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Sbeeのブログ一覧

2013年09月08日 イイね!

うけっ

うけっ本日も曇り&小雨&豪雨模様

被写体求めてさまようも

特段の収穫なし







1【 のてねこ 】




ので
行きつけのカフェで
暇つぶし

「なんかイイ噺ナイ?」

の一言で出てくる 有難いネタ噺♪

では
ご披露♪



今日の一曲♪
今でいうところの
ツンデレ
ちょおと昔でいう
ク-ル&ビューティ
歴々のアルバムに出てクル 
陽水特有の女の人
好きな タイプです♪
【 フェミニスト  井上陽水 】




何気に 点けたTV
のニュース

「本日 オレオレ詐欺で
書類送検されました
S中Bee春の
供述によりますと・・・」

「S中Bee春!・・・?」

耳を疑った

うちの息子の名前?
 まさか・・・
  そんな・・・?



2【 うろたえ 】




お金に困ってたなら
あたしに 言えば・・・
ああ これから・・・
 どうしよう・・・

その時

電話が 鳴った

「もう
こんな大事なトキに・・・もしもし」

「あ!・・・♪」

電話の声の主は
 
良かったぁ♪
九州にいる
うちの息子の声よ♪

「オレだよ!母さん!
オレオレは
オレじゃ ないよぉ!!」


同姓同名
のなせる災難



3【 すぽっと 】



聴いてクレよぉ!

うちのかかぁと きたら
俺の一日の楽しみを・・・

何って 酒だよ酒

そりゃあ
毎日 一升は 多いかも
知れねェけどサ・・・

こちとら
昼間 苦労してんだぁ!

酒しか楽しみが
ねえンだからよぉ・・・



4【 まっかになって 】




昨日も

飲んで気分のイイトキに
イヤミが 出て
大げんかしてよぉ・・・

言ってやったンだぁ
「このブス!」ってよぉ!

そしたら 案の定
「この酔っ払い!」と 来た!

だからさぁ

「このぉ!ブスブスブスブス・・・!」
って 百回言ってやったぜ!

なのに

「この甲斐性無しの酔っ払い!」

と ぬかしやがった!

もう 頭に来たから
俺は 言ってやったね

「俺のは 明日の朝には 治る」
てね



5【 みなかえ路 】




おあとが よろしい
そんな噺

楽しそうに話して
頂く皆さんの顔

嬉しそうです

良くても 悪くても
家族の間に
コミュニケーション
あるのが 幸せって
知ってらっしゃる
皆さん

ゆえに
TVのニュースように
聴きたくもない
断絶とか 離婚とか

ここでは 聴くことのない
噺な
ワケです♪

行けば ほぼ必ず
笑わせて頂き
帰して頂ける このカフェ

今まで
何十回と
笑顔になって
帰ってきました♪

世の中に
なかなか無い
本当に 有難い 希少なリゾートです♪


 
本日のもう一曲♪
この曲が ラジオでかかちゃう幸運に合うと
ドライビン・ドーパミンが分泌される感じ♪
大好き♪
【 Make up Shadow  井上陽水 】
Posted at 2013/09/08 04:16:31 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2013年08月31日 イイね!

にやっ

にやっあまり良いコトのない世情
こういうトキは 小学生が頼り

新学期の始まった学校から
面白いコトを仕入れてクル・・・

そんな小噺を ひとつ





1【 かわりめ 】



今日の一曲♪
夏の名残りを いとおしむような
せつないメロディーが好き♪
サザンも 良いけれど・・・
この雰囲気は だせない
【 研ナオコ - 夏をあきらめて 】




夏休みの宿題
粘土細工の力作♪

これは
自分で納得のいく出来♪

僕は 嬉しくて
お姉ちゃんに 見せた♪



2【 ちょおと まって 】




「何? コレ? ええッ?!

駄目 駄目
何よ これ なんでぇ!!

宿題? 

これじゃあ 駄目よ

絶対 駄目!

やめなさい!
絶対 別のものに しなさいよ!」

ふーんだ 
お姉ちゃんには 判らないンだ・・・

こんなに 細かく作ったのに

こんなに そっくりに出来てるのにさぁ・・・



3【 にてる 】




お父さんなら 絶対
イイって言ってクレる♪

男同士しか 判らないコト
が アルっていってたモン

コレ
イイでしょー
ねぇ お父さん♪

「おお 何だい!
・・・!

