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マスタングのブログ一覧

2019年12月31日 イイね!

ボアピッチとピストン間クリアランス

ボアピッチとピストン間クリアランス長くなります。超マニア向けです。(^-^)
前から気になっていたので調べました。


排気量アップにはボア・ストロークを上げます。ストロークアップはブロック高さで制限があります。ボアアップの限界はボアピッチ、ピストン間のクリアランスです。ボアピッチ変更には専用加工設備投資が必要です。

初代CRVボアピッチ90ミリ、ボア径84ミリ、だから引き算してピストン間のクリアランス6ミリが限界。スリーブならボア81ミリ、クリアランス9ミリが限界。この記事が発端です。

調べたら今でも同じみたいです。
S2000 KシリーズNA250馬力、ボアピッチ94ミリ、ボア径は最大の87ミリ、クリアランス7ミリ

最新typeR 直4のKシリーズ2Lターボ320馬力、ボアピッチ94ミリ、ボア径86ミリ、ターボはクリアランス8ミリ


ここからはアメリカンV8の話
ボアアップは隣のピストンとのクリアランスで制限があります。ボアピッチによるものです。スリーブ入りならクリアランス限界は9ミリ。
100ボアピッチならピストン径は91ミリまで。ピストン径90.2でスクエアに近いストローク90ミリならV8で私の4.6LマスタングのアルミブロックのモジュラーOHCエンジン300馬力/6000rpmです。


最近のスリーブ無しプラズマ照射なら最小6ミリくらいまでガスケットで爆発力を受け止めます。100ボアピッチならピストン径は最大94ミリまで。
ピストン径92.2でストローク92.7ミリなら5LのコヨーテDOHCエンジン426馬力/7000rpmです。なお2018モデルからはピストン径は93にアップして460馬力です。
V8のブロック面 クラッター音


ピストン径94でストローク93の5.2LのGT350ブードゥエンジン520馬力/8300rpmがこのスモールブロックのボア限界と思われます。
ピストン間クリアランスは6ミリ、ジリジリとボアもストロークも上げてきてます。


更に大排気量ならロングストローク105.8ミリまでデッキ高を拡大した専用ブロックが必要です。
2012年までのGT500は排気量5.4Lスチールブロック540馬力/6000rpm、2014年までは5.8Lアルミブロック650馬力/6500rpmでした。大きく重いブロックになります。プラス50kgくらい、ボアピッチは100のまま。

なお昔のウインザーは110ミリボアピッチです。ここまではスモールブロックと呼びます。なおビッグブロックは7〜8Lクラスの排気量です。



又ターボとかスーパーチャージ過給だとアルミブロックの破壊もありボアダウンして排気量を下げ剛性アップすることがあります。ピストン間クリアランスは8ミリ程度になります。コルベットはNAなら7Lもあったが、スーパーチャージは6.2Lです。おそらくボアピッチは110ミリ

アメ車のパワー競争は凄いです。
GMコルベット5.7Lの300馬力のスリーブ有りはボア101.6ミリでクリアランス8.4ミリと余裕がある。
7LのLS7は511馬力/7000rpmはボア104.7ミリでクリアランス5.3ミリと凄い攻めた設計のNAだ。
6.2LのLT4スーパーチャージ659馬力/6400rpmはボア103.2ミリに下げ、ショートストローク92ミリだがクリアランス6.8ミリと攻めてる。

クライスラーのチャージャーSRT8もNA6.4Lは476馬力/6100rpmボア103.9でクリアランス6.1ミリ
スーパーチャージヘルキャットは6.2Lで707馬力/6000rpmボア同じ103.9ショートストローク化して90.9ですからピストン間クリアランスは6.1ミリとこれも凄く攻めた設計です。

GMとクライスラーはボアピッチ110ミリの広さを生かしてショートストローク高回転OHV、フォードは100ミリだからロングストロークのDOHCで対抗してました。いずれにせよ各社スモールブロックとしては限界のボアになってますねー。


GT500はオプションでカーボンホイール。アメリカンテクノロジーです。


ではフォードの新型マスタングシェルビーGT500プレデターV8エンジンはどうでしょう。排気量は5.2Lのままスクエアでスーパーチャージどこよりも高過給してトップの760馬力です。フェラーリV12以外のスーパーカーも全て押さえ量産史上最高出力。(^-^)
爆発圧力はGT350の1.5倍、ピストンクリアランス6ミリでガスケットは吹き抜けないのか? ブロック剛性は大丈夫なのか?

