2007年01月17日
とりあえず、法案提出は見送るようですが…
「残業代ゼロ法案」とか、色々言われていますからねぇ(^^;
でも、「残業代割り増し法案」は提出するようですな。
一方は「残業代ゼロ」、他方は「残業代割り増し」と(笑
で、この「ホワイトカラー・エグゼンプション」ですが、かなり誤解が多いような…提出しようとした法案含め(爆
オイラ、「ホワイトカラー・エグゼンプション」の概念には賛成なんですよ。
現在の賃金体系は、業種関係なく時間給の考え方が基本なんですよね。
ブルーカラーに関しては時間給がしっくりくる場合が多いんですが、ホワイトカラーはしっくりこない場合が多い。
極端なハナシ、8時間で終わる仕事を10時間かけてやればそれだけ収入がアップしたり(笑
逆に、6時間で終わらせると別の仕事がまわってきたり(爆
#ま、しらばっくれて残り2時間遊んでりゃいいんだけど(^^;
成果は同じなのに、収入はダラダラやってる方が良かったり。
ってか、早く終わらせて余計(?)な仕事までこなしちゃうと成果の少ないほうが収入良かったり(笑
まぁ、この「成果」を正当に評価できない体制が問題だったりするわけですが。。。
ブルーカラーなハナシで、企業の労使関係とは違うんですが。。。
友人に個人で職人(ってか土方?)をやってるヤツがいまして、仕事自体は知り合いの元受さんから貰うらしいんですが、完全な日給制なんだそうで。
つまり、担当箇所の仕事をこなすのに、納期内であれば日数を多くかけてやったほうがその仕事の収入が多いんだそうですよ。
ただ、本人の収入は仕事した日×日給なので、他の仕事があればどっちでも変わらないみたいですが(笑
同じクオリティで同じものができるなら、1日でやっても3日かけてやっても同じ費用を払うべきと思うんですがね。。。
ま、今の人件費の考え方ってそうじゃないからな…
そんなわけで、成果に対するギャランティってのは賛成なわけです。
#実は、ブルーカラーに対する時間給っていうのは(例外はあるけど)成果に対するギャランティだったりするわけで(笑
#例えば組み立てラインの場合、単位時間当たりの組み立て数で1個いくらの計算が成り立つ。
#そういえば、内職仕事は1個いくらだから完全に成果に対するギャランティだな、安いけど(笑
ただ、全員に適用するとできるヤツとできないヤツの選別になりかねないわけで…できるヤツに仕事が集まり、できないヤツは捨てられる…と(汗
なので、適用範囲はできるヤツ…リーダー等の準管理者(現行でも管理職は残業代無かったりするし)に限り、充分な手当ての支給…現行で残業を行った場合と同等以上…と、本人の同意を条件にすることが必要でしょう。
ただ…部下がダラダラやるヤツだとストレスが溜まるわけで…まぁ、できるヤツってのは効率よくやる術を持ってるわけで、それを部下に伝授していけば良いんですが…部下はダラダラやったほうが収入が上がったりして……(^^;
ま、リーダーが居なくても(帰宅しても)自走できるような体制にしとけば良いんですが(笑
今回断念した法案は、元々使用側の理論で出されたものなので、根本はコスト削減=賃金低下にあるのは明白だったりして…法案提出を見送って正解(爆
残念ながら、日本は労使ともそこまでのレベルに達していないというのが事実なのではないでしょうか。
今回の法案とは似て非なる正しい(?)ホワイトカラー・エグゼンプションを導入すべく、労使ともレベルアップする必要がありそうですね。
Posted at 2007/01/18 01:40:39 | |
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