昨日のブログでもちょこっと触れましたが、現在、プータロー状態の為、暇つぶしにネット三昧の日々です。(TVは、ワイドショーのコメンテーターにツッコミ入れたくなるので、見るのやめました)
ネットと言っても、車変態が見るのは限られています。
もちろん、見るのは車関係の記事くらいなのですが、そう頻繁に新しい記事が更新されるわけでもなく、早くもYouTubeの動画くらいしか見るものが無くなってきました。
ただ、YouTubeには、山ほどの動画が登録されていますので、いくらでも未視聴の動画が見つかりますから、暇つぶしにはもってこいですね。(笑)
そんな中、面白かったのがこの動画です。
【頭文字Dの高橋啓介RX-7 】土屋圭市と五味やすたかがRX-7とRX-8でマツダのロータリーエンジンを80分フル堪能!五味さん、強化クラッチに悪戦苦闘?!CARPRIMEヴィンテージタイムス
(←タイトル、長過ぎるんですけど…)
やっぱ、RX-7(FD3S)は良いっ!
スタイリングもそうだけど、あのコックピットも最高でした!
私の乗っていた FD は、シーケンシャルツインターボのセカンダリー側が死んでいたので、第一印象が良くなく、その所為で短期間で手放してしまったけど、この動画を見ていたら、また欲しくなってしまいました。
あと、動画の中で出てきた FD はイエロー(まー、高橋啓介に寄せてるんでしょうが)でしたが、イエローだと映えますね!
私の FD はホワイトだったので、今一つ派手さが無かったんですよねー。
当時は販売店のショップが「白は一番人気ですよ!」と言うので、ホワイトの車を買ったのですが、もっと変態カラーだったら、もう少し乗っていたかもなー。(笑)
FD は GT2と入れ替わる形で売却したので、その選択については後悔はしていませんが、もう少し楽しみたかったです。
この動画では、RX-7(FD3S)の他に、RX-8も取り上げていました。
RX-8が登場した時、ちょっと失望したんですよねー。
FDが、開発者の拘りをヒシヒシと感じられた車だったのに、RX-8では「台数を売る為には拘りも捨ててしまうのか!」と思ってしまったんですよね。
一番の失望は、4ドアになってしまった事。
当時、アメリカでは、スポーツカーに対する保険料が高くなってしまい、純粋なスポーツカーでは数が見込めなくなった為、4ドアとすることで保険料を安くしようとしたわけです。
ただ、それだったら、真っ当なスポーツセダンを作れば良かったんじゃないの?
流麗なスタイリングを失ってもなお、低い車高に拘る意味なんて無いのでは?
そんな事を、当時の私は考えていたのです。
しかし、今ではそんなRX-8には、開発者の熱い思いが込められていたという事が分かってきました。
どんな手を使ってでも、ロータリーエンジンを作り続けたい。
マツダのエンジニアはきっとそう考えていたのでしょう。
当時のマツダはフォードの傘下にあり、自由な開発が出来る環境にはありませんでした。
フォードにしてみれば、他のエンジン、他の車種との共通性のない車の生産などやめてしまいたかったに違いありません。
そんなフォードの承認を得る為にやった事……
リアシートの居住性を確保したい、でもスポーツカーの命、軽さは維持したい……その結果生まれたのが、ギリギリまで寸法を詰めても乗り降りがしやすい観音開きのドアでした。
燃費の改善は、FDのターボから、RX-8ではNAに変更、同じ13Bを名乗りましたが、排気もサイドポートにするなど RENESISと名付けられたエンジンは、ある程度の燃費向上を果たしました。
そして、そのエンジンは9000rpmまで回り、NAながら 250psを絞り出すという、超高性能エンジンだったのです。
このスペック、ホンダのS2000と同じですよ!
その昔、FD乗りの会社の先輩が行っていました。
「ホンダのVTECがモーターの様に回るだって? レシプロエンジンがロータリーに敵う訳無いじゃん」
そう、構造上、回転運動をしているロータリーエンジンにこそ“モーターの様に回る”という例えが相応しいのです。
動画の中で、土屋さんと五味さんが、「ロータリーエンジンは、マツダの宝じゃない、日本の宝だ!」と言っていました。
ホント、そうですよね!
ロータリーエンジンを積んだ車を、後世にも残していく……日本政府も“機械遺産”を残す施策を考えてもいいのではないかと思うんですがね。
まぁ、新しい車を売らんがために、旧い車の税金を上げるような事を考えているようじゃ、ロータリーエンジン搭載車は“燃費の悪い”、“環境を破壊する車”くらいにしか考えていないんでしょうね。
程度のいいロータリーエンジン搭載車はどんどん海外に流れていき、国内市場から姿を消していくでしょう。
でも、スクラップにされるくらいなら、その方が良いかもしれない。
もしかしたら、ロータリーエンジン搭載車は、空冷ポルシェ並みに高騰するかもしれませんね!
Posted at 2021/02/04 23:40:45 | |
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