その4は、輸入車編にして、最終回です。
時系列的には(その3)に属するGT2から。
<12台目:2014年3月~ >
「ポルシェ911GT2(997)」
2014年4月からの消費税Upを前に、「高額な買い物をするなら今のうちだな」と思ったタケラッタ。
普通なら家だったりマンションだったりするんだろうけど、名義こそ変えていないものの、実家が自分のものになっている現実があり、家やマンションを買う気にはなれず。
ならば、「不動産並みの車でも買うか!」と、不穏な考えを持ちました。
はじめはフェラーリを考えましたが、旧めのフェラーリはトラブルが怖く、かと言って新しめのフェラーリはさすがに予算オーバー。
となるとポルシェですが、空冷はやはり維持が難しいと思い、996はヘッドライト形状が好みから外れる為、997の一択となりました。
カレラなら新車も予算内に入りますが、もう少し特別なポルシェが欲しい。
ただ、当時は『役物ポルシェ』なる言葉は知らず、“ターボ”と“GT3”を同格に考えていましたっけ。
そんな、“GT3”をちょっと特別なポルシェくらいにしか思っていなかったからこそ、GT2なんて化け物に手を出しちゃったんですよね。(汗)
買った後に『未亡人製造機』なんて揶揄されていることを知ったタケラッタ。
その実力の片鱗を見ただけで「とんでもないものを買ってしまった」と思ったものです。
その強烈さは、例え富士スピードウェイのようなサーキットと言えども怖くてアクセルを思いっきり踏めないだろうと思うほど。
しかし、クレフさんでCOBBのアクセスポートでECUを書き換えてもらった後は、530psから600psにアップしていながら、ピーキーさが無くなり、サーキットならば思い切って踏むことが出来るようになりました。
富士のストレートでメーター読みで280km/hを出したのは良い思い出です。
991世代のGT2RSはPDKのみでMTが無いため、我がGT2は今のところ最後のMTのGT2となっています。
そんな貴重なGT2はずっと乗り続けていきたいと思います。(クソ重いクラッチが踏めなくなるまで)
GT2を購入した事によって、輸入車の購入に対して抵抗がなくなり、車選びの対象が国産車から輸入車へと変わっていきました。
国産車でも興味が持てる車ならいいのですが、最近の国産車には興味を持てる車が無いのですよね。
軽、コンパクトカー、ミニバン、全部 Out of 眼中 です。(汗)
そんな訳で、ある時期から輸入車しか選択肢が無くなりました。
<15台目:2016年6月~2016年10月>
「アルファロメオ 4Cスパイダー」
S2000で知ったオープンエアーの楽しさを、また感じてみたくて買った車。
もう一度S2000を買おうかなんて事も考えましたが、同じ車を買うのも悔しくて……。
そんな時、低走行の、登録したばかりの中古(新古?)車を見つけました。
東京のアルファロメオ ディーラーに見に行ってみると、実は中古車ではなく、未登録の新車でした。
アルファロメオは、展示車として店側が購入した車を6ヶ月経ったら売却しなければならないルールがあるとのことで、「新車だけど中古車の価格でいいから買ってくれ」と言われました。
ジュリアもそうですが、こんな商売をしていたらリセールが良くなるわけないじゃん。(ま、安く買えた私が文句を言う筋合いはないのですが)
車そのものは、カーボンバスタブシャーシの恩恵で非常に軽く、大変楽しい車でした。
ただ、ほぼ直管のマフラーから発せられる爆音はご近所迷惑であり、泣く泣く手放しました。
もし3ペダル(=MT)で、自分でクラッチコントロールできれば、アクセルをふかさなくてもクラッチを繋げられるので、手放さずに済んだのになぁ。
<16台目:2016年10月~2017年5月>
「ポルシェ ケイマン GTS(981)」
実は、この車の前に 718ボクスターSの新車を発注していました。
ただ、ポルシェJapan? ポルシェAG? どちらの思惑か知りませんが、PDKモデルの生産が優先され、私の発注したMTの生産枠はなかなか決まりませんでした。
担当セールスに生産時期を訊いたのを、私がしびれを切らしたと勘違いしたのか、認定中古車のケイマンGTSを勧めてきたのです。
個人的にフラット4はSUBARUで散々経験しており、フラット6、それもGTSならば渡りに船、その提案を受けました。
4Cに比べて低重心な事など、スポーツカーとしての資質はさすがはポルシェと思いました。
また、車としての出来も素晴らしく、イタリアンな品質な4Cと違って高品質、実用性だってトランク容量など一線級のスポーツカーとは思えないくらい広いです。
ただ……
あまりに優等生過ぎて、面白くないのです。
ちょっとくらい欠点があってもいいから、突き抜けたものが欲しかった。
あと、やっぱりオープンが良かったなぁ、と。(もし、勧められたのがボクスターGTSだったら、今でも乗っていたと思います)
<17台目:2017年5月~ >
「ロータス エキシージ ロードスター」
あまりにも優等生過ぎたのがケイマンなら、欠点だらけだけど一際楽しい車がこの車です。
ポルシェを愛する人は、きっとロータス クオリティと揶揄される品質には我慢できないでしょう。(あ、私もポルシェを愛していますが、ロータスも愛せるのでノープロブレムなのです)
でも、ロータスの軽さは、ポルシェの軽さとは次元が違います。
峠を走るだけなら、絶対、ロータスの方が楽しいですよ!
