いよいよDAYTONA-675Rのシーズン開幕です。
先日バイク用品店に向かう時に少し乗っただけで、本格的に走るのは前年12月のサーキット走行以来、3カ月ぶりでした。
放置していたタイヤの空気圧は
F1.75、R1.8でした。放置していた割には抜けてない。結構低めですがそれを留意したうえで6:45出発。
ホームコースへの道中、崩落した橋は復旧中であるものの以前のような大きな迂回路設定ではなく、仮設橋を含めたS字クランクですんなり通過。新しいトンネルが開通しており栗尾峠は閉鎖され、時間短縮されています。
7:30ホームコースに到着し、ダムコースを1往復流します。
8:30休憩中、残り時間やガソリン残量などを考慮して次工程を練っていると、「そうや!今日は平日だ!土日祝は二輪通行禁止のあの周遊道路に入場できるぞ!」と思い付き、いそいそと向かいます。
9:45周遊道路到着。ゲート職員さんと会話し情報収集。周遊道路末端部分で土砂崩れのため通行禁止区域があるが、ほんの少しだけ。途中退場後再入場も領収書提示すれば可。本日はバイクは1台のみ、車も少ないとのこと。
このコースは最高でした!車で何度かは来たことがありましたが、更に平日で通行車両が少ないことも相まって、5往復ぐらいひたすらカーブを貪り続けました(笑)
<新調ヘルメットの使用感>~
パーツレビュー
上方視界はとても改善されました。フィッティングもばっちりなのでズレることもありません。
ただ、
上目づかい筋(?)がとても酷使されます。AGVは上方視界が悪い故、意識的に頭をあげることになり、眼球の方向性はさほど上目づかいにはならないのですが、上方視界の良いAraiだと、頭の角度に無理をさせなくともよくなり、眼球の方向性だけで視界確保ができてしまいます。その結果上目づかいの角度がより仰角になってしまうのです。一難去ってまた一難?(笑)
<ライディングフォーム>
上体が起きる癖は、ヘルメットによる上方視界の悪さを補うためであり、上方視界の良いヘルメットに変えれば上体も伏せられるだろうと思っていたのですが、癖が染みついているようで改善には時間を要するようです…。
右コーナーの苦手感が全然改善されません。この周遊道路はブラインドが少なくて格好の練習場所でしたが、右ハングオフの姿勢がしっくりきません。対向車にヒットする恐れから右コーナーでは上体が落ちずに高い位置にあり、それに引っ張られて下半身も重心が下げられない。そう思っていたのですが、どうも違う…。
上体を落として、臀部も大きくオフセットして意識して低く構えるのですが、ホールド感が希薄!旋回している感覚もスムーズなものではない。左コーナーだと非常に一体感と安定感を得られるものが、右コーナーではダメ。
そこで、左コーナーでの姿勢がどんなものかを意識して感じ取るように走ってみます。右膝内側、左足つま先がマシンホールドの要になっていました。それと、なぜかあまり進行方向への着座ずれがなく、後方に着席できています。ステア抉りも無く旋回がとてもスムーズ。
これを右でも意識してみます。左膝内側でのホールドを意識しようとしますが、着座位置が前方にずれて、左膝ではなく左太腿が接点となってしまいます。タンク後端に対してほぼ直角になり接合面積が少なくなりホールド感は希薄です。となると今度は右足つま先で落車への抵抗をしますので重心低く構えることができない。ステア抉りだけはそれなりに修正できましたが。
上記より、
“前方への着座ずれ”が諸悪の根源ということになります。
実は、事前の考察・対策案として「重心を下げるべく、オフセットした臀部をしっかりと下方に落としていれば、重心の低さそのものと、体の引っかかり量の増加により、着座ずれが改善するのではないか?これが左コーナーがうまくいっている主要因ではないか?」と考えていたのですが、どうもそうでもないようです。
消去法で残るは、「
ステアリングに腕を突っ張り、着座ずれを抑止する。但し、ステアリングを抉ることなく、セルフステアに対して同調したステア操作をしながら」ということしかありません。やはり、
左腕での積極操作に解があるようです。次回はこれを試してみたいと思います。
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休憩中にそんなことをウンウン唸りながら考えたりしていたのですが、他方で、まったりアビリティももれなく発揮します。
まったりその①:贅沢なひと時
ほとんど貸し切り状態の周遊道路で3カ月ご無沙汰だったライディングドリルを満喫し、休日であれば賑わっているであろう休憩所も誰一人おらず、とても静かな空間に浸れます。
全身でバイクの咆哮を浴びまくった後、休憩では一転、過ごしやすい小春日和に風のそよぎと木々の葉音以外無音の世界。
“動”と“静”の両極端を、まったくもって自分のペース・意思で行き来できる。“
心のストレッチ”。
素晴らしい快感を与えてくれる愛機、時間を忘れていつまでも眺めていられます。こんな感じ↓で30分以上は半ば茫然と眺めていました。はっと我に返った時に、あまりにもの自分の変人っぷりが可笑しくて自画撮りしてしまいました。(笑)
バイクというのは“
凝縮された機能美の塊”だと思います。
眺望の良い休憩所からは、眼下に鉄橋がある風景も。
この絵↓で白ご飯3杯はイケます(笑)
まったりその②:写真撮影のお勉強
自分が感じるDAYTONAの機能美、どのような表現ができるのか?ちょっと試してみました。ご意見どしどしお聞かせ下さい。
リヤサイドカウルから分岐するシートフレームへ、そこからまた間隔が拡がりサイドカウル上下のプレスラインへと繋がっていく線と、セパレートハンドルの垂れ角、「675R」ロゴおよびタンクの「Triumph」ロゴを抽出するつもりで撮影しました。
AとBは高さを微妙に変えて。Cは大胆に角度を変えてみました。
A
B
C
次は、抽出イメージは同じまま車体をフレームからはみ出さずに撮影です。D,E,Fと角度だけ変えたのですが、遠近法がもたらすフロントセクションとリヤセクションのアンバランス感により、ダイナミック感が一番得られるのはどれか?自分としてはFだと感じました。
D
E
F
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結局12:10まで滞在し、その後下山して給油。タイヤ空気圧を
F2.05、R2.05に調整。タイヤ内部温度を平常に戻す意図で、一旦少し空気を抜いてからエアを入れる。
帰宅し昼食後、チェーンメンテナンスを人生初実行しました。
詳細は
整備手帳へ
この日は、アドレナリン、完売御礼!