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タケラッタのブログ一覧

2019年06月05日 イイね!

電動化シフトがメーカーに及ぼす影響

昨日のブログで、(比較的)小規模メーカーにまで電動化シフトを強いるのは良くないのではないか? と書きました。


無論、そのメーカーが電動化に商機(勝機)を見出しているのなら良いのですが……。


規制を満たすために開発リソースが割かれ、結果としてそのメーカーが持っていた特徴的な技術が無くなっていったりしないか?


具体的なメーカー名を言ってしまうと、マツダとスバルです。


これら2社の規模では、単独でEVやPHEVを(主力車種として)開発するのには無理があります。(無論、両社とも電動車開発は考慮している筈で、トヨタとの協力のもとで一定の商品が出てくると思われますが、規制が進むとそれらを主力車種にしていかねばなりません)


私の懸念は、上記2社が、今の三菱自動車のようになってしまわないか? というものです。








三菱の場合は、リコール隠しや燃費偽装等のスキャンダルが理由ではあるものの、ランエボやパジェロといった花形車種の開発が行われなくなり、消滅していきました。(パジェロは消滅予定)



三菱には、それらイメージリーダーカー以外にも、ランサー、ギャラン、ディアマンテという一世を風靡した量販車がありましたが、それらもラインナップから消えてしまっています。


三菱は、ホンダのような派手さは無いものの、昔から確かな技術がありました。サイレントシャフトはあのポルシェも三菱の特許を使用していました。(確か、三菱自動車って他社より東大卒の技術者が多くて、特許もいっぱい出していた)


今は、三菱とは比べられないくらいの大メーカーになっているヒュンダイ(現代自動車)も、初のオリジナルモデル「ポニー」(1975年)の開発には、三菱から車体、エンジン、ギアなど主要な技術を供与しましたし、その後も三菱の車種や、三菱のプラットフォームを使用した車を生産する事で、自動車メーカーとしての現在の地位を確立させていったのです。三菱の技術無くして今のヒュンダイは無いのです。


そんな三菱自動車も今では大半の販売車種をOEMに頼り、最新モデルのデリカD:5も、2007年1月に発売開始した12年超経過したモデルをビッグマイナーを施して継続販売せざるを得ない状況です。



ラインナップ中、歴史ある車名はミラージュのみで、それとて以前からのCセグメントの車としてではなく、2ランク下の車格のAセグメント車として、タイで生産される発展途上国向けの廉価モデルが導入されるという、魅力に欠けたものになってしまっています。(そして、その車も7年間放置されているので売れるわけがない)


三菱自動車最後の砦と思われた軽自動車すら、新型は日産主導の開発となり、三菱は生産を担当するのみ。


今後、誕生するモデルは、3社アライアンス(ルノー・日産・三菱)のコンポーネンツを使ったものになるでしょうから、車単体として見れば、今より魅力的な車が出てくるかもしれませんが、それはルノーか日産の技術によるものでしょう。(あるいはルノー&日産がよく使うメルセデスのものであったり、もしかしたら今後の流れ次第ではFCAのものになるかも)


三菱の技術って何でしょう? 今、一生懸命なのはPHEVでしょうか?


それとて、アライアンス内にEV技術を持つ日産がいる為、要素技術は取り入れられても、三菱主導の車が生まれてくるとは思えない。


三菱が唯一好調なのは東南アジア、ピックアックトラックが好評を得ていますが、これとて日産に手持ちがあるので、今後は統合へと向かうでしょう。



三菱自動車のDNAを持つ車は、今後出てこない可能性が大きいのではないでしょうか。


三菱自動車は、もはや自動車メーカーではなく、他社が開発した車を売る、単なるブランドになってしまうのかもしれません。(あるいは、日産で売る車を生産する、トヨタにおけるトヨタ車体のような下請けメーカーとも言えるかも)


これ、私らのような世代には結構衝撃的な事です。


ギャラン GTO



ランサー ターボ



スタリオン



そこそこ若い車好きでも知っているランエボよりもずっと昔から、熱い三菱ファンはいたのです。


しかし、彼らの愛した三菱自動車の姿はもうありません。


それはとても悲しい事。








翻って、マツダとスバルです。


両社とも車作りに特徴があって、今でも車好きから人気のあるメーカーです。


SKYACTIV だったり、水平対向エンジンやシンメトリカルAWDといったメーカーの独自技術を持っています。(今はラインナップにありませんが、マツダにはロータリーエンジンもある)



スポーツカーも積極的で、ロードスターであったり、BRZ(86)やWRXなどを生産しています。



でも、両社とも、限られた予算&開発リソースを、選択と集中していった末に今のラインナップになっているのです。


ここから電動化のために予算&開発リソースを割かれたら―――何かを犠牲にしなければいけなくなるのではないでしょうか?


将来的に、デミオがヴィッツのOEMバージョンになったとして、それはマツダファンの目に魅力的な車と映るだろうか?


トヨタ製直4エンジン+ハイブリッドを積んだスバル車が出てきたら、スバリストが認めてくれるだろうか?


やはり、コアな部分ではメーカー独自の思想や技術が無いとダメだと思うんですよね。


だから、開発能力に余裕のある大メーカーはともかく、小規模メーカーの負担になるような規制は良くないと思うのです。(前述のとおり、規制による効果は懐疑的なので)


どうせ国が動くのなら、国策として全国内メーカー共同で電動化技術を研究開発するプロジェクトを立ち上げて、他国のメーカーに対して競争力を持たせるとかすればいいと思うんですけどね。(もっとも、ルノーとアライアンスを組んでいる日産、三菱を含めるのは難しいか)
Posted at 2019/06/05 19:48:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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