本日は一日中雨の予報が出ていた筈ですが、結局 降り始めたのは18時頃でした。
しかも、午前中はお日様が出るという予想外の天気。
みん友さんに「昨日乗れなかったGT2に乗れる」的に言われましたが、午前中は親父のサポートがあるので、GT2ではなくジュリアの出番となりました。
もっとも、午後も18時近くまで降られなかったので、GT2出せましたね。(汗)
さて、そのジュリアに関しては「ECUチューニング」を考えていると、以前にも
ブログ内で触れた事があります。
その時は、今のジュリア弐号機を購入した CARBOX横浜で、付き合いのあるショップさんにECUチューニングを依頼できると言われ、今後もCARBOXさんでメンテをしてもらうつもりでいるし、好都合と思っておりました。
ちなみに、CARBOXさんとお付き合いのあるショップはと言うと、“
THREE HUNDRED”というところでした。
HPを見てみると扱い車種はアバルトのみの様ですが、CARBOXさんの依頼を受けて他の車種でもデータを吸いあげて修正しているようです。
それって完全なオーダーメイドじゃね?
まあ、当然“現車合わせ”になるし、希望にも柔軟に対応してくれそうではありますが、それって割高にならないか?
そんな訳で、ECUチューニングをしたいと思いつつ、イマイチ決心が出来ずにいたところ、とても魅力的な話が飛び込んでまいりました。
クレフさんの「
デジテック・コンピュータチューニング・キャンペーン」です。
昨日、964の12ヶ月点検の為に車を預けに行ったついでに、デジテックについても話を聞かせて頂きました。
キャンペーン内容は消費税分をOFFして頂けるとの事。
で、ジュリア・クアドリフォリオの価格は 約25万円らしい。
あれっ、それって安くない?
確か、
My GT2をCOBBのアクセスポートでチューンした時、正規価格では約45万円だった気がしますが。(ただ、テスト車両の提供って事で、無料で施工してもらえちゃいましたけど…)
ECUチューニングの相場が分からないので、ネットで調べてみる事にしました。
手っ取り早く、アルファロメオ系を扱っている
TEZZO のHPで ECUチューニングの価格を調べます。
TEZZO の ECUチューンは DTTと言うもので、ドイツ・Digi-Tec(デジテック)の製品をベースに、TEZZOのノウハウを加えたものの様です。(DTTとは Digi-Tec by TEZZO の略)
そっか、TEZZO もデジテックだったな。
TEZZOのHPにある車両一覧から抜粋すると……
車種 | グレード | スタンダードDigi-Tec UP値 | DTT UP値 | 販売価格(税抜) |
アルファロメオ 156 | 2.0 TS | 12ps | 13.2ps | ¥88,000 |
GTA 3.2 | 20ps | 22ps | ¥98,000 |
アルファロメオ4C | 1.75 | 37ps | 40.7ps | ¥200,000 |
アルファロメオ ジュリア | スーパー | 200ps→95ps up | ¥176,000 |
ヴェローチェ | 280ps→30ps up | ¥176,000 |
クアドリフォリオ | 510ps→41ps up | ¥255,200 |
世代により価格に開きがありますね。
まあ、ECUチューンは 所詮はデータです。
開発が完了していれば もうコストは掛かりません。
既に開発費の回収が終わっていれば、後は売れた分だけ利益になりますので、価格を下げてでも販売数が増える方が良いですからね。
あとは、馬力アップ幅が大きい方が高価格を付けやすいようです。
2.0ℓでも 2.9ℓでも開発コストは大して変わらない気がしますけど……
ちなみに、ジュリアの「スーパー」と「ヴェローチェ」は両方とも直4 2.0ℓターボで、カタログ値のパワー差はチューニングの違いです。
DTTによるパワーアップ幅は大差(95ps と 30ps)が付いていますが、実際には両方とも300ps前後になるので、DTTとして最適化したらこうなっちゃったって感じですかねー。(991.2 のカレラ と カレラS もそんな感じだった気がする)
ところで、他はオリジナルの Digi-Tecよりも DTTの方が優れていると自慢するが如く Digi-Tec と DTT のパワーアップ値を並べているのに、ジュリアは1つしか値の表示が有りません。
これは抜粋だからと言う訳ではなく、TEZZOのHPを見ても アルファロメオの歴代モデルや、フィアット、アバルト、そして フェラーリや ルノーに至るまで Digi-Tec と DTT の値を並べており、1つしか表示されていないのは ジュリアとステルヴィオのみです。
もしかして、ジュリア系はDTTとしての製品は無く、Digi-Tecのままなのでしょうか?
