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タケラッタのブログ一覧

2024年09月25日 イイね!

その昔「ティーポ4プロジェクト」の車に憧れた若造が、40年後に再び「ティーポ4プロジェクト」の車が気になっているのだが

その昔「ティーポ4プロジェクト」の車に憧れた若造が、40年後に再び「ティーポ4プロジェクト」の車が気になっているのだがなんか最近、ブログタイトルが長くなっていますが、調子に乗って今回も長いタイトルにしてしまいました。(笑)


長いタイトルって…ラノベじゃないんだから。(汗)




月曜日にリバイバルカフェで目撃した車、アルファロメオ 164




この車は、アルファロメオが深刻な経営危機のさなかに開発がスタートした車でした。


当初は後輪駆動で計画されていたものの、悪化する経営状態から独自モデルの開発を諦めざるを得ず、フィアット系4社による共同開発「ティーポ4プロジェクト」による前輪駆動車に変更されたのです。




アルファロメオ 164 (1987-1998年)




アルファロメオがフィアットに買収された翌年の1987年に発表された車で、前述の共同開発「ティーポ4プロジェクト」の中の一台となります。


「ティーポ4プロジェクト」の車としては、164の他には ランチア・テーマ、フィアット・クロマ、そして サーブ9000がありました。


ランチア・テーマ (1984-1994年)


フィアット・クロマ (1985-1996年)


サーブ9000 (1984-1998年)



「ティーポ4プロジェクト」自体はアルファロメオがフィアット傘下に入る1986年よりも前から共同開発が行われていて、実際、アルファロメオ164以外の車は1984年から発売されていました。(クロマは1985年ですが…)


アルファロメオ164の発売が遅れた理由は、計画への参画の遅れもあったかもしれませんが、それ以上に 164だけ独自路線である事が大きいと思います。


如実なのがスタイリングです。


テーマ、クロマ、サーブ9000のデザインはジウジアーロが担当していますが、164のみ ピニンファリーナが担当しています。


他の3車が共通のプレスドアなのに対し、164だけ違う形状をしています。



もちろん、ドアだけではなく、全体のプロポーションも異なりますし、何と言ってもデザインテイストが、クリーンな面で構成されたジウジアーロに対して、164はエッジの効いたデザインになっています。


特に、彫刻刀で削り取ったようなキャラクターラインなどは、後のアルファロメオ・スパイダーと共通なイメージで、いかにも エンリコ・フミア といった感じですね。







さて、何故に ここまで アルファロメオ 164 について熱く語っているかというと、20歳前後の頃に「ティーポ4プロジェクト」の車に憧れていたからなのです。


まぁ、憧れていたのはランチア・テーマの方なのですが…。(汗)


ランチア・テーマに憧れた理由というのが前述のプレスドアを採用したスタイリングです。


当時の国産車にプレスドアを採用した車が少なく、とても高級な車に見えました。(テーマと同じジウジアーロ作のピアッツァなどはありましたが、セダンには採用例が少なかった)


街中で見掛けた紺色のランチア・テーマの高級感に「いいなぁ」と思ったのですよ。



今、改めて写真で見てみるとそれほど高級には見えない(むしろ、いすゞ ジェミニに見えなくもない)のですが、当時は一番かっこいいセダンと思っていました。


もちろん、その当時のタケラッタ青年は社会人二年目のフツーのサラリーマンでしたので、外車なんて買える筈もありません。


それでも、当時 数少ないプレスドアを採用したセダンであるホンダ・アコードが、外装色に紺色(フローレンスブルーメタリック)を選べばランチア・テーマに似ている気がして、初めて自分で稼いだ給料で買う愛車として選びました。


(当時の写真が無いので、上記の写真はネットでの拾い物です)


こちらも、今 改めて写真で見てみると、テーマとは似ても似つかない車ですが…。(汗)




