VSってよくありますよね。
人気作品二大タイトルが競演するやつです。
最近ではコラボレーションやクロスオーバーなんて呼ばれたりします。
古くからよくあるスタイルで、大抵が大ヒット人気作品同士なので、
どんな展開になるのか、わくわくしながら見るものです。
アニメなら『マジンガーZ対デビルマン』
特撮なら『ウルトラマンVS仮面ライダー』
ゲームなら『X-MEN VS. STREET FIGHTER』
などといったビックタイトルが思いつくところです。
そうそう、今夏公開予定のハリウッド映画『アベンジャーズ』もこのVSシリーズのひとつですね。
『ハルク』 『アイアンマン』 『マイティ・ソー』 『キャプテン・アメリカ』の
豪華四大タイトルのコラボレーションです。
しかし、残念ながらこういったタイトルは、
ヒーロー同士の対決を煽るような宣伝をしていながら、
実際は二作品のヒーローの共闘になるのが常です。
制作会社同士のいざこざを避ける為こうなるのでしょうか?
はたまた、どちらか片方だけのファンが、
自分の贔屓のヒーローの負ける姿を見せて落胆するのを防ぐ配慮なのでしょうか?
個人的には、前者の大人の事情によるものではないかと邪推しています。
『X-MEN VS. STREET FIGHTER』に関しては若干事情が違い、ヒーロー同士対決していますが、
あれはゲームのシステム上、仕方ない措置でしょう。
シナリオとしては、X-MENメンバーとSTREET FIGHTERメンバーが共闘して巨悪に対峙する
という構図なので、『マジンガーZ対デビルマン』や『ウルトラマンVS仮面ライダー』と
同じ括りにしても問題ないでしょう。
ともあれ、ビックタイトル同士の対決は、たいてい直接対決が無く、双方土付かずとなるのが常です。
さて、今日ボクは、マジンガーZやウルトラマンに負けない
ビックタイトル同士の対決を目の当たりにしました。
それは、コーヒー対紅茶!
ジョージアクロス UK-STYLEでございます。
欧米に限らず、現在では日本でも食後に、ティータイムに、仕事や学業の合間に頂くあの飲料です。
どちらも世界的に大人気のタイトルなのは疑いようも無いでしょう。
一方の紅茶は紳士がたしなむ馥郁たる香りと味わい。
もう片方のコーヒーは違いが分かる大人の苦味。
どちらも違った魅力の飲み物で、今世紀最大のライバル同士といっても過言ではないでしょう。
皆さん、この二大タイトルの直接対決の勝者はどちらになるか興味深々でしょう。
しかし、よく考えて見ましょう。
上にあげたように、ヒーロー同士のコラボレーションは、実際には直接対決などとならず、とてもまろやかな調和が奏でられるています。
きっと、紅茶とコーヒーの両名もシャッキリポンと舌の上で踊ることになるのでは?
という訳で、飲んでみました。
マズういい~ぃっ!
こっこれは~っ!
この味わあぁ~っ!
サッパリとした紅茶にコーヒーの苦味部分がからみつくまずさだ!!
紅茶がコーヒーを!コーヒーが紅茶に挑みかかる!
“ノイズ”っつーんですかあ~
“味の不協和音”っつーんですか~っ!
例えるなら猿と犬の仲!
フライデーに対するビートたけし!
松本零士の漫画に対する槇原敬之の“約束の場所”!
………つうーーっ感じっスよお~~っ
これは凄い。
ヒーロー同士のコラボレーションのセオリーを覆す衝撃。
今では使われなくなった言葉で喩えると、コーヒーと紅茶がステゴロでタイマンしている感じでしょうか。
文句無く真っ向勝負です。
予想外のガチンコ対決。
となれば、白黒はっきりさせなければなりません。
この勝負、勝者は紅茶です。
先制攻撃でくる香り、最後まで舌に残る苦味、そして溶け込むことのない甘さ。
どれをとっても紅茶要素ですが、ダージリンてこんな味だったかな?
全く、とんでもないものを味わってしまいました。
うん!
やっぱり飲み物は謎の白い液体に限る。
Posted at 2012/05/29 00:13:26 | |
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