おおおおおおおお!!

こ こんなところに 
こんなモノ
持ってきちゃダメじゃないか!

ええ?
粘土で・・・

凄いなぁ・・・ホンモノそっくり
じゃあないか・・・

まさに力作だな・・・

え? 宿題?!

これは・・・
ヤメた方が いいぞ

みんな駄目っていうだろう・・・

お姉ちゃんも?

そりゃあ そうだろう・・・
とりあえず
これは壊して 別のモノにしなさい」



4【 どお? 】




男同士でも
駄目なコトが アルんだ・・・

そうか・・・

お母さんなら
大丈夫 判ってクレる

お母さん コレ良く出来たでしょ♪

「何かしら?・・・えええっ?!」

これ
作ったの?

宿題?

これ 学校に持っていくの?

いやぁ・・・そ・れ・は・・・

何?

みんな ヤメロって言った?

そうね・・・

お母さんも そう想うわ・・・

何故って?

だって
余りにも 汚いでしょ!

絶対 変な奴
だと思われるから

持ってちゃいけません!」



5【 どや? 】




駄目かぁ・・・

だけど
お母さんには
この作品の凄さが
判ったみたい
眼を丸くして
見て こう言ってくれた♪

「それにしても
ある意味 凄いわねぇ・・
子供の観察力と集中力には
恐れ入るわ・・・

いやぁ・・・

本当に
そっくりね・・・

この

う●こ」



6【 とおいンですけど 】




1対3の圧倒的な多数決

こんなトキ
大人なら
ヤメてしまうところ・・・

しかし
そこは やはり小学生♪

家族の反対を押切れなかったが
ひた隠しで
学校に 持っていった この「う●こオブジェ」

さて さて
このあと

どうなったか?

いや まさかの大人気♪

学級のオブジェの前は ひとだかり

先生達も 感心して
この作品に
一目置いて しまった

何故って?

この作品の題が 実に素晴らしいから・・・

癖のある ひらがなで 書いてアル
それは

『 きれいな う●こ 』



7【 だつりょく 】




って 噺

実際あったかどうか
は 別として

このくらいの
ユーモアセンス
日常生活に 欲しいなぁ♪



8【 似たもの 】




Posted at 2013/08/31 19:55:48 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2013年08月17日 イイね!

ほわいと

ほわいと連日 冬将軍ならぬ 夏大将の日々

勝手な人間としては

えー加減して欲しいと
嘆く日々

そんなこの間
会った
出来ごと





1【 けさらん 】



今日の一曲♪
ただ ただ 怖いな
と・・・
想う 畏怖と羨望の対象 
それは・・・
【 Kenny Loggins - She's Dangerous  】




夕映えの時間
未だ 暑さのおかげ
家族連れで にぎわう
噴水で 水遊びの出来る公園

歩きながらのマンウォッチング
被写体探しに 疲れ

缶ビールを コンビニで
手に入れた



2【 じょのくち 】




弱冷房のコンビニを出ると
嫌になる 現実

熱中症警戒警報は
伊達では ナイらしい

さて
爽快音を立てて
缶をあけて
口へ運ぶ

「!」

ビールを吹き出しそうに
なるような
光景に出合う

白いパーカーの少女



3【 パンプス 】




日陰のない
石のベンチに腰かける

真夏に10オンス以上の
スエット パーカー

ずいぶん長い髪が
頭から被ったフードから
見える 

俯いた顔は
相当な 汗に 
まみれてしまって
いるコトを 想像する

命を賭けた
ダイエット?

まさか・・・

遠目に見ても
そこまでするような
体型ではナイ

ショートパンツから
伸びた肢から
想像する上半身は
華奢で あろうと
想われる

日焼け防止
なるほど
それで 白いパーカー

いやいや
そんな重そうなモノじゃあ
なくても イイじゃナイか・・・

余りに不自然で
目立つ 白いオブジェ

そんな 感じ



4【 ざわめき 】




横目に 見ながら
彼女の傍らを
通り過ぎた

彼女のベンチの反対側
噴水を挟む ベンチに
腰を 降ろす

ビールを 口に含み
想いだす・・・


これ・・・

この感じ
何かに似てる

前にもあった・・・

想いだしたくない記憶

にぎわいの中の 異人物

目の前に 桜の桃色が よぎる


そうか・・・

13年前の 花見のにぎわい
の中 かみさんと見た 群衆から見えない

「瞬きをしない 緋い服の美少女」

またか?



