噴射ポンプ　Ｏリング交換

前回、フューエルフィルターを交換しても、エンジンチェックランプがまだ点灯するので、次の手段に出ます、

症状は、12時間以上エンジンを止めてから、再始動後5分～20分程度で、上り坂や高速走行で燃料消費量が増加すると、エンジンチェックランプが点灯する、その状態でアクセルオフでしばらく（10秒ほど）走行すると、ランプが消える。
またその後、1日中走行しても、エンジンチェックランプが点灯することはない。

症状からして、エンジンルームが冷えている状況で高負荷運転、

ネットで調べると、デリカディーゼルで、燃料噴射ポンプのＯリングからのエアー吸込み事例を発見、
エンジンが冷えている時は、Ｏリングが収縮して、エアーを吸込み、エンジンが温もると、Ｏリングが膨張してエアーを吸込まなくなる、

また、１ＫＺの噴射ポンプは古くなると、Ｏリングから燃料漏れする事例が数多くある、

それならば１度Ｏリング交換だけでもしてみます。

まず、作業の前に、寒冷地仕様車はバッテリーが２個あり、てが入らないので、手前側のバッテリーだけ外します。

パワステフルードタンクが邪魔になるので、ネジ３本を外して、タンクを少し移動します。（ホースは外しません）

この下にあるのが、噴射ポンプです、

周囲のコネクターを外します、

燃料ホースを外して、センサーの固定ナット（３２ミリ）を外して、
四角にあるボルトを外すと、噴射ポンプのふたが外れます。

センサーのOリングを外して交換します、

Ｏリングの品番です、

外した、ふたのパッキンも交換します

元通りに組み上げて終了です、

まだ１日しか走行していませんが、症状が再発していないのでこれで治ったかもしれません、
１週間ほど様子を見ましょう、

3日目で、1回だけチェックランプが点灯しました、残念!!!

7月10日、前のチェックランプ点灯から1週間、症状は再発せず、
直ったのか？、それとも外気温度が高いので、症状が出ないだけなのか？

7月11日、やっぱり症状再発！
アンダーカバーを外して確認すると、噴射ポンプに付いている、タイマーコントロールバルブのコネクター内部(防水コネクター）に油汚れがあり、そのへんが問題かも？
ランクルなどでは、そこからの燃料漏れは、メーカーから情報が出ているみたいだが、グラではあるのかな？
7月21日、10日前に油汚れがあったタイマーコントロールバルブのコネクター内部を、パーツクリーナーで清掃してから、症状が再発せず、治ったかも？
次にそのコネクター内部が汚れていたら、タイマーコントロールバルブを交換する予定です。