ロータスへの乗り降りが辛くなるまで、乗り続けたいと思います。
<18台目:2017年9月~2019年12月>
「BMW M5(E60)」
M5を買ったのは、後悔しない人生をしたかったから。
それまで病気とは無縁の生活をしていたのですが、3年前、入院、手術を経験しました。
人生、いつ死ぬかわからない。
だったら、今を後悔しないように生きようと思い、昔から憧れていたM5を購入することにしたのです。
購入したE60 M5のV10は最高でした。(車は重かったけど……)
また、セダンとしての実用性も完璧でした。(燃費は悪かったけど……)
この車を手放すとしたら、SMGに関わるトラブルに悩まされた時だろうと思っていたのですが……
満タンで200kmを走れなかった時、M5への思いが萎えてしまいました。
今だったらガソリン代が安いから手放そうなんて考えなかったかもね。
<19台目:2018年2月~ >
「ポルシェ 911 カレラ2(964)」
エキシージでバックした時にガードレールにキスしてしまい、カウルがバリッと言う音を立てて割れました。orz
この修理の過程で揉めたこともあって、一時期エキシージを手放そうと思った事があります。
その時は、特に欲しい車は思い浮かばず、それならば“あがりの車”として考えていた“空冷ポルシェ”を買ってしまおうかと考えました。
結局、エキシージへの思いが無くなることは無かったのですが、困ったことに、空冷ポルシェへの思いが燃え上がってしまって……。(笑)
性能的には、GT2(530ps)、M5(507ps)、エキシージ(350ps)に比べて、964は250psと大したことはありません。
ですが、味とでもいうんですかね、濃いんですよ。
964は飛ばさなくても楽しいです。(それに、他の車の様には飛ばせませんけどね)
“あがりの車”ですので、免許返上するまで乗り続けたいと思います。
<20台目:2020年1月~ >
「アルファロメオ ジュリア クアドリフォリオ」
M5の極悪燃費に耐え兼ね、箱替えを決意し、その対象となったのがジュリアでした。
4Cスパイダーのところでも書きましたが、ジュリアも同様、年内に売却しなければならない状態の車を購入しました。
ジュリアは試乗車でしたのでれっきとした中古車でしたが、登録から6ヶ月経過しただけの1200万円の車が600万円台ですから爆安です。
こんな売り方していたら、リセールがいいわけないですよね。
購入直後は、M5の運転の仕方、マニュアルモードでの運転を、ジュリアでも行っていましたが、最近は完全に車任せのATモードでの運転になっています。
折角、フェラーリ由来のエンジンを積んでいるのに勿体ない。(汗)
ジュリアは、M5より燃費は良いのですが、燃料タンクが58ℓと小さいので、意外と航続距離は短いのが気に入りません。
出来れば長く乗り続けたいのですがねぇ。
愛車遍歴を書き始めたら20台もありました。
出来れば、愛車遍歴はそろそろ打ち止めにしたいですねぇ。(汗)
書き進めていったらあまりに長くなる感じだったので、4回に分けて書きました。
一度に読めとは言いません。
暇なときにゆっくり読んでくださいな。(笑)