この回答のひとつが4層から成る新型ガスケットのようです。レーザーウェルド層がシールする。アメリカンテクノロジー。













ダブルチェーンカム駆動

更にアルミブロック剛性は量産760馬力では問題ないとはいえドラッグレースでは1200馬力を超えると破壊する恐れあります。
なんとフォードはドラッグレース用に互換性のあるスチールブロックを販売するそうです。1500〜2000馬力に対応するとか。ロードモデルにも使えそう。(^。^)シェルビー2000とかねー

以下は M.Naganoさんのブログから
鋳鉄ブロックを作ってしまうとは凄い

アメ車の勝負の世界は大変ですねー。(^-^)

私のはuso800馬力です
Posted at 2020/01/06 23:22:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | V8エンジン | 日記
2019年12月31日 イイね!

広島城へ登る

広島城へ登る逆さ富士
いつもはマスタングで行くが今日は電車。クルマの話は出てきません m(_ _)m

久しぶりに友人と行った。友人と待ち合わせて市内をぶらぶらした。もちろん広島お好み焼きも食べた。


前に天守閣に登ったのはいつか忘れた。コンクリート造りでエアコンで快適。


広島が出来たのは江戸時代に入ってから、それまでは橋もかからぬ寒村だった。平和大通り辺りが海岸線だった。そんな歴史を勉強しながら登った。


天守閣からの眺め、友人が詳しく解説してくれた。だいたいのビルは何か知っているから舌を巻いた👅

すっかり遅くなり飲み屋へ移動。今度は昔話をさかなに話し込んだ。デートの事件、富士山へ登った話、クルマの話、友人と絶交した話、そして最近の話題は健康だ(^^) おまけに声がでかくなる。楽しかった。


逆さマスタング
Posted at 2020/01/04 00:24:36 | コメント(1) | トラックバック(0) | 食レポ | 日記
2019年12月28日 イイね!

フォードVSフェラーリ

フォードVSフェラーリ2020年おめでとう あけましておめでとう⛩
 いよいよですな(^^)
これが1966年のマークⅡです。7Lの427エンジン、この年にフェラーリP3を破りルマンに初優勝


前年1965年のマークⅡはノーズが長いのです。ルマンはエンジントラブル。


最初の1964年のマークⅠは、4.7Lの289ウインザーエンジン、4.2Lインディ仕様?エンジンもあったらしい。マスタングのエンジンです。ルマンではミッショントラブル。ノーズは丸い。GT40は初めて風洞でデザインされたレーシングカーです。映画 男と女 に出てくる。
男と女マスタング


なお人気があるのは1968、1969年の5LのBOSS 302エンジンのマークⅠです。英国スチールシャーシ。ルマン連覇


ちなみに1967年のマークⅣは純アメリカ製アルミシャーシで100kg軽いです。ルマン優勝。7Lエンジン、実験車のJカーを改良


1966年のルマンテストデーでトップタイムは、
Jカー

さあ映画館へ走れ🎦 (^^)
Posted at 2020/01/01 17:10:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自動車文化論 | 日記
2019年12月27日 イイね!

横浜美術館とNVタクシー

横浜美術館とNVタクシー去年末、オランジェリー美術館コレクションを観てきた。


急いでたのでタクシーに乗ると、日産NVタクシーだ。でかい! 背が高い! 乗り込むのが大変かも・・


ステップが出てきました。(^^)