5【 ひるまから? 】




こんどの彼女
は・・・

顔が見えない

手足は 一挙もナク

身じろぎをしない

よって
汗は かいていない
らしい

かいていれば・・・
足元には 水たまりが
出来ているはず

そんな 眼の眩むような
暑さだ

BUT

一切 廻りから視線
周辺から 彼女への興味
は ナイ

そこには いない如く・・・

ただ 独りで

騒がしい噴水の方は
見ずに

足元から 何mかの位置を
見ているよう・・・



6【 このこうえん 】




「!」

今 気づく

あああ

なんてぇことだ・・・

気づいちゃった。

「あたしと彼女の 距離」

30m以上あるンだ・・・

なのに 彼女のディテールが
判ってしまった

そうだ
カメラに視度調整する程
近視のあたしに
彼女は 見えるはずもなく

細部なんて 判るはずはナイ

でも
判ってしまった

ヤバイ

魅入られた・・・

離れよう 
ココから

とりあえず
彼女に背を向け

噴水の公園内から
急ぎ足で 

公園の柵の外
から

公園に沿う道路の反対側へ



7【 いるのわかる 】




「ふう」

ここまでくれば・・・

安心に一息つき
手が 濡れているコト
に気づく

そうか・・・
右手に 持ったビール缶
の コトも忘れて
歩いたせいだ

「大分こぼしてしまった・・・」

もったいない

思わず
足元にあるだろう ビールの跡
を見た

その ビールのしみを
眼で 追って

後悔した

彼女が 見えて しまった



8【  あそこに 】




交通量の多い 二車線道路

公園の柵

丈の長い草花の花壇

イモ洗いのような群衆

溢れるような水量の噴水


偶然でなければ

その数多の障害物を
かいくぐり

針先の先程しか
見えないはずの隙間から

ありえない距離

陽炎 逃げ水の17時

もう20分以上
ベンチに 腰かける姿

白いフード被った
前髪で遮られた 視線

それが 確かに 見えた
 
それまで決して したことのナイ

ビール缶を
投げ捨て
走って 

逃げた・・・・



9【 ほそく 】




それから


それから


感じる



10【 のばされた て 】




蝉のなく朝

ふと
なきやむ
静けさ

雑木林の間に
繊維質の 白 


会社のトイレ
手を洗いに視線を下げた直後

後ろを 横切る
背丈より低い 長い黒髪



11【 ここに 】




現場立ち会いで
待ち合わせたコンビニ

手に取った雑誌
本棚のすきまの 視線


昼休み
椅子をリクライニングにして
仮眠

汗が にじみ出て 頬に滴る
ような 温もり

真上から 顔を近づけられて
いるような 感覚



12【 はなやかで 】




電車内 お盆で空いた座席
うつら うつらすると

誰もいない 前の座席の
足元に 見える
見覚えのアル 紅いパンプス


食事中
見ているTVの画像

CMのたびに
フラッシュバックのように
見える影

家族に文句を言っても
見えてない影



13【 かつ あでやか 】




見える

感じる

洗い物するキッチン

ドアの隙間

歯磨きの 鏡

洗髪の 足元

トイレの 窓

そして

部屋に
つくまで
灯を消して 作っていく
暗がり の中

暗がりが ある以上は
そこに 居る


こんなに 濃厚

でも
不思議と 犬は
吠えない

ゆえに どうも

この夏は
一緒かぁ・・・



14【 かげのように 】




そういう
生活が

昨日まで

続いた・・・


誰にも 信じてもらおうと
想わないけれど

辛かった・・・

寝不足が祟った明日は
家族旅行

安心

&困った・・・

余波で 習慣になっちゃた
つけっぱなしの
部屋の照明

家族 川の字での就寝
宿では 許して貰えない
ンだろうな・・・

・・・憂鬱・・・  


今日も 気を失うように
眠りたい
気が遠くなるような
言葉と ともに
このエンデイングの
モノローグが 怖い
【 【MOVIE】零~刺青ノ聲エンディング 】





Posted at 2013/08/17 22:42:07 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2013年08月10日 イイね!