さて、ランチア・テーマに憧れていた当時、同じ「ティーポ4プロジェクト」のアルファロメオ 164について、どう思っていたかというと…




正直、ビミョーでした。(汗)


その当時のアルファロメオの印象はというと、「走りのFR車」であると同時に「時代遅れな車」というイメージだったのですよ。(アルファスッド系のFFはありましたが…)


それが、いきなりフラッグシップモデルのFF化ですからね。


しかも、テーマ や クロマ などと(見た目に関しては)共通な部分が無いのですから、「独自路線で行くならFRで良かったんじゃね?」と思ってしまいました。


また、スタイリングは前述の通り「彫刻刀で削り取ったようなキャラクターライン」を始めとするカクカク系で、当時 提携していた日産車(トラッド サニーなど)を思わせるものでしたし。(要は、時代遅れなデザインに感じた)




さらに、リアビューは横一文字のコンビネーションランプが、とある車を連想させて…





コッチも、今 改めて写真で見てみると、全然似てないねぇ…。(汗)




164登場時は「アルファロメオはFRじゃなきゃ!」と思ったものですが、その後のアルファは、155、156とFF車中心のラインナップとなりました。


アルファロメオ 155 (1992-1997年)


アルファロメオ 156 (1997-2007年)



FRへの拘りも薄れ、カクカクなデザインも、年月を経ると却って新鮮に見える様になりました。



最新のジュリアと並べても、決して引けを取らないデザインだと思います。


その一方で、ジウジアーロがデザインした、当時の最先端のデザインだと思われたランチア・テーマは、40年の時を経ると、いすゞジェミニの様に見えて…







そうそう、エンリコ・フミア と ジウジアーロ で言えば、新旧のアルファロメオ・スパイダー も、この2人ですね。


アルファロメオ・スパイダー 916 (1994-2006年)



アルファロメオ・スパイダー 939 (2006-2010年)



916が出た時、4連プロジェクターヘッドライトが「ホンダのインテグラみたいでカッコ悪いっ!」って思ったものです。(汗)




それに対して、939が出た時は、ブレラという新しいクーペの提案があったり「さすがはジウジアーロ」と思ったのですが…




今、どちらのスパイダーが好きかと問われたら、迷う事無く「916の方が好き!」と答えます。




車のスタイリングって、奥が深いですねぇ。(汗)




939世代になるとコスト削減が目立つ様になってきたので、後の世まで魅力を感じさせる事が出来ないのかもしれません。


もちろん「ティーポ4プロジェクト」も開発コスト削減の為に4社共同開発したのですが、他の3車と比べて独自のスタイリングを採用した164の方が魅力を感じられるのかも。


また、理詰めなジウジアーロより、官能的なデザインを採用したエンリコ・フミア という図式にもなっているのかもしれません。


そんな訳で、昔はジウジアーロ がデザインした ランチア・テーマに憧れた若造が、40年後の今はエンリコ・フミア がデザインした アルファロメオ164 が気になっているのでした。




追伸:
 タイトルも長かったが、ブログ本文も長かった。(汗)
Posted at 2024/09/28 02:57:58 | コメント(2) | トラックバック(0) | アルファ・ロメオ | 日記
2024年09月23日 イイね!

秋分の日(の振替休日)のカフェは、日本車ウィークの筈が 何故かイタ車ディでした

秋分の日(の振替休日)のカフェは、日本車ウィークの筈が 何故かイタ車ディでしたシルバーウィーク2週目の9月23日、秋分の日の振替休日は、前日の荒天から打って変わってさわやかな秋晴れでした。


で、その荒天だった前日(9月22日)は、富士スピードウェイにて ”アルファロメオ” と ”アバルト”、2つのイベントが同時開催されるというイタ車ディでした。


我々はアバルトのイベントに参加しましたが、アルファロメオ関係のお知り合いはアルファロメオのイベントに参加しているので、そちらにもご挨拶に行きました。


4C乗りのお知り合いにも一年ぶりにお会い出来ました。



おかしいな、Iさんは4C乗りのお知り合いの筈なのに、何故か4Cを見た事が無いんだが…。(汗)


さらにおかしいのが、2台のアルファロメオ(4C に ジュリア・クアドリのMT)のオーナーというだけではなく、ランチアのオーナーでもいらっしゃるという…


「来月、中伊豆でランチアのイベントがあるので、是非来てください」

いや、ランチアなんて持っていないし…

「ちなみに、今回のイベントはザガートとの共催です」

ランチアとザガート? や、やばいっ、その組み合わせはっ!

