薪ストーブ生活②　薪の準備

今年から、薪ストーブ生活を本気で始めたわけですが、
街を見ると煙突はあるが薪が見当たらない家が多く見受けられます。

どうやら、ストーブ生活が長続きするもしないも、
薪の調達とどう向き合うかにあると感じます。


今回は、肝心の燃料である、薪の準備の事を書きます。





薪は、ホームセンターでも売っています。
画像の様な1束で600円程度で売ってたりします。

ホームセンターの薪を燃やすってことは、お金をドブに捨てるというか、
お札をストーブで燃やすという感じ。

恐ろしく割高で、これだと我が家なら、年間30万円ほど薪代がかかるでしょう。
リアルお金もちの方はこれで済ませています。凄いです。


ウェブでも薪の通販業者がたくさんあり、ストーブ屋さんでも売っていますが、割高。
木は、重い・ガサばる・汚れる。送料が鬼高いのです。




どれだけ、経費を抑えて薪を調達できるかが、
長続きストーブライフの分かれ道。






私は、ストーブ屋さんの紹介で、ある地区の森林組合から3トントラックで
庭まで丸太を運んでもらってます。

2メートル尺で、薪に適した木で太さも30～40㎝程度の扱いやすい丸太。

1台で80本程度持ってこれます。
これで4万円ちょい。大体2～3ヵ月分。

森から切って枝葉をのぞき、山から出して運ぶ手間を考えれば、超安いです。






この丸太を、チェーンソーで40㎝に玉切りします。　
こだわりのスチール。　ドイツの魂を体感できる名機です。

戦車には始まり、自動車からチェーンソーまで、ドイツ最高です。






丸太を、てこの原理で持ち上げ、玉切りしやすいツール。　
これがあると無いでは、時間＆腰の消耗が倍は違います。






だいたい40㎝の目安で、軽く切れ目を入れる。
後は、ひたすらガンガン切る。

住宅街ではありえない爆音がこだまし、大量のおがくずが出ます。






こんな感じで狭い庭をフル活用。
きれいな芝が揃う年は一生無いでしょう。

80本。朝から夕方まで本気出せば、処理できるけど、
まぁ2日もあれば、お茶飲みながら、のんびり玉切り終了。






庭を掃除しながら、端っこに寄せる。

この写真で真冬の1ヵ月分くらい。けっこう使う。






次に薪割り。　
基本はオノで割ります。
ここでもこだわりのスチール製。　ヘッドが重いけど、破壊力抜群。

最近、エンジン＆油圧の13ｔ薪割り機購入した。
体は楽だけど意外に時間かかるし、エンジンがうるさいので作業してて。
自分が疲れる。

節の無い素直な木は、オノで充分だし速い。






だいたい、本気出して、2日あれば全て薪にできる。

ここまでやると、「木こり」になった気分。
健康的な体操みたいなもの。





割りたての薪は、含水率が高い。
この数値が薪の芯で20％くらいだと、火付きが良く、煙も少なくて済み、
火力も安定して調整できる。

つまり、ストーブや煙突に優しく、ご近所にもやさしい。

この含水計も普段は、ほとんど使うこと無い。
薪も見た感じで燃やして良い悪いが分かる。





大量の薪を、野ざらし雨ざらしでは、腐るし乾かないので、
薪ラックに入れて、北風にさらす。これで、一連の薪準備は終了。

後は、乾くのを待つのみ。1冬おけばいい感じになります。

　秋に準備したのも、2月に入れば、充分使える域に乾いていた。





薪割りで出る皮や破片は、集めておき焚き付けとして利用。

不思議と、丁度良い割合で出るし使います。


こんな感じで、薪の準備をすれば、年間8万円くらいで、家じゅうＴシャツと短パンで過ごせました。
休日に少しずづやれば、そんなに時間かかりません。
　



次は、薪ラックを作った時の事を書きます。
これが、どれだけの大きさを作れば良いものか、
調べても聞いてもなかなか答えが出ず、悩んでいる人多いのではないでしょうか。