先週、富士スピードウェイを走った時、ブレーキトラブルで1コーナーを飛び出した時、きっとブレーキラインにエアが噛んだからだと思いました。
その理由は、何度もポルシェでサーキットを走っていながら、一度もブレーキのエア抜きを行っていなかったからです。
スバルでサーキットを走っていた時は、毎回のようにブレーキのエア抜きを行っていたのですが、ポルシェだと、サーキット走行後でも、ブレーキのタッチが全くスポンジーな感じがしない。
それで、ついついエア抜き作業をサボっていました。
サーキットを走るからには、万全のメンテナンスをしないとダメですね。
そこで、CREFさんでエア抜き作業をお願いしました。
また、その他の気になる症状(6速での吹け上がり)なども相談させて頂きました。
Yさん曰く、「バグが表面化した可能性がある」と。
「ピットでコンピュータのモードを弄った所為で症状が消えたのではないか」
うーん、説得力があります。
(私も潜在バグのある商品を出してしまった経験がありますが、制御系のプログラムのバグはモード切替などちょっと弄るだけで症状が消えたりするものです)
問題は、COBBのアクセスポートでECUを書き換えているので、ポルシェセンターに持っていく訳に行かない事。このまま暫く様子を見る事にします。
しかし、暫く様子を見るでは済まない物が見つかりました。
「前輪のブレーキローターがあと0.3mmしかありません」
PCCB終了~っ!
ポルシェ997GT2のブレーキはPCCBが標準装備なのです。
ポルシェ・セラミックコンポジット・ブレーキ
抜群の制動力を誇るPCCBは、また通常の使用に限れば10万キロのオーダーで持つと言われる減らないブレーキでもあるのです。
しかし、サーキット走行となると話は変わり、抜群の制動力とトレードオフで減って行くのがPCCB。
そう、サーキットを走る私のGT2のPCCBは、着実に減って行ったのです。
と言っても前輪のローターだけです。
前輪だけ交換すればいいだけでしょ? と思った方。
あなたはポルシェの世界を知らない。
PCCBは前輪のローター交換だけでも、おそらく軽自動車が買えてしまいます。
今後もサーキットを走るのであれば、PCCBの選択はありえません。
というわけで、鉄製ブレーキローターへの交換となりますが、そうなると、4輪すべて交換となりますし、パッドもセットでの交換になってしまいます。(それでも前輪のみPCCB交換よりずっと安いです)
交換するローターは取り寄せになるようですので、ポルシェでは暫くサーキットは走れません。
というか、交換用のブレーキローター&パッド代をどう捻り出すか…。(PCCBより安いと言っても馬鹿にならないんですよねー)
VABを買ってしまったのが今になって堪えています。(汗)
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Porsche・GT2 | 日記
Posted at
2016/01/31 20:18:24