「行きたいっ、行きたいです! 是非っ!!」


やはり奥さまが反応しました。(汗)


以前、『ランチア アッピア GTE ザガート が欲しい!』と言ってましたからねぇ。




しかし、そんな博物館級なランチアなんて買える訳が無いし。


「037はどうですか?」




無理に決まってるでしょ!(汗)


とまあ、昨日はイタ車三昧でした。





ところで…


ザガートもそうですが、昨日はこんな車たちも来ていて、奥さまの物欲(車欲しい病)が刺激されておりました。




先日は、マツダのディーラー担当から ロードスター35周年記念車の情報も出て来て…911カブリオレの話はどこ行った?(そう聞いたら、どこにも行かずにまだ残ってましたが…)


まぁ、俺だって物欲(欲しい車)が無い訳じゃないんだが、車なんてそうポンポン買える訳ではないから言わないだけなのだよ。


それこそ、Iさんのジュリアを譲って欲しいなんて思っちゃったりするし…




あと、ジュリエッタ・スパイダーまで旧くは無いが、旧いアルファロメオにも興味がある。




実は、とある動画を見てから「いいなー」と思っちゃったんだけどね。



”ブッソV6が…” とか、誰かさんの影響の様な気もするが…


まぁ、この辺りの車は驚くほど高価ではないが、そもそも駐車場を用意できないから無理なんだけどね。




とまぁ、前振りはここまで。(前振りだったんだ…)


イタ車ディは日曜日まで、月曜日は『80~90年代日本車ウィーク』が開催中の三浦のカフェに行ってきました。


まぁ、ウチのラインナップには国産車が無いので、”日本車ウィーク”は縁もゆかりもないのですがね。


それに、80~90年代の日本車がいるのを期待して行った訳でもないし。


そう、どんな車が来ているかなんて、期待していた訳ではなかったんですが…


何でいるんですかっ!




しかも、まさかの 164 Q4 ですよ!


オーナーさんに話を伺うと、趣味が高じて個人で中古車販売を手掛けているのだそうな。


この頃の(ちょっと旧めな)アルファロメオが好きで、アルファロメオ スパイダー(916)なども手掛けたとの事。




会話の中で「プッソ エンジン」や「エンリコ・フミヤ」など、アルファ中毒な単語が頻繁に出て来ました。


ヤバいっ、ヤバいです!(汗)


何故、ここまで私の趣味にピッタリな車ばかり…って思ってたら、横浜にあるイタフラ車に強いショップと付き合いがある人でした。(納得)








今月のカフェは日本車ウィークの筈でしたが、何故かイタ車ディになってしまった振替休日でした。


Posted at 2024/09/26 03:22:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | アルファ・ロメオ | 日記
2024年06月29日 イイね!

ALFA ROMEO TRIBE DAYS 2024 に行ってきました

ALFA ROMEO TRIBE DAYS 2024 に行ってきましたまたしても、ブログ投稿が遅くなってしまいました。


その日のうちは無理でも、翌日くらいには投稿しておきたいのですが、ブログを書く時間がなかなか取れなくて…




で、ブログの内容としては、先週末の土曜日、富士スピードウェイで行われたアルファロメオのイベント『ALFA ROMEO TRIBE DAYS 2024』です。




さて、もう一つ『またしても』があります。


それは…


また雨かよっ!





