北海道へ行くと決まったが、行くからには下準備というものがある。
俺の性格から完璧な下準備、情報を仕入れていかないと気が済まない。
かと言って、完璧に予定通りにコトを進めないと気が済まないのかと言われればそんなことはなく、
事前情報を仕入れるだけ仕入れて、いざ当日になってみると雨が降っていたり、予期せぬ事故渋滞があったりで、いとも簡単に綿密な計画が音も立てずに崩れていくという事が毎度のセオリーだったりするので、情報だけ仕入れて満足する程度の性格なのだ。
さて、長距離ドライブとなれば事故のリスクは高まる。ましてや不慣れな道に深夜の長距離移動。3年前に屈斜路湖畔の無料混浴露天風呂に行こうと旭川から層雲峡を経由して石北峠のあたりを深夜1時頃に走っていたら、鹿と衝突してフロントガラスが粉々になった地元の軽トラが横転して道を塞いでいたり、なぜか10月下旬に上半身裸でヒッチハイクしている若者がいたり、都会では味わえないシャッターチャンスに巡り会うことが多々ある。
そうでなくても高速道路を平然と鹿が横切っていたり、キタキツネの親子が仲間になりたそうにこちらを見ていたり、ジェットコースターのような直線道路や数キロ先からでも見渡せる位置に煌々と光るエロ本の自動販売機など旅の記録にぜひ残しておきたいものだ。
だが、運転しながらのカメラ操作など言語道断である。
ではどうするのかというと、リアルタイム動画保存。ビデオカメラ録画である。
それに気が付いた去年は、ダッシュボードに6千円程度のビデオカメラ型ドライブレコーダーを置いて旅の一部始終を撮った。
・・・・・・はずだったが、悪路も多い北海道の道。いくら強力な両面テープで留めても倒れてしまい、休憩の度にピント合わせと手直しをするのが面倒になり、3日目くらいで諦めてしまった。
今年はリベンジをするのである。ドライブレコーダーの新調である。
今まで使用したドラレコはアトレー搭載もいれれば4台。さすがに選ぶ目も養われてきた頃だ。
俺にとってのドライブレコーダーの選択の基準がいくつかある。
1、画素数、ビデオ解像度
2、対角画角
3、大きさ、設置位置
4、記録メディア
5、加速度センサーの有無
6、付加機能 (GPS、ACケーブル対応、Wifi対応、信号機表示など)
軽く上げるとこんな感じか。ほかにもフレームレート変更や撮影素子や圧縮形式など色々あるけどキリがない。
「1」の画素数や解像度はカメラの精度のことだ。
携帯のカメラとかで馴染みもあるかもしれないが、画素数が大きければ高精細な映像がt撮るし、解像度が高ければ、馬鹿でかい映像が撮れる。
だが大きければいいのかというと、フルHD対応で高精細なんかで録画すれば32GBのSDカードに4時間くらいしか保存できなかったり、ファイルサイズが大きくなりすぎると古いPCで処理に時間が掛かってフリーズしてしまったりするかもしれない。大きければいいというものでもない。
だがこれは「5」の加速度センサーの有無にリンクするのだが、ドライブレコーダーの本来の用途は事故などで衝突や急ブレーキを掛けたことを感知し、前後数分を録画するのが仕事であって、SDカードに何時間も多く撮りたいからと言って画素数などを落として相手のナンバーが読み取れないとあっては本末転倒なのかもしれない。
しかし今回の目的は旅の記録である。というか、すでにドラレコ2台乗せの愛車には関係のない話である。ギリギリの精細さを保ちつつ長時間録画である。
「2」の対角画角とは画像としての横長度である。簡単にいうと地上波アナログよりも地上波デジタルの方が横長になっており、今まで画面の端に見切れていたアニメのキャラクターが地デジだと見えていたり。さらにブルーレイ版になったら湯けむりも薄くなって露出度アップである。
別の例えだとガンダムだろうか。一年戦争の頃にガンダムのパイロットをしていた私だが、当時のモビルスーツのメインカメラは良くても180度程度しかなく後方を見るためにはカメラの切り替えをしなければいけなかった。それがNT-1アレックスの頃には360度モニターが採用されていたので情報量が多くなり、アムロの下に届いていればシャアだってパーフェクトジオングことパオングに乗って疑似重力下の中で戦闘が行われた可能性だってあるのだ。ちなみにガンダムのメインカメラは目のところではなく頭というかおでこにあります。あと体中にサブカメラが付いているので「まだだ、たかがメインカメラをやられただけだ!」と言って獅子奮迅の働きをする一兵卒がいても不思議ではないのである。
というか、このペースで行くととんでもない長文になるので続きは次回。
深夜の無料混浴露天風呂
もちろん誰もいませんし獣の遠吠えとか聞こえます
Posted at 2014/09/19 21:59:13 | |
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