本日、所用で新橋まで出掛けました。
用事に関しては、予定していた通りに午前中で終わりました。
新橋まで来ているとなれば、ゆりかもめ一本で東京ビッグサイトまで行けます。
という訳で、午後から 東京ビッグサイト で開催(一部は東京オリンピックの準備で使用できなくなっているようですが…)されている 第46回東京モーターショー に行ってきま……せんでした。
出展するメーカーが激減し、モーターショーとしての魅力も激減。
前回も少なかったものの、独仏メーカー、そしてボルボと言ったところは参加していました。
しかし、今回は、ポルシェはおろか、VW、アウディやBMWまでもが不参加を決め、主な海外メーカーはダイムラー(メルセデス)と、日産ー三菱とアライアンスを組むルノーが参加しているだけ。
さすがに、これじゃ国際的なモーターショーとは言えません。
ところが、参加する国内メーカーも、車そのものの展示には力が入っていない?
折角のモーターショーと言うイベントなのに、新型車の発表をこの場に合わせて行おうという動きが減りました。
今回のショーで初公開となるのは、ホンダのフィットくらいでしょうか?
ネット社会となり、どんな情報でもネット上でのやり取りが行われるようになった為、観る側も「ネットでいいや」という思いをしているのかもしれませんね。
でもね、見せる努力をしないと、観客の足も遠のくというもの。
フィットのライバルである、トヨタのヤリス(ヴィッツの後継)はショー会場には展示されていません。
プレスカンファレンスでヤリスを紹介する豊田章男社長の後ろには、ヤリスの実車は無く、スライドがあるのみ!
実車はどこにあるかと言うと、近くの商業施設「ヴィーナスフォート」に、さりげなく展示されていたのでした。
(まあ、無料で見ることが出来るのは良いかも)
昨日の日テレのNEWS ZEROで、有働キャスターが「車を見に来ました」と言った時に、画面上のパンダ(だったかな?)にナレーションを当てていた豊田章男(ここでの肩書きは日本自動車工業会会長)は「がっかりするかもね」と返していました。
なんか、車以外のメーカー・団体とコラボとか、いろんな趣向を凝らすのは良いのだけれど、お金を払ってモーターショーを見に行く観客が、ドローン・ショーを見たいのかな?
NECが開発中の空飛ぶ車も、面白いとは思うけど、車好きが見たいと思うかね?
前回、77万人まで落ち込んだ観客数を100万人に増やす目標だというけれど、魅力的なショーにするには、何と言っても主要コンテンツであるクルマが魅力的でないといけないと思うのですよ。
観客動員が落ち込む東京モーターショーに対して、今年1月に行われた東京オートサロンは、過去最高の観客動員数(33万人)を集めました。
77万人に対して 33万人? 少ないじゃないかと言うなかれ。
東京モーターショーは2週間に対して、オートサロンはたったの3日で33万人を動員したのです。
そのオートサロンは、基本的に他業種とのコラボはしていませんよ。
クルマそのものの魅力で、観客を集めているのです。
単純に観客動員を増やしたいなら、ジャニーズとAKBを呼べばいいんです。
でも、モーターショーとして観客を増やさないと意味は無いんです。
クルマの魅力で観客を呼ぶにはどうすべきか?
是非、それを考えて欲しいですね。
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モーターショー | 日記
Posted at
2019/10/26 20:38:39