過去、2回ほどアルファロメオのイベントに行っていますが、尽く雨に降られています。


(なお、5月19日のアルファロメオデイに関しては、未だにブログの投稿が出来てなかった…💦)


「今度こそ!」、「3度目の正直」と行きたかったところなのですが、週間天気予報の段階で、当日は雨予報。


まぁ、梅雨時の開催なので、雨が降る事は仕方ないのかもしれませんが、前日はイベント中止を心配するくらいの豪雨が降っていたので、参加の見合わせも頭をよぎりました。


幸い、当日になって天気予報は好転していたので、予定通り出掛ける事にしたのですが…


東名に向かう保土ヶ谷バイパスの時点で本降りの雨に出くわすなど、天気は期待を裏切りました。




現地に着くと、アルファロメオが車種別に並んでいました。




では、我々も4Cのエリアへ…、えっ、ソッチじゃない?


指示されたのは、車種別に並んでいるエリアではなく、車種を問わずに到着順に並べられるエリアでした。




あらためて確認すると、車種別に並んでいるのはイベントの最後に行われるパレードラン参加車両で、パレードランに参加しない車両は雑多に並ぶことになっていました。


まぁ、ポルシェのモーニングミッションなど、車種別に並ばないイベントもあるっちゃありますが、富士SWのパドック駐車場という広いスペースを使えるのだから、パレードラン参加/不参加に分けたとしても車種別に並ぶ事はそんなに手間じゃないと思うんだが…


その所為もあって、(奥さんの)知り合いの車を探すのにも苦労しましたよ。




車種別と言えば、アルファロメオのイベントなのに、BMWや国産車なども並んでいました。


まぁ、大事なアルファロメオを雨で濡らしたくない人が足車で参加しているのでしょうが…




足車がアストンマーティンですかっ!?(驚)



さて、イベントレポートですが、ステージでのトークイベントなど、他のイベントでもお馴染みのものや、クラシック・アルファの展示&オーナーインタビューなどがありました。




ただ、やはり雨が降っていると、全員屋内に入ってしまって駐車場に停めた車の近くにいない為、他のアルファオーナーとの交流が行えなかったのが残念でした。




小止みになった辺りで外(駐車場)に出て行った時、一台の車が通りがかって…


「あれっ、CARBOX横浜の○○さんじゃないっすか!」


話を聞くと、富士SWのP7駐車場で 練習会をやってるそうです。


なんでも、明日のPCJ(ポルシェクラブジャパン)の走行会に向けての練習走行だそうですが…




PCJなのに、何故 ダラーラ?(笑)



どうやら、P7を借りたはいいけど、参加台数が少ないからお誘いのお声が掛かったらしく、それでも足りないのでアルファのイベントに来ている好き者(笑)も誘いに来たようです。


我々は、今日に限っては走る気が無かったので、参加は見合わせましたが…。(汗)





その後の我々は、P7の練習走行に参加せず、かと言ってパドック駐車場のアルファのイベント会場にも戻らずに、近場のレストランへ食事に行く事にしました。




4Cでここに来たのは初めてかな?



昼時だったので、写真映りを気にした駐車が出来ませんでした。



メインはチキングリルを頂きましたが…



今回のメインは、デザートだったかもしれません。(笑)



この時間(14時)までモンブランタルトが残っているとは思いませんでした。


朝方、天気が悪かったから、お客さんの出足が悪かったのかもしれませんね。




ブログアップが一週間遅れになってしまいましたが、まぁ何とか次の週末が始まる前に投稿出来ました。


と言っても、まだ先週の日曜日のネタが投稿出来ていないのですが…。
Posted at 2024/07/06 11:30:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | アルファ・ロメオ | 日記
2023年10月11日 イイね!

