大黒PAに向かって湾岸線を走っている時、何やらクラシカルな青いクルマに目が留まりました。
自分自身、それなりに自動車には詳しいと自負はしていましたが、走行中にチラッと見ただけでは、その車の正体が分かりませんでした。
「じっくり見ることは出来なかったけど、日曜日にココ(湾岸線)を走ってるって事は、きっと大黒PAに向かっているんだろう」
そう思って、並走は諦め、大黒PAへと向かいました。
さて、大黒PAについてみると……あれっ、お知り合いの車が見当たらない!?
ザっと見た感じ、見慣れたポルシェは皆無。
いつもの場所に、クラシックな2台をようやく見つける事が出来ました。
私が停めた直後くらいに、Sさんのアルピナがメガーヌの横に並びましたが……
こんなに天気が良いのに、出席率が悪いぞ!(←いや、大黒集合は義務じゃないですから……)
さて、話は前後しますが、アルピナのSさんがやって来るちょっと前、クラシックな2台でいらしていた SさんとNさんが何やらざわついています。
何だろう? と思ってお二人の視線の先に目をやると……
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
(既にカウンタックが “アウト・オブ・眼中” になっているところが、我ながら車変態だなぁと思う)
大黒PAに向かっている途中で見かけた青いクーペがやって来ていました。
お二人はこのクルマをご存じだったようですが、やはりお二人にとっても珍しい車だったようで、車を興味深そうに見ています。
私が「この車は?」と尋ねると、アルファ・スパイダーの Nさんが教えてくれたのですが……
「Dinoだよ」
えっ、ディーノ?
もちろん、フェラーリのディーノでない事は一目瞭然。
ディーノにはもう一台、同じエンジンを搭載した、フィアット版のディーノがあるのですが……
明らかに別の車だよなぁ……
そもそも、フェラーリのディーノも、フィアットのディーノも、両方ともピニンファリーナだった筈ですが……
このクルマ、ベルトーネなんですよねぇ。
とは言え、ボンネットにフィアットのエンブレムが付いているので、フィアット・ディーノである事に間違いない。
つーか、エンブレムだけじゃなく、トランクリッドには車名もしっかり入ってるし。
頭の中がパニックになりかけましたが、改めて車のスタイリングを見直してみたら腑に落ちました。
何かに似てますよね?
このラインとか、旧車好きなら見覚えがある人もいるんじゃないかな。
そうです、いすゞ117クーペですよ。
117クーペのデザインはジウジアーロで、ベルトーネじゃない筈と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、ジウジアーロはかつてベルトーネに在籍していたのですよ。
そして、カロッツェリア全盛の頃のイタリア車は、クーペとオープンが違うデザイン(違うカロッツェリア)のボディという事も結構ありました。
つまり、フィアット・ディーノは、スパイダーがピニンファリーナで、クーペがベルトーネ(ジウジアーロ)だったんですね。
改めてこの車のフロントマスクを見ると、丸形4灯ヘッドライトの処理が 117クーペと同じイメージがあります。
今回、大黒PAには お知り合いがあまりいらしていませんでしたが、珍しい車が見れて大満足でした。
あ、そうそう、ディープな車変態向きではない、メジャーなスーパーカーもいましたよ。
フェラーリF40 や カウンタックよりも、フィアットに萌えるとは……我ながら車変態極まれりって感じがする。(汗)
Posted at 2022/11/28 23:17:49 | |
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大黒PA | 日記