みど いろ

みど いろいやはや
喜ばしいコトなんでしょう・・・

昼間が 忙しくなってキタ

おかげで

待ちに まった週末デス♪






1【 まいおりた 】




待つといえば

「待ち合わせ」

私ごと
一度だけ
5時間 待ったコトが
あります

待ち人は 愛しいひと でしたからね♪

今想うと 楽しかったンでしょう・・・

さて
さて
今夜は 先週 カフェの重鎮に伺った 昔噺をもう一席♪


今日の一曲♪
80年代を彷彿させるメロディ♪がお気に入り
この方も広いレパートリーにはホント感心します♪
 夜 ジっと見る金色の目 この方の眼チカラのよう♪
【 天野 月子 / 烏・ウタカタ・混沌・梟・風船 】




オレは 待っていた

今日来るか 明日来るか

今まであったコトのないような
あのひと・・・

誰よりも

優しい

誰より

誰より
誰より
誰より

今 アイタイ!



2【 はね 】




今日は
祭り

川面に
キラキラした
ぼんぼりが
乗った 御船が浮かぶ

ここに来る前
まだ
おとうやおかあ 
なんかと いっしょの頃 見た


見たい

見たい けれど・・・

ここからは

遠く音しか
聴こえない

顔を上げて
目の前に見えるのは
格子ごしの 夜街

固い格子のスキ間には

覗きこむ
ムサクルシイ顔 顔 顔

だから
オレは 畳を見ている

タタミのささくれを
五づつ 数えて 待っている



3【 ゆうぐれ 】



一・二・三・四・・・



来た?

来た??♪

来た 来た来た♪

あのひとが 来た


階段の上にあがってイイ 許しが出た

綺麗な ベベに
着替えて イイ許しが出た


髪結う間
婆が 珍しく黒い歯を出して
笑ってる

あのひとは
金離れが イイからなぁ・・・

今日は
どんな柄を着よう・・・
どれでも 好きなもの着て イイ許しが出た

あのひとと

同じもの食べてもイイ
同じ酒 飲んでもイイ

同じ布団で 寝て イイ許しが出た


宝物一杯持って
あのひとが 来た♪



4【 ひいろの 】




ああ

何も いう事はナイ

ああ

何も しなくイイ

あんたの
言葉に 頷くだけ・・・


はははっははhhh

腹を抱えて 笑うだけ

ははははっはあはは

えっ

何?

もうすぐ?



ここを?

まさか?

本当?

!!ううううううううううう・・・

イイだろ イイだろう
泣いていいだろぉぉぉ・・・
嬉しいよぉ
嬉しいよぉ
嬉しいよぉー

あんた
大好きだぁ
大好きだぁ
大好きだぁ
大好きだぁ・・・・

あーん あーん あーんんん

泣いていいかい
あーんあーんあーあん・・・



5【  みちみち 】





きっとね
うん
きっとね

ゆびきりなんて 忘れてた

あんたのゆびきり
は 違うンだね

えっへっへっ
あんたぁ
くすぐったいよ

今度来るトキは
見られちゃダメだよ
戸口の鍵は 空けとくからね

じゃあね じゃあね
階段 気をつけてね
急だよ・・・

いいよ
見送るくらい婆は
許してクレる・・・

じゃあね じゃあね 

ずっと見てると
悲しくなるから ここでね

判ったよ きっとね きっと



6【 まがまが 】 




「!」

どうした?

ううっ!
階段の下で あのひとの声?

いつもの声じゃナイ!

ああああ!

婆が 階段 上げちまった!

降りられないじゃナイか!

あけろ! あけろぅ!!!!

おろせぇ おろせぇーーー!!
あけろ! あけろぅー!!!!

あんた あんタ アンタぁあああああああぁぁぁあぁー!

婆ぁ!!
ばばぁー!!ああああ!!!!!
噺 聴いてやがったなぁ!

ちぃくしょーぉー!うぉおおおおううううっー!!!

降ろせぇ!!!!!!畜生! 畜生!畜生ぉーーー!