LA STORIA SPECIALE Alfa113に参加しました

LA STORIA SPECIALE Alfa113に参加しました先週の日曜日、伊豆市の中伊豆ワイナリーヒルズで行われた “LA STORIA SPECIALE Alfa113” に参加しました。


ま、参加車両は奥さまの 4C スパイダー イタリア であり、私は同乗者としての参加ですがね。(笑)


イベントのタイスケを見ると 開会は10:30という事だったので、最悪 その時間に間に合えばと思っていたのですが…


ウチの子(4C スパイダー)が特別展示エリアに置かせてもらう事になったので、ギリギリの入場って訳にもいかなくなり、ゲートオープンの 8:30到着予定で家を出ました。(ま、ちょっと色々あって出遅れましたが…)




中伊豆ワイナリーまでの道順は完全にナビ任せだったのですが、伊豆スカイラインから現地までの道が “激狭” で、コンパクトな割にワイドな 4Cでは難儀しました。(次回は、あの道は使うのはやめよう)





現地に到着すると、凄い車たちと整列する事に…。





なんか、以前にもあった気がするなぁ。(笑)







開場を見渡すと、新旧アルファロメオでいっぱい。(まぁ、アルファロメオのイベントなので当たり前ですが…)





出来れば、色々な車のオーナーさんと、愛車を拝見しながら交流をしたかったのですが……


雨が降って来てしまったので、皆さん屋内に避難。


ウチの子も雨露に濡れていました。


(雨男は誰だぁ?)


これは、また来年も参加して、リベンジしないといけませんなぁ。





当日、お相手して下さった方々、ありがとうございました。


また来年、お会いしましょう。(それまでアルファロメオを維持していたらね)
Posted at 2023/10/11 01:32:42 | コメント(2) | トラックバック(0) | アルファ・ロメオ | 日記
2022年06月13日 イイね!

アルファロメオ 4Cについて語ってみよう!

アルファロメオ 4Cについて語ってみよう!ちょっと間が空きましたが、前回のブログでアルファロメオ4Cに関して少し触れました。


なお、一部方面で アルファロメオ4Cに関して、結構な反響が有りました。(一部方面って、ドコやねん!)


そんな訳で(どんな訳だ!)、もう少し4Cについて書いてみましょう。





当時のアルファロメオは、大昔のような高級スポーツカーメーカーでも、あるいは少し前のスポーツセダンを輩出していたメーカーでもない、フィアットよりちょっと高級なFF大衆車メーカーと言うポジションになっていました。





これじゃイカン! とばかりに、アルファロメオのイメージリーダーとなる様な車を 2006年に発表しますが……




発表された 8Cコンペティツィオーネ は、当時のアルファのラインナップからは大きくかけ離れた車でした。


何しろ、当時のアルファのトップモデルはジュリエッタで、一番大きなエンジンでも1750cc 直4エンジンだったのに対し、8C は4.5ℓ V8でしたから。


もはやフェラーリ並みのスーパーカーであり、アルファの量産モデルのイメージアップには寄与しませんでした。





そこで、アルファは、次なるイメージリーダーカーを世に送り出す事にします。


まず 2011年のジュネーブショーでコンセプトカー「アルファロメオ 4C コンセプト」を発表。




その2年後に、量産モデルとなる「アルファロメオ 4C」を発表しました。



ヘッドライトが衝撃的でした。(笑)


4Cの名の通り、搭載されるエンジンは4気筒で、当時のアルファロメオの中で一番の高性能モデルだった ジュリエッタ クアドリフォリオ ヴェルデの 1.75ℓ 直4ターボエンジンが選ばれました。


そのエンジンをミッドに搭載した2シータースポーツカー。




その最大の特徴は、まるでレーシングカーの様なカーボン製モノコックを採用した事でした。




アルミ製バスタブとカーボン製バスタブの違いはありましたが、約1.8ℓの直4エンジンをミッドに搭載したライトウェイトスポーツという意味では、成り立ちはロータス・エリーゼと非常に似通ったものでした。


