2006年03月11日
先日、祖父が亡くなりました。
あまりにも急な旅立ちだったので、今でも信じられません。
いつも元気に、病気もせず生活していたのに、突然倒れました。
自分は初めて、人が亡くなる瞬間に立ち会いました。
看護士さんが「会わせたい人がいたら会わせてやって下さい」と言い
無意識の中、体をしきりに動かしていた動きが止まり、
呼吸が止まり、心電図の数値が次第に下がってゆき、
ついに息を引き取りました。
祖父は満州へ戦争にも行き、極寒の中を戦い抜き、
帰国後も戦後の一番厳しい時を過ごして、何倍も苦労してきたのかと思うと、
こんなにあっけない亡くなり方でいいのかと考えてしまいます。
その反面、寝たきりで長い間苦しんで亡くなるよりも
苦しまず逝ってしまったのだから、素直に受け入れようとも考えます。
しかし、やり残したことはなかったんだろうか?
言いたいことはなかったんだろうか?
人は何のために生きてるんだろう?とか
人が亡くなることの重さを改めて知らされました。
今はただ、成仏できるのを祈ることしかできません。
祖父には心から「ありがとう、長い間お疲れ様でした」と言いたいです。
本来、ここにはこのような内容を書いてはいけないのかもしれませんが、人は日を経つごとに忘れていく生き物です。
私自身がこの気持ちを忘れないためにも今日ここに書き留めておくことにしました。
もしこれを読んで不快に思われる方がいましたら申し訳ありません。
Posted at 2006/03/11 19:20:32 | |
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