7【 なまごろし 】



ざーざーざーざぁー・・・・・・・

雨降りのような いやな日

天気じゃない

あたいの 胸に雨が降ってる

ざーざーざーぁ・・・・

しゃべると ざーざーと音がする・・

もう きっと
涙は 涸れちゃったから
涙の 代わり
オレの中に 雨が降ってルんだ

あー 細くなったなぁ・・・腕
食べてねーからなぁー

あ?
婆か・・・

なんだよ

あ?

ここ出られる
そんな訳 ナイだろ
お前は 嘘ばっかり・・・

あ?

本当かぁ・・・・

えええ?

本当かぁ・・・

いつだ
いつ

明日か?
今からか?へへへ そうかぁ・・・



8【 いつかの 】



婆が 持った提灯が

揺れる 揺れる

綺麗だな

殴り役の背中は
おとうのよう・・・

オレが 揺れる 揺れる・・・揺れる・・・


どこでも いいよ

あそこよりまし

どこでも いいんだ

アンタは いない

どこでも どこまでも
このまま つれとってくれ・・・


え?

着いたって?

そして
婆は 提灯を消した


 
9【 あさがお 】




なんだい!
教えてくれる?

何を?


あのひと?

どこにいる?


ここに いる?

まさか?


本当?

この下にいる?

この渕に!?
・・・・・・!!!!??

ううう
何 だ っ てーーーーーー?



うう・・

うううう・・・

ううううう・う・う・う・う・・・
ううううううううううううううう

うぉ

うぉおおおおお・・・・・・・・


ここでぇ?あのひとを?

うっうっうっうっうっうっうっうっうっ
うっうっう”う”う”う”っ・・・・
うっう”う”う”う”うっう”う”う”う”っ
うっう”う”う”う”っ・・・・・・・・

う”ぉ おまぁーえらぁあ”ーーーー!

うう?

何をする!?
何! 何?  やめろぉ”ー!

おっ?おおおおおおおおおお・・・・



10【 ! 】



・・・・・・・・・

足を すくい上げられた

後ろから 落ちた
 落ちた
 落ちた

真っ暗な中

ゆっくり
 落ちた

背中から 

お月さま
見ながら 

黄色い水しぶき
初めて見た

・・・綺麗だったな・・・

あー
水の中は冷たいなぁ

なのに
体が
暑いよぉ

淵の水は
ぬめるなぁ

なのに
五体に力が
入る

淵の底は
寒いなぁ

なのに
頭が しゃんとする


うぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ・・・

怒りで
頭が 痛い

ううううううううううううぅー

あざけりで
目じりが痛い

ふっ ふっ ふっ ふっ ふっ ふっうう・・・

水面の先に 見える

はるか
上の 方に 見える

あれが 婆か あれが 奴の背か

覚えておくよぉ 

よーく
覚えておくよぉ・・・

ふっ ふっ ふっ ふっ ふっ・・・

どうして やろう どうして やろう

どうして やろう どうして やろう

どぉうして・・・やぁろぉお・・・

どぉ・・・してやーろーうぉぉぉぉぉ

待っていろよぉ・・・

きっと きっと きっとぉおおおおお”



11【 みどろ 】




あれから 
どんだけ 待ったろう・・・


あいつらが 来た


揺れる提灯

揺れてる 揺れてる・・・

また
あたいと同じ
かわいそうなヤツ

背負って きやがった

また
婆が 話を始める

おおおおおおお・・・

血の 涙が溢れる

そうかぁ そうかぁー!

おまえさんもかぁ!

愛しい男を 殺されて

愛しい日々を 奪われて 

それで
ここに 落ちてくるのか

おおおおおおお・・・お”お”お”お”お”お””””・・・

そんなことは させない~!

起きるように
体を もたげる

「おまえらぁ そこで待ってろ”ぉお””お”お”お”お”お”お」




12【 もたげる 】




あ ははははははぁ

婆を くろうた

野郎を くろうた

やった やった やった やった

ひひひひひひひひひひひぃ・・・

とうとうやったぁ ひひひっひひぃ・・・

ひひ 崖を 這い上ってやった

おい ばばぁ・・・・

もう
しゃべれまい その干からびた口は使えまい

もう
なぐれまい あたしを痛めたそのこぶしは 使えまい

あんた やったよ 
あんた やったよぉ

ひひひひhhhhぃぃぃ



13【 あかまじり 】




あ?

うしろにいたのかい?

