
煙草を吹かしながら人目の無い海岸に車を止める。
他車のヘッドライトを感じたので場所を変えようとする。
…赤い回転灯も見えたか。
車の移動をやめ、煙草を吹かし、窓を全開にする。
…まぁ職務質問だな。
ゼロクラパトカーが斜め前に停車し、助手席の警官が下りて来る。
近づいてきたので「どうもご苦労様」と言う。
オーディオの音量を下げる。
「こんばんは、ただ今警戒中でして…」
32~4くらいの若い警官だ。
「免許証ご覧になりますか?」
「はい、ご提示願います」
住所についての説明をする。
また合わせて、海を眺めて煙草を吸っているだけだと伝える。
運転席の警官も下りて来る。やはり30代前半だろうか。
「すみませんねぇ、中々物騒だものですから…」
「いえ、お巡りさんが回ってくれた方が安心ですから…」
一人は無線で免許証の問い合わせをしている。
運転していた方の警官と他愛ない雑談をする。
灰皿に預けた煙草が中に落ちたので、拾い上げる。
免許証の確認が取れたようだ。
運転していた警官が「じゃあ良いね」ともう一人に小声で言う。
「どうもすみませんでした。お気を付けて」と警官。
「こちらこそ夜分にすみません。ご苦労様です」と言う。
頭を下げパトカーに戻る二人。
私の車の前方へ行き、回頭をするパトカー。
ヘッドライトが付いていたので、スモールランプに切り替える。
過ぎ行くパトカーをルームミラーで確認し、煙草を吹かす。
あまりに短くなったのでもう一本ガラムをくわえ、火を付けた。
久しぶりに職務質問を受けました。
いえ、悪いことをしていたわけではないです。
海っ端に車を止め、煙草を吹かしていただけ。
警官という職業も大変なもので、怪しい人物、怪しい車は調べねばならない。
仮にも人目に付きにくい所に止まっている車。
調査、捜査の対象であろう。
怪しい売人かもしれないし、誘拐、強姦の現場かもしれない、あるいは若気の至った男女かもしれないし、自殺心中の類かもしれない。
彼等はそれを見過ごしてはいけない職業なのだ。
お巡りさんと言うように、彼等の仕事は巡回警邏である。
何度かの職質や飲酒検問で彼等の仕事を見ている。
敵対心を持たず、フランクに接していれば別段どうという事はない。
無論何か気まずい事が無ければだが。
税金で食ってる…当たり前である。
政府の犬…そういう見方も出来る。
もちろん汚職警官もいれば、不祥事を起こす警官もいるだろう。
警官だからこそ真人間が必要だが、人事も警官自身もスーパーマンや仙人では無く人間で有ることを忘れてはならない。
お巡りさんが職務質問をしてきたら、自分が悪いからではない事を理解してほしい。
彼等の仕事なのだから。
彼等に敵意が無ければ労いの言葉の一つもかけてあげてほしい。
人のやりたくない仕事をしているのだから。
大多数の警官はしっかと職務を果してくれていると感じている。
高圧的に感じるのは、何か怯えがあるからだ。
話すのが苦手なら、その旨を伝えてからでも悪くないと思う。
急ぎの用があるなら、それこそ受け答え、身分証の提示をするべきだ。
逃げるのは得策ではない、必ず追われ無駄な時間が増える。
話は変わるが、その数時間前に少し離れた場所、ディスカバリーのオフロードコースにピッタリの自然のオフロードコース的な畦道がある。
ジムニーやエクストレイルをたまに見かけるような場所。
セダンやスポーツで入るのは困難だろう。…釣り人の軽BOXはいたりするけど。
水捌けが悪く深い水溜まりが出来ていたり、水流によって地面がえぐられタイヤの位置を悩まなければ走れない箇所、急傾斜…中々楽しいところである。
ここも人目につかない場所である。
んで、入口が2箇所、道(になる場所)は上下2本有る。500メーターかそこら。片側から入って反対へ抜けて、違う道で戻るなんて事をやる。
昨晩もそれをやってたら、反対側へ抜けた時にシルバーのワゴンRが居た。普通の車だと尻が痛くなる程度のとこに。
後ろから私のディスコが来たことに気付いて、隅に寄せてくれた。
クラクションを鳴らして通り過ぎる。
んで、復路は上側の道を走ってったんだな。
うん、多分いちゃついてたね!シート倒れてたし!
…正直すまんかった。
なんか「えっ?」て雰囲気だった様に感じたし。
あの二人がお巡りさんに会わずに帰れたか少し心配w

Posted at 2012/05/11 09:18:34 | |
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