードを付けるとリングが掴めない
2. 前球が回転してしまう=PLフィルターが使えない
...と、困ったことになります。
ホント、軽くてIS付きで写りもいいのですが、残念。
動画撮影を主眼において検討した結果、SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM が第一候補でした。
手振れ補正が付いていて、明るくて、Fは通し(変化しない)、かつ低コスト。
重量については、もっと軽いレンズが欲しかったのですが、手振れ補正があるのでそれに頼ります。
試写してみたところ、ちょっと気になる点も...。
まず、OS機構のクセについて。
モニターを見ていると、パンしている途中などで「ガクっ」とコマ飛びしたような挙動をします。
純正のIS機構では、「クククっ」という感じで滑らかに作動するため、よほど気をつけて観ていないと判らないほど自然ですが、SIGMAのそれは動きが大きいため、はっきりと判ります。
スチル撮影では気がつきにくいのですが、動画だとちょっと気になるレベルです。
SIGMAの手振れ補正付きレンズを、始めて使ったのですが、クセがありますね。
まぁ、この機種だけなのかもしれませんケド。
もうひとつは、音。
カメラの電源を入れたときと切ったときに、「ゴトっ」という音がします。
恐らく、手振れ補正がメカの初期位置に戻った音だと思われます。
かなり大きな音がするので、これも気になるといえば気になります。
最初に聞いたときは、壊れたかと思いました。
よく、レビューなどで挙がっているピントリングの回転角が小さい点は、レンズを支えながら指先だけで送れるため逆に使いやすく感じます。
あと、フルタイムマニュアルではない点も、EOS Mとの組み合わせ* では、とくに不便も感じません。
* EOS Mの場合、アダプター経由だとフルタイムマニュアルが使えないため
OS機構のクセだけ覚悟して使えば、満足度高いレンズだと思います。
発売当初、かなり高価なレンズでしたが、今は半額以下にまで下がっています。
コストパフォーマンスが高いレンズだと思います。
Posted at 2014/08/10 13:52:44 | |
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