かわいそうなヤツ・・・

なんだい?
あんた 
泣くんじゃあないよ

助かったろう

これで あんたは
どこでも いける

これで あたしも
どこでも いける

はははははははぁ

なんだい
あんた
なくんじゃあないよ

・・・・・・・・・?

何見て 泣いているンだい?

あ?

あたし?

なにか おかしいかい

あたしは おかしくないだろう

お前を なだめる声は 嵐

お前を かばう 腕は 杉の木

お前を 見ている眼は 雷

何が おかしいと言う

長い歳月 人だって 変わるものさ

さて

この頃 あまり婆が もって
こないから 待っていたんだ

ああ
そうだねぇ
次の婆も こんなに うまいかねぇ・・・・


ん・・・・お前も うまそうだねぇ

さぁ さ

待って
たんだよ・・・・

さぁ もっと こっちに

こっちに おより



14【  こころないもの 】




「 女郎淵 」

遊郭が 沢山あったころ
消耗品のように
ひとが 扱われていたそうです

遊郭が廃止に
なるまで

そこへは
もう
何人も 何百人も・・・

やがて
遊郭が廃止された後も

まるで
「そこが ひとを求めるように」
何人も 何百人も・・・

そして
今も そこは 底は 待っている
ようです

そろそろ 川遊びが禁止になる時期
風にのって

恋しい あまい 声が 聴こえるでしょうか


「アンタぁ まってたよぉ」



 
 












 


Posted at 2013/08/10 01:32:35 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2013年08月03日 イイね!

ねずみいろ

ねずみいろやったー! 夏だぁ♪

この日射しのおかげで
陰影が出来る
メリハリが出る

嬉しい季節






1【 よいろ 】



さて
いそいそと
出掛けた 単独行

帰り路
いつものカフェに
お立ち寄りぃ♪

この地方
夏のイベント
を伺う♪

いろいろ伺ううち
ハッと気づく

「あのもしかして
夏にふさわしい話題は
ありませんか・・・?」

出る出る この手の
名所・旧跡がぞくぞく・・・

さて
先週に引き続き
宵話を 一席♪

そうそう ロングです



今日の一曲♪
当時 とても
曲題から「今夜こそ」
というトキ聴いてました
そういうコトを想う夜
独身のトキ多かったなぁ
と感慨に ふけったりしますね
ああ 一人前の爺っぽい♪
【 Genesis - Tonight, Tonight, Tonight 】




「嬉しい・・・」


彼女は 優しい
ゆっくりとした
口調で 言った

やっと
言えた

「結婚しよう」

エアコンの効いた車の中で
大汗をかいた末

耳元で 言えたのだ

こういう
シュチュエーションでしか
真剣なセリフが 言えない自分に
腹を立てつつ
大成功を 噛みしめる



2【 おねがいろ 】




正直 ホッとした

汗をかいた
胸の下の方から
音がする

自分のだと
想ったら 彼女と
ユニゾンに 
なっていた事に 気づく

顔を見合わせ
お互い 笑顔になったコトに
味わったことのナイ
嬉しさを 感じる・・・

こういうのが・・・
 
「幸せってヤツかなぁ?」

「そうかもね♪」



3【 ら 】




彼女の味の趣向は
よーく知ってル

じゃなけりゃ
あんなは コト
言えない

若干は 違えど
自分と 同じモノが
好きじゃなきゃあ

長い人生
一緒に生きていけない

「さぁて
美味いトンコツラーメン屋
まで 飛ばしますか♪」

ほほ笑む
あごのライン
が 大好きだ!



4【 らいん 】




雨の宵闇

ここから
一番短距離
を選ぶ

やはり
交通量の少ない
峠を越すしかない

「ねえ そんなに
急がなくてもいいよぉ」

そんな
殊勝なコトいう
彼女に 不自由を
掛けさせたくナイ

「大丈夫だよ」

質実剛健
ここで
格好付けずに
何処で つけるか!

ハンドルを持つ
手に つい
力が こもる



5【 ちょーちん 】




街灯のない 

暗闇

トンネル

曰くつき



ぬかるみ

独りだと
気にするトコロ

彼女という
お守りは
何モノにも 勝る


気の強いのに
こういうには
怖いのかぁ・・・

彼女が
シフトレバーにある
左手の甲に
軽く
手を重ねる

ヒーロー気分♪

でも

おごりは
しない

なぜなら
俺は
「命を積んで」
ハンドルを
握っている

彼女の命
は 大事

その命を
守る
俺の命も
大切に 思える!

