目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
★★★ |
作業時間 |
3時間以内 |
1
アッパーアーム固定ナットの、緩み止め割ピンを外します。割ピンをマイナスドライバーやペンチを使って真っ直ぐに変形させ、ペンチでアームの穴から引き抜きます。
ハブ交換と同時に施工したためハブが無い状態の写真ですが、ハブが着いた状態でも施工可能です。
この割ピンは再利用不可品です。必ず新品を調達しましょう。ただし、純正では無くホームセンター品をお勧めします。理由は後述。
2
アッパーアームの固定ナットを緩めます。
結構な高トルクな上、構造上メガネレンチが入らないため、必ずスピンナーハンドルを使いましょう。
この部分も写真ではハブが外れていますが、ハブつきでも作業できます。
3
ハブを止めている下側2本のボルトを取り外します。ここも高トルクで止まっているため、スピンナーハンドルやメガネレンチを使用しましょう。写真のラチェットレンチはある程度緩んでからは使っても良いですが、最初から使わないように。
ニーレックスの取付要領書では、外したボルトにスレッドコンパウンドを塗って再利用するようになっていますが、本来このボルトは再利用不可品です。今回は新品ボルトを調達しました。書いてある意味が分からない場合は、素直にプロに作業をお願いしましょう。
4
ナックルサポートをあてがいます。左右がありますが、着くようにしか着かないので間違えようが無いです。ABSセンサーの配線は、アッパーアーム横でナックルに固定されており、そこのナックルとナックルサポート間からうまくかわせるように出来てます。
その後アッパーアーム、ハブ取り付けボルトを仮止めし、写真に書いてある順番で、ナックルサポートが歪まないよう、①→②→③→①→②→③→・・・といった具合で少しずつ締めていきます。
最後は同じく写真に書いた順番で、トルクレンチで締めします。トルクは、アッパーアーム(①)が70Nm、ハブ取り付けボルト(②、③)が60Nmです。
くれぐれも、ABSセンサー配線を挟み込まないように注意です。
5
アッパーアームへ、ナット緩み止め割ピンを挿入し、割を入れます。
ナックルサポートを共締めした分ナットが下に下がり、実質の穴径が小さくなっています。そのため、純正の割ピンでは非常に差し込みづらくなってしまいます。
そこで、ホームセンターで純正よりワンサイズ小さい割ピンを調達することを推奨します。外した割ピンをホームセンターに持って行き、サイズを比較しながら購入すれば間違いないでしょう。
どうしても純正割ピンを使う場合は、割ピンを細く削る加工が必要です。
6
完成です。こうしてみると、ナックルの力をアッパーアームへ真っ直ぐ伝えているのが分かります。
やることはそれほど難しくないのですが、ハブ・アッパーアームと車の重要部分を触ることになり、かつ要確認ポイントも多い箇所となります。
少しでも疑問がある場合は、素直にプロに作業をお願いしましょう。
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