中は広いんですが乗り心地が硬い、ベースは商用車だから安っぽい。タイで作ってる。


後からガタガタ音がする、車椅子用のスロープが振動してる。5分あれば載せらるそう。トヨタのは20分もかかったそうで運転手が嫌がる、改良された? 。

個人タクシーさんはこの2社以外のクルマも使っておりタクシー専用車の時代は終わろうとしているのかもしれませんね。アメリカタクシー文化から欧州タクシー文化へ。


エンジンはLPGではなくガソリン。後で調べたらバイフューエルもある。


MINI横浜の近くですね。




2010年1月13日まで


オランジェリー展は撮影不可。昔パリに行った時に改装閉館してたから、念願の展示会だ。(^^)




撮影出来たのは常設展だけ。






100年前の米国マンハッタン市


馬車とフォードT型が走ってる。

帰りは 港みらい 地下鉄で(^^)
Posted at 2020/01/03 00:27:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 博物館 | 日記
2019年12月26日 イイね!

日産エンジンミュージアム4終わり

日産エンジンミュージアム4終わり紅白歌合戦を見ながら書いてます。間も無く2019年も終わります、マスタングのブログ見てくださってありがとうございました。2020年にここ見られた方へ、本年もよろしくお願いします。m(_ _)m

最後は日産のコマーシャルと社史編纂です
当時のCMポスターです
1964年ブルーバード発売、創業から30年の歴史


フェアレディ2000硬派スポーツカー


初代シルビア、軟派のパーソナルカー


ブルーバード510、前モデルからの反省でボクシーデザイン、大ヒット


1969年フェアレディZ、北米で爆発的に売れた


バイオレット、サファリラリー優勝。耐久性とトルクのあるエンジン。


FFブルーバードへV6


1982年 ZにV6エンジン搭載プラズマエンジン群。トヨタのレーザーエンジンCMに対抗。


1988年アートフォース シルビア、プレリュードに対抗


2002年フェアレディ、スポーツカーに乗ろうと思う。テラノSUVの勧め

書籍コーナーです



ここからは社史の本を読みます。

1983年発行の社史です。1974-1983、10年毎に出るのなら社史編纂部でもあるのかな。


  

時代を反映した空力と電子機器


歴代役員


株主




工場群、何故こんなに沢山あるかと言うと、戦時中は国策だったり、プリンスを買収したから


サプライヤー




グループ会社の歴史でした。

ここから主要関連会社の紹介です。1983年時点

日産車体、日本航空工業が母体、フェアレディZなんかを組み立ててる。


日産ディーゼル。今はUDトラックスでボルボ傘下だが最近いすゞが買収した。大型トラック製造


愛知機械工業。かって三輪ジャイアント号やコニー360を作ってた会社。今は商用車バネットを作ってる。


日本ラジエーター。カルソニック カンセイになり、今はマレリーを買収し改名


関東精器、メーターインパネ。カンセイとなりカルソニックと合併。


厚木自動車部品、日産から独立し、ユニシア、現在は日立オートモーティブ


日産工機。東急くろがね から日産傘下へ。エンジンやアクスル製造


日本自動変速機。マツダ、フォード、日産により設立。現在はJATCO



資料編が分厚い

とにかく文書や表が多いのが特徴です。国策的な書類文化の会社でした。ルノー傘下になってからはどうなんだろう


歴史を感じる廊下には




創業時の数々の写真や絵が飾ってあります。


さて横浜工場を後にします。


外には引き込み線の跡


隣は渋沢倉庫、あの渋沢栄一が創業。新1万円札になる人です。第一勧業銀行みずほ、王子製紙等、全国に500社を創業した明治の大実業家。標高50mの王子山に博物館あります。無料ケーブルカーでどうぞ。


渋沢倉庫で見たのはライバルのトヨタ車だ。(^^) 次回は厚木ヘリテージ自動車ミュージアムへ行きたい。予約が必要だけど。

やっと終わった (^^)
2020年もよろしくお願いします。
Posted at 2019/12/31 19:46:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | 博物館 | 日記

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「[整備] #シビックタイプRユーロ typeRホイールアーチプロテクター傷の自前修理 https://minkara.carview.co.jp/userid/1387010/car/2441152/8222090/note.aspx
何シテル?   05/07 00:04
最近は広島を拠点とし宇都宮にも行きます マスタング乗りです。子供のころからアメ車に憧れてました。欧州車なんかもスポーツモデルは好きですAMG-C63とか...
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