
先日、ウチのオヤジがクルマ(エアウェイブ)を買った、というハナシを
ブログにupしましたが、
本日、めでたく納車と相成りました。
で、ディーラーで受け取りだったので、ワタシもノコノコついてって、
帰り道は少しオヤジからステアリングを
強奪拝借し、運転してみました。
7MTスポーツモード、オモシロ過ぎ。
還暦過ぎのオヤジに、こんなステキなオモチャ、アリなのか?
まあ、エアウェイブのインプレは、オヤジが地道にナラシを終えたあたりで
ワタシが
全壊全開カマしてからupしますので。
ところで、今日の本題はエアウェイブの替わりにドナドナされていった、
オヤジの「初代ドマーニ」。
今を遡る事、十数年前。ワタシがまだ
高校生だった時に、発売と同時にオヤジが購入したクルマです。
当然、ワタシが免許取得後、初めて運転したクルマもこのドマーニ。
オヤジは、この世代のヒトにありがちな『AT恐怖症』のヒトなので、
グレードはテンロクの5MT。
いくら、安楽志向のオヤジセダンとはいえ、そこはホンダさんの造るクルマ。
小排気量も手伝っての「高回転型エンジン」+「5MT」の組み合わせは、
免許取り立ての若造にとって、
中坊にエロ本を与えたのと同然だったのだ。
もうね、
毎晩「猿」状態。
今思えば、カナリ無茶苦茶な運転でコワイ思いも幾度と無くしたが、
不思議と事故だけはしなかった。
社会に出て自分で買ったクルマは事故廃車ばかりなのに。
一度だけ、家の塀に擦ったのは未だにナイショであるが(汗)
まぁ、事実、ワタシはこのドマーニで教習所では教えない「実際の運転マナー」とか、「運転技術の基礎」みたいなモノを培って来た訳だ。
で、ディーラーまでの「最後のドライブ」は、当然オーナーであるオヤジが担当したのだが、
いざ納車手続きの段になって、オヤジが
「いけねぇ、○○(←ワタシの名前)、ドマーニに
鍵、付け忘れてた。付けてきてくれ。」
と言い出したわけです。
そんで、イグニッションキーホールに鍵を差し込んで、ドアを閉めようとしたのだが、
ディーラーの担当者が、自賠責の証書は受け取らず、
『即、スクラップにしますので。』
と言っていたのを思い出した。
なんというか、ガラにも無く、少しウルっとキちゃって、
もう一度ドアを開け、運転席に乗り込み、エンジンをかけた。
そして、惜別の想いをこめ、一度だけ、アクセルを踏み込んだのだ。
ドマーニは一吠えして、眠りに就いた。
『さよなら。ドマーニ。』
ワタシは、ひとり小さく呟いた。
きょうはオチはないからね。
いや、ホントにナイんですよ。
ナイっつってんダロ!?コノヤロウ!
「写真を撮ってるのはナゼ?」っちゅうツッコミはカンベンな(汗)。
Posted at 2005/12/18 16:52:35 | |
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