今日ボクは告白します。
今まで皆様に隠していた重大な事実があるのです。
どうか驚かないで下さい。
実は、ボク
バカだったんです!
おそらく、驚きのあまり声も出ないことでしょう。
しかし、これは本当の事なんです。
今まで、多くの人がボクのことを才人だと、言外に示していたのは知っています。
人々の視線が、ボクのことを高潔の士だと捉えていたのは分かっています。
ボクが天から二物を授かったという認識を持たれていたのは、周囲の空気から感じ取りました。
多くの人からの期待を受けるのは光栄ではありますが、
申し訳ありませんが、それは単なる勘違いです。
皆様を落胆させて申し訳ありませんが、ボクはバカなんです。
このまま黙っていようかと思いましたが、
良心の呵責に耐えかねて、今ここに明らかにしました。
因みに、どの位バカなのかと言うと、
三大奇書と呼び声の高い、傑作小説『ドグラ・マグラ』を理解できず、
途中で挫折するくらいバカです。
萌え妹が出ていると聞いて、こんな妹が出てくるのかと期待して読んでみました。

萌え妹の代表 木ノ本華
『ドグラ・マグラ』は、読書家の間でえらく評価が高いのです。
しかし、ボクにはさっぱり理解できませんでした。
面白い作品は、よく「作品に引き込まれる」と言いますが、
これはその逆で、「作品から弾き出される」と言った感じがしました。
読書していた筈が、気が付くといつの間にか寝入っていることも。
『ドグラ・マグラ』は書籍では無く、実は睡眠導入剤なのでは?と思える程、効果抜群です。
こういった本を楽しめるのは、きっとボクとは違って賢い人たちなのでしょう。
ボクには難解すぎでした。
あと、ボクにとっての萌え妹はいませんでした。
「お兄さまお兄さまお兄さまお兄さまお兄さま」 と言っているキャラはいましたが、
それが妹なのかすら分かりませんでした。
文学や文芸には、こういったことが他にもあります。
ドストエフスキーなんかも、読書家の間では評判は良くても、
一般の人は理解できないということが多々あるみたいです。
読み手に一定以上の知識、教養、読解力を要求する、
エリートにのみ楽しめる作品なんでしょうね。
また、こういった難解ゆえに人気の作品って、媒体を問わずにありますよね。
アニメだと、有名どころでは『新世紀エヴァンゲリオン』があげられます。
これもまた、ボクには理解できない作品でした。
人類補完計画って、一体何だったのでしょうか?
最近の作品では
『いつか天魔の黒ウサギ』という作品があります。
難解さにかけては『新世紀エヴァンゲリオン』に勝るとも劣らない出来映えです。
取り敢えず、絵が綺麗なのだけは理解できました。
1クール全話見ましたが、絵が崩壊しているようなことはありません。
アクションシーンはとても迫力があり、可愛い女の子は最後まで可愛いままでした。
例えば、ヒロインのサイトヒメアちゃん。
ヴァンパイアだとのことですが、所謂吸血鬼ではないようです。
魔力の強い何からしく、その何かに当たるのが種族なのか、職業なのか、称号なのか、
ボクには理解できませんでした。
次に、アンドゥのミライちゃん。
アンドゥが何なのかは、これまた今のボクには理解できません。
キスすると呪いが解けるそうなので、
『バスタード』のダーク・シュナイダーの親類か何かなのでしょう。
他にもイケてるメンズとか色々出てきますが、
各キャラクタの相関関係は理解できませんでした。
ストーリに関しては、ボクの貧困なボキャブラリーでは説明できません。
ただひとこと間違いないのは、
凄い!
と言うことです。
どこがどう凄いのかは、ご自分の目で、実際に確認してください。
どんな作品か気になる方。
ボクと違って賢い人。
あるいは、アニメ上級者の方。
第一話はネット上で無料配信しているので、ぜひ見て下さい。
いつか天魔の黒ウサギ 第一話
面白いと思った方は、課金するなり、DVDを購入してみると良いでしょう。
内容が理解できた方は、ボクに説明してくれると助かります。
Posted at 2012/06/11 19:26:57 | |
トラックバック(0) | 日記