これは聞いてみるしかないでしょう!
と言う訳で 横浜市都筑区にあるショールーム「TEZZO BASE」に電話します。
タケ「もしもし、ジュリア・クアドリフォリオのECUチューニングを考えています。 DTTについて質問したいのですが、こちらの電話で宜しいでしょうか?」
女性「はい、大丈夫です」
タケ「HPを見ると、ジュリアだけ Digi-Tec と DTT の2つの数値が無いのですが、これは Digi-Tec製そのままという事でしょうか?」
女性「少々、お待ちください……(保留音)……お待たせしました。DTTで開発したものです」
タケ「Digi-Tec のHPだと、ジュリア・クアドリフォリオは 60ps upとなっています。DTTが41ps upなのは ピークパワーを追わずに低中速寄りのセッティングをしたのでしょうか?」
女性「少々、お待ちください……(保留音)……使い勝手を考慮した結果との事です」
タケ「Digi-Tec オリジナルチューンだと、信頼性にリスクがあったりするのでしょうか?」
女性「少々、お待ちください……(保留音)……」
あのー、毎回 保留して聞きに行くんなら、始めから分かる人に替わりなよ。(汗)
男性「お電話変わりました。ジュリアのDTTでしたね? これは、使い勝手を考慮したチューニングです」
それはもう聞いた。
タケ「Digi-Tec オリジナルチューンに対してスペックを落としている理由は何ですか?」
男性「クアドリフォリオはカタログスペックで 510psありますから、ピークパワーに拘る必要は無いと思います」
それは顧客が判断するから。
そして、顧客が判断するための情報を寄こしやがりなさい!
タケ「Digi-Tec オリジナルチューンよりも低中速を重視したという事ですか? それとも Digi-Tec オリジナルチューンだと、信頼性の問題があったりするんですか?」
男性「使い勝手を考慮し、このようなチューニングとなっています」
なんか、回答に切れが無いなー。
それがTEZZOの考える最適解なら、もっと堂々と主張しなよ。
タケ「私は正規輸入車のATから、2018年に生産終了した本国仕様のMTに乗り換えました。ATの時はトルコンだったのでダイレクト感が乏しい分 エンジン特性は然程気になりませんでしたが、MTだと3000rpm以下がイマイチで…」
男性「そうですか? うちにくるお客さんは ATの出足を速くしたいと言って来ますけど。皆さん DTT施工後は満足して頂いています」
あー、なるほどねー。Digi-Tecオリジナルに対してジュリアのDTTはよりAT向けのセッティングになってるんだな、きっと。
だとしたら、おいらの MTジュリアは Digi-Tecオリジナルの方が良さそうです。
ま、お値段も消費税分のOFFは大きいですし。
あ、そうだ、値段と言えば、CARBOX経由で THREE HUNDREDに頼む場合はおいくら万円なんでしょ?
CARBOXの担当に電話して聞いてみたところ、既に一度、CARBOXのお客さんで ジュリア・クアドリフォリオのECUチューニングを行っていたそうです。
お値段的にデジテックと大差なかったのですが、やはり消費税分のOFFは大きい。
これは、クレフでのデジテック施工で決まりかなー。
Posted at 2021/06/28 01:47:15 | |
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