たまーに借りて転がす
オヤジのジャガー。
よくジャガーのサスのフィーリングを例えて、「ねこアシ」っていうけど、一体誰がこんなこと言うようになったんだろう??
恐らく「ねこアシ」の定義って、ネコのような物腰で、路面の凹凸を柔らかくいなすサスのことをいいたいんだと思うんだけど、個人的にはジャガーのアシって、そんな風ですか?って感じ。確かに、ジャガーなだけに、「キャット」なんだけどね。
ただジャガー独自の乗り味ってものは、あるのですよ。とりあえずタイプX308こと旧XJについてですけど。
まず、ボディーはでかいけど、キャビンが狭くルーフが低いデザインから来る、圧倒的な包まれ感。悪く言えば窮屈。そこに低い着座位置に、手をステアリングへ伸ばし、足を投げ出して座るポジションからくる古典的なレーサースタイル。しかもポルシェみたいにメーター類の奥行きが無い感じ。ここまでで、充分に独自の世界観があります。
そして個人的には、これがジャガーの味だなと思うのがステアリングが結構クイックなこと。だからステアリングの切れ角に対して過剰に反応するから、ボディーのデカさの割りに、室内のタイト感も相まって、ワインディングではスポーティーな「印象」を持つわけですよ。あくまで「印象」ですけど。これが高速に行くと過敏すぎてドイツ車に比べればややナーバスだったり、街中でもスマートに運転しようと思うと、ラフなハンドルさばきは控えて、丁寧な運転になったりする所以だと思います。
で肝心の「ねこアシ」なんすけど、ボディーのユルさ、サスの柔らかさなどから、大きなうねりを乗り越えたときなんかは、なんとなく「ネコ」な感じもしますけど、高速の段差なんかは、もうバタンバタンで、「ドラネコ」風に荒いですよ。特に、オヤジのXJは18インチだということもあるんだけどね。
というわけで、2002年式の最後のXJと言われる、このネコちゃん。ウチのオヤジは、あまり気に入らなかったみたい。この前、車検通したばかりなのに、もう乗り換えるらしい。このクルマの味は、これは、これでアリだと思うけど、もったいない話だね。
で、新しい車は、・・・。これまた、オレもアッと驚いたよ。意外性ありすぎよ、マジで。
Posted at 2005/10/27 22:16:16 | |
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jaguar | 日記