イケル!
この気持ちなら!

今までの人生から
この
希望のアル人生へ
歩んで イケル



6【 ひとつき 】




もうすぐ

トンネルを
抜ける

「もう大丈夫だよ」

余裕を持たせた声
で 彼女の手を
左手で
握り返す

暗かった独りの人生
から
抜け出る瞬間
とも
思えた

さぁ
トンネルの外は

また雨

それでも
心は
晴れにしてあげられる
気持ちで 一杯!


「!」

その時

信じられないモノ
が 眼前に
あった



7【 あおずき 】




もうひとつのトンネル

彼女も
驚く

「まさか
こんなところに
また トンネル?」

さっき
入ったのと全く
同じ形
真っ黒な口を
あけていた

まるで・・・

まるで・・・

また
もとの
孤独な生活に
戻ってしまう
如く

何処が
果てとも知れない
出口の見えない
暗さで 待っていた



8【 ひらめく 】




一瞬で
想い直す

ありえないコト
ではナイ

俺は
ずいぶんここを
通っていない

仲間や知り合い
もたぶん
同じ

俺は
早口で
言った

「渓谷を 抜ける
新しいトンネルが
出来たんだ」

そういうコト

更にアクセルを
吹かす


彼女が
良くいう
シニカルな冗談

そういう口調

悲鳴ぎみな声で


「渓谷に トンネルは
ありえなクなぁーい!」


そうだね その通り


車は ありえないトンネルの
入口の地面を
踏むことは 無かった・・・・




9【 むすび 】




真っ暗な

やはり ここは まだ

トンネル?

そんなに長いトンネルはないよ

そうか
眼をあければ・・・

「?」

そうか
俺は 眼を閉じて
いたのか・・・

危ないあぶない
眼を あけよう

そうか
やっぱり
閉じていたから
暗かったンだ

こんなに
外は 明るい

「おお 起きたのか」

聴き分けられない口調

聴いたコトもナイ
知らない声が
べらべら話す



10【 いぶし 】




ドラマで
よくアルシーン

そして
俺は 主人公

病院

崖から
転落した車輛

朝方の救出

一週間の安静

悲劇のヒーローだな

心で
想う

「凄ぇな」

こんなトキでも
冷静な俺

推理ドラマを
見ているおかげ
かな

これなら
何があっても
彼女を救える

「!・・・彼女」

ああ
彼女は?

大丈夫かな

こんなンじゃ駄目だ
これから
俺が支えてあげなきゃあ


名前を
呼ぶ

もう一度
呼ぶ

おいおい
悪い冗談は
ヤメようよ



11【 わ 】





トンネルは・・・

あの
トンネルは

やっぱり

もとの孤独に
戻る

いや

もっと

もっと もっと もっと
もっと・・・・・・・・

今までとは 比べ物に
ならない

孤独に
戻る入口

どうしても
誰にも 信じてもらえない

信じてもらえても
立証なんか 出来ない


「存在しない」


あの
真っ暗なトンネルの
記憶は

生き残った
俺の
人生の入口だった



12【 あそこか 】




「いつ
それが
見えるのか」

カフェにおいでになる
だれも 知りませんでした・・・

でも

トンネルの出口の右カーブの先

渓谷に
車は 落ちる

そこに
越えられないはずの
転落防止の
コンクリート壁
を 作ったのに・・・


通り抜けたように


その先の
渓谷に
落ちてしまう
そうです・・・



そうそう
Genesis♪
こっちの方が
こういう お話し向きです
もう一度
読み返すコトがありましたら
どうぞ・・・
今日の二曲目
【 Genesis - Mama  】




そのトンネルは
どこか?

「あっ!」

聴き忘れた・・・

ごめんなさい

じゃあ

皆さん
申し訳ありませんが

あなたの知ってル
カーブのあるはずの
出口の見えない
トンネル

特に 出口は

どうぞ
安全運転で
お願いしマス







Posted at 2013/08/03 23:24:29 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

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Sbeeです。よろしくお願いします。子供の送り迎えに愛車と共に命を燃やし、バルナックLEICAでのスナップ撮影と近頃始めたCG作成が、趣味のオヤジです。
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