もっとも、当初はエリーゼ並みの800kg台と称していた車両重量は 1050kgになりましたけどね。


ま、エリーゼと違って 1870mmという超ワイドな車幅が重くなった原因かもしれません。


全長が3990mmと短いので、4Cのディメンジョンはかなり特異で、上から見たら、他のどんな車よりも“正方形に近い”車でした。(笑)




もう1つの違いは、エリーゼは幌付きのオープンカーだったのに対して、4Cはクローズドクーペでした。


しかし、その違いは2015年にオープン仕様の 4Cスパイダー が加わる事で同等な車となりました。




4Cは、2017年にアルファロメオ107周年記念モデル『107th Edition』、2018年に108周年記念モデル『4C Competizione / 4C Spider Italia』といった限定車が登場したりはしたものの、基本的には大きな改良が加えられる事も無く、2020年の『Final Edition』を最後に販売が終了したのでした。





以上が、アルファロメオ 4Cに関する、簡単な歴史です。


続いて、実際に所有していたオーナーとしてのアルファロメオ 4C スパイダーの感想です。




始めは、S2000を手放した後、「もう一度オープンカーを!」と思って買った4C スパイダーでしたが、4CはS2000とはまるで違う車でした。


カーボンモノコックによる軽さ?


いえ、違います。


4Cは、まるで足が動いてない! と感じたのです。(汗)


ガチガチに固められた足回りは本格派スポーツカーの証?



しかし、その後に乗ったロータスはもっと足が動いていました。


ロータスに乗った時は、「これがカーボンとアルミの違いか?」と思ったりしたのですが、どうやら4Cは「ちゃんと動く脚のセッティングが出来なかった(しなかった?)」だけの様です。


4Cでサーキット走行をする人は、まずサスを変えないとタイムが出ないそうですから……。(汗)


そんな訳で、個人的な印象は「ロータスはモータースポーツの本場の英国車らしく、速く走るサスのセッティングをしたけど、アルファはイタリアらしく情熱だけで作っちゃった?」というものになりました。(笑)


もっとも、アルファはレーシーな感じを演出する為に、あえてガチガチの脚にしたのかもと穿った考えも持っていますけど……。(爆)


峠道を走った時、気持ち良く走ったというより、「走ったぁ!」という達成感を感じましたよ。(笑)



まるで五感を刺激する振動&ノイズ、そしてクッション性が無くドラポジの悪いシートによる疲労感がそう感じさせたのかも。(爆)


ロータスもシートは良くないですが、4Cもシートは良くないです。


ロータスよりは僅かながらクッションがある感じですが、ドラポジはロータスより悪かったと記憶しています。(どこがどう悪かったかは忘れましたが…)


それでも4Cの満足感は非常に高かったです。


その理由は、やはりカーボンモノコックです。


車内の掃除をする為にフロアマットを外した時に見えるカーボン地を見ると、「やっぱ凄ぇ車だよなぁ」と思ったものです。


こんな車、800万円で売っていいのか? アルファロメオはコスト計算できてる? と思ったものです。(やっぱり、情熱だけで作っちゃったんだろうなー)





4Cスパイダーは短期間で手放してしまいましたが、色々なところに行きました。


まだ本格的に通ってなかった大黒PAにも行きました。



今はアルピナに嵌っているSさん(991.1 GT3RS)と大黒でお会いするようになったのも、この頃でした。(当時は、今の様に大黒PAでいつもお会いするお知り合いは、まだいませんでしたから)


当時はSUBARUにも乗っていましたが、スポーツカーのラインナップはこの2台でした。



柑橘系カラーですね。(笑)


そういえば、このカラーリングはもうラインナップに無いなぁ。


って、カラーリングで車を選ぶわけじゃないしっ!(そもそも、個人でラインナップを揃えてどうするっ!)
Posted at 2022/06/13 08:57:36 | コメント(2) | トラックバック(0) | アルファ・ロメオ | 日記

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大黒PAでお披露目予定ですが……朝、ちゃんと起きられるかな?💦💦💦」
何シテル?   01/26 03:12
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