最近の車は、電子制御は欠かせなく、多かれ少なかれコンピュータが使用されていますよね。
まず、エンジンの燃料噴射装置の制御辺りから始まったんでしょうけど、次第に駆動系との統合制御になり、姿勢制御、危機回避制御と広まっていき、技術的にはもはや自動運転も可能な程です。
メーターパネルも、昔はアナログメーターばかりでしたが、デジタルパネルの登場(初代ソアラでしたっけ?)で電子化が始まり、今ではマルチインフォメーションディスプレイを備えた車も増えてますよね。
そして極め付きが、ラスベガスで行われた世界最大級の家電ショー「2014 International CES」において、アウディが公開した次期「TT」に搭載するバーチャルコクピットです。
次期TTではメーターパネルをフルデジタルで描画するバーチャルコクピットを搭載。このメーターパネルでは、タコメーターとスピードメーターの直径を可変でき、メーターパネル全体にメニュー表示やマップ表示、クルマの各種情報表示が行えるようになっている。
というわけで、メーター直径最大
ちっちゃくなっちゃった!(←マギー審司風に)
このメーターパネルの描画にはNVIDIA製品(Tegra 3)が使われています。
(この辺が気になるのは職業病でしょうか?)
このNVIDIAの社長兼CEOであるジェンスン・ファン氏が言った言葉が
「クルマはとても大きなモバイルコンピュータだ」というものです。
----------------------------------------------------------------------------
2014年のCESにおいて、強烈な存在感を見せつけた自動車メーカーが独アウディだ。基調講演にはじまり、プレスカンファレンス、世界初公開のコンセプトカーやフルグラフィックス表示のコクピット展示、そして自動運転駐車デモなど、さまざまな電子技術を用いたクルマの未来を描き出していた。
そのアウディの電子技術を支えていたのが、NVIDIAのモバイルプロセッサであるTegraシリーズ。フルグラフィックスのコクピット展示には「Tegra 3」が使われ、さらにアウディが顧客向けにリリースする10.4型タブレット端末「Audi Smart Display」には「Tegra 4」が使われ、アウディの自動運転技術「パイロット ドライビング」には、CESの期間中に発表された最新モバイルプロセッサ「Tegra K1」が使われるという。
----------------------------------------------------------------------------
その昔、ドイツの自動車メーカーは電子制御を信用せず、制御機構を付けたとしても機械制御だったのですがねぇ。
どんどん電子化されるのは時代の流れでしょうけど、自動車そのものが白物家電化しないことを望みます。
Posted at 2014/01/31 20:58:33 | |
トラックバック(0